21.人間の街イルス②家の購入
役場で市民権を得て、
イルスの大通りを街の中心に向かって歩いて行く。
大通りは広く、馬車や荷車を引いた人も大通りを走っている。
走っている人も結構いるが、
街を眺めながらなので徒歩が丁度いい。
ソフィ:「お腹空いたからご飯にしようよ。」
アイ:「そういえばもうお昼ね。」
総司:「そうね…。」
アイ:「総司君も元気だそうよ?」
総司:「そうね…。」
ソフィ:「揉めるなら私かアイさんかと思ってたけど、
まさかの総司君だったねー。」
アイ:「別に揉めた訳じゃないよね。仕方ない事だよ…。」
総司:「そうね…。」
アイさんが心配そうに僕の頭を撫でている。
アイ:「あ、あそこでワッフルみたいな食べ物が売ってる。
美味しそうだから買ってくるね。」
アイさんが露店に走っていく。
マリカ:(なんかごめんね…。)
総司:(マリカさんが悪い訳じゃないし…。
ちょっと女性寄りになったけど、元々こういう顔だったし…。)
アイ:「買ってきたよ。総司君。はい。あ~んして。」
アイさんが僕の口にワッフルを持ってくる。
僕はそれを食べる。結構美味しい。
アイさんが気を遣ってくれている。
不貞腐れてても仕方ない。
アイさんに気を遣わせちゃダメだね。
総司:「うん。美味しい。もう大丈夫だよ。ありがとうね。」
アイ:「良かった。」
笑顔で答えるとアイさんも笑顔で答えてくれた。
アイ:「ソフィさんも、はい。」
ソフィ:「美味しいね。でもこれだけじゃ足りないなー。」
アイ:「他にもいろいろ露店があるから、
お昼は露店で美味しそうな物を、適当に買って済ませよう。
午後は家を買って、また役場に行かないといけないしね。」
ソフィ:「そうだね。そういうのもいいね。」
露店は軽食が多い。
城門から入った旅人や商人を対象にしているのかもしれない。
肉串、串揚げ、揚げパン、ドリンク類、いろいろある。
適当に美味しそうなものを歩きながら食べていく。
アイ:「あれアイスじゃない?
アイスはまだ作ってないし、食べてない。
盲点だったなー。買ってくるね。」
ソフィ:「アイス?」
総司:「アイスか!良いね!美味しいから期待していいよ。」
アイさんがアイスを買ってくる。ジェラートっぽいアイスだ。
ソフィ:「冷たい!でも美味しいね!」
総司:「久しぶりだ~。やっぱり美味しいね。」
マリカ:(確かに盲点だったね。
冷却の魔法で凍らせるだけで、すぐに出来るし。)
アイ:「うん。美味しい!
これからは食事にアイスも付けられるね!」
ソフィ:「満足満足。美味しい物でお腹いっぱい。旅っていいね!」
確かに楽しいが、僕達は一般的な旅人ではない。
お金と安全と持ち物の心配が無いのは相当に恵まれている。
歩いて移動しているが、街並みにあまり変化はない。
上空から見て、かなり大きい街なのは分かっていた。
歩いていたらなかなか中心街には着かない。
総司:「街並みを見るのも楽しいけど、
中心街の方で家を買った方が良いだろうから、走って行こうか。
歩いていたら中心街に着くのは夕方になっちゃいそうだし。」
アイ:「そうだね。」
三人で大通りを走る。
飛ぶわけじゃないし、それなりに速く走っても大丈夫だろう。
しばらく走ると街の雰囲気が変わってきたので、
少し速度を落とす。
総司:「この辺はもう中心街かな。
立派だけど全体的に古い建物が多いね。」
アイ:「そうだね。大きな建物も見えてきたし。」
ソフィ:「大きい街だね。
あの大きな建物の先にも、同じ様な街並みがあるんだよね。」
総司:「ザウルと規模は違うけど、都市構造は一緒だよね。
大通りはちゃんと広く真っすぐだし、
最初からデザインされて都市が作られてる感じがする。」
アイ:「そうだね。
先進的な知識を持った人が最初にいたんだろうね。
規模からしてイルスが先でザウルがそれを真似たのかな。」
マリカ:(これだけ広いと家を選ぶのも大変じゃないか?
適当に選ぶにしても、
何も考えないで選ぶわけじゃないんでしょ?)
総司:「この街に住む…んだよね?少なくとも一時的には。
目的を設定した方が良いよね。」
アイ:「そうだね。
全然計画通りに行かないから、失念してた…。」
ソフィ:「人が多い所で生活してみるのも経験した方が良いよね。
これまでのペースだと、数年で世界一周しちゃいそうだし。」
アイ:「そうね。少なくとも一か月は滞在するつもりで選ぼう。
それと人が増えても問題無い様に、
それなりに広い敷地の家にしようね。」
総司:「とりあえず建物は古くてもいいよね。
後で何とでもなるし。」
アイ:「今後のことも考えて、
貸家じゃなくて購入できる物件にしよう。」
マリカ:(不動産屋もいくつもあるだろうし、
また三人バラバラでお店に行ってみる?)
アイ:「うーん…。
それ、あんまり良い思い出がないけど、効率は良いよね。
そうしようか。」
総司:「集合は逆の東の大通り側にしようよ。
中心側の大通りの入口はどう?」
ソフィ:「いいよ。」
アイ:「それなら探すのと移動も考えて、二時間後に集合ね。」
総司:「僕は東の大通りで探すね。」
ソフィ:「私はこのまま西の大通りで探すよ。」
アイ:「それじゃ、私は南だね。」
僕達は各々別行動で不動産屋に向かう。
僕は東側なので、走って東側の大通りへ向かう。
西と南はそれぞれ人間族の街に近い方向だから、
物流が多く人も多くなり、良い物件の空きは少ないと思う。
逆に揉めそうな大森林が東側だから、
良い所でも空きが有りそうだし、
今後のことも含めて良いと思うんだよね。
東の大通りへ着くと、予想通り西の大通りに比べて人は少ない。
西側では見かけなかった他種族も少しだけど見かける。
総司:(とりあえず東門の方へ向かって小走りで探してみるね。)
マリカ:(細かく見る前に何軒か店に入って、
張り出してる物件数が多いところで話をしよう。)
総司:(そうだね。)
三軒回って、明らかに物件数が多かった不動産屋に入る。
もう他を見る必要が無いくらいに違いがあった。
お店には40代くらいの男女がいる。夫婦だろうか。
総司:「こんにちは。
ここは他に比べて物件数がとても多いですね。」
女性:「いらっしゃいませ。
ここは他の不動産屋の物件の情報も紹介しているんですよ。」
なるほど。紹介した分、仲介料を取ったりして儲けてるのかな?
僕達は金額を気にしないで選ぶことが出来る。
物件数が多い分、ここが最適だろう。
総司:「なるほど。だから多いんですね。僕は家を探してます。
今は三人ですけど、今後増えることも考えて、
それなりに広い家が希望です。
改装しますので、貸家ではなく購入できる物件が希望です。
改築も可能ですので、建屋は古くてかまいません。
それと、金額に関しては、ひとまず上限を設けずに、
周辺の環境も踏まえた上で、
いくつか良い物件をご提案頂きたいです。
僕と別に二人も別の不動産屋を回っています。
最後に三人で話し合って決めたいと思っています。」
女性:「承りました。失礼ですけど、市民証はお持ちですか?」
総司:「はい。」
女性:「拝見させて頂いてもよろしいですか?」
総司:「どうぞ。」
僕は店員の女性に先ほど発行してもらった市民証を渡す。
女性は少しビックリした顔をして、
男性と話をしてから市民証を返してきた。
女性:「ありがとうございました。」
男性:「商人とのことですが、
購入する家を店舗として利用することも考えていますか?」
総司:(う…。そういえば、そういうことも
話しておいた方が良かったね。)
マリカ:(一階は店舗に利用できる方が良いな。
そういう選択も大いにありえると思う。)
総司:「そうですね。後で改装も可能ですが、一階を店舗にして
商売をすることも視野に入れて選びたいと思います。」
男性:「だとすると大通りに面した土地が良いでしょうね。
少々お待ちください。」
男性がファイルをいくつか集めて、中身を流し読みしている。
女性:「私はアガサと言います。こちらは亭主のシモンです。
総司さんはお若いのに、ずいぶんとしっかりされていますね。
失礼ですが、最初はどこかのご令嬢かと思ってしまいました。
市民証を見て男性と知ってビックリしましたよ。」
なるほど。女性が接客で男性が実務を担当する役割分担なのかな。
待っている間の暇つぶしに会話に誘ってくれているみたいだ。
総司:「シモンさん、アガサさん、よろしくお願いします。
性別ですが、ほぼ毎回間違えられていますので、
失礼という事は無いです。
逆に、一目で男と分かってもらえる方法が
あったら知りたいです。
髪は事情があって短くは出来ませんが、
服装などで違和感なく
見た目で伝えられる方法ってありますかね?」
僕の言葉が聞こえたのかシモンさんも僕の方を見ている。
しかし、良い考えが浮かばなかったのか
再びファイルに目を落とした。
アガサ:「珍しい悩みですけど、そうですね…。
服装は男性っぽい恰好をすでにしていますしねぇ。
いっそ上半身は裸にジャケットとか…。」
総司:「流石にそれは…。」
アガサ:「そうですよね。全然似合わないですね。
変なのが寄って来ても良くないですよね。
簡単そうでなかなか難しい問題ですね…。」
失敗した。会話が弾まない内容だったね…。
直近の出来事のせいで、つい聞いてしまった。
アガサ:「服に、男、って刺繍で書いちゃうとか。」
総司:「目立ちそうですけど、
方法の一つとして、どうしてもという時は考えてみます。」
アガサ:「綺麗なお顔で羨ましいですけど、
男性だと、そういう悩みもあるんですね。」
この話はもう良いだろう…。自分で振っておいて申し訳ない。
総司:「話は変わりますけど、ここから更に東の大森林に
狐人族と長耳族が住んでいると聞きましたが、
なにかご存知な事はありますか?
例えば最近起きた揉め事とか。」
アガサ:「揉め事があったとは聞いた事は無いですね。
変わらずお互い不干渉な状態だと思います。」
まあ、確かに揉めてたら、
もう少しピリピリした雰囲気になっているか…。
総司:「ここ数年で常備兵の数が増えているという話も
聞きましたけど、関係はしていないのですか?」
アガサ:「雇用政策だと聞いています。
前領主は歳費を抑える方向、
今の領主は歳出を増やして経済を回す方が良いとか
言っているそうですね。
詳しい事はわかりませんけど。」
なんか全然違う話に思えてきたな…。
事実は一緒だけど、目的が全然違う。
そう思わされているのか、どちらかが勘違いしているのか。
総司:「他種族に不利な規則に変わったと聞きました。
理由を知っていますか?」
アガサ:「人が増えてきましたからね。
みんなが仲良く出来るのが一番ですけど、
それが難しい場合は優先順位を付けるしか無かったのだと。
そう理解しています。
古くからこの街に住んでいる他種族は市民権を持っていますし、
無い方は、まだ余裕のあるザウルやヤルザに移住した方が
結果として良いという事もあるでしょうから。」
そう言われると確かにありえる選択に思える。
同じ事実でも、外から見て考える事と、
内から見て考える事はこんなにも違う。
総司:「とても勉強になりました。
お答え下さり、ありがとうございます。」
アガサ:「いえいえ。総司さんは勉強熱心ですね。
商人はそういう話は重要ですものね。
私の話程度でも参考になっていたら嬉しいです。」
シモン:「要望に沿った物件を3つ選びました。
コピーを取ったから、持って行って良いですよ。」
総司:「ありがとうございます。
一旦持ち帰って検討させて頂きます。」
頂いた物件情報を見てみると、どれも良さそうな物件だった。
僕は店を出て集合場所へ向かう。
シモンさんとアガサさんのお蔭で速やかに目的を果たせた。
マリカ:(アガサさんの話は参考になったね。
私も考えさせられたよ。)
総司:(ね。僕も思いもしなかった考えだった。
真実かは置いておいて、広い視野が大事だなって思ったよ。)
マリカ:(素直に受け止められる総司も偉いぞ。)
総司:(そう?ありがとう。)
集合場所に着いたが、まだ誰も来ていない。
マリカ:(ちょっと早かったな。
みんなが集まったら、ゆっくり出来るように
会話しやすそうな喫茶店でも探しながら待とうか。)
総司:(そうだね。)
丁度いい喫茶店を見つけたところでアイさんが来た。
総司:「お疲れ様。」
アイ:「総司君もお疲れ様。」
こういうのも良いな。
僕を見つけて笑顔で走って来てくれるアイさんを見てそう思った。
総司:「ソフィさんが来たら喫茶店で話そうか。
あそこにある店が良さそうだよ。」
アイ:「先に着いて探しておいてくれたんだね。」
アイさんと会話しているとソフィさんが猛スピードで走ってきた。
ソフィ:「待たせちゃったかな…。」
総司:「大丈夫だよ。話はあそこの喫茶店でしようよ。」
三人で喫茶店に入る。
メニューにケーキがあったので、ケーキと紅茶を頼んだ。
ソフィ:「この街は甘いものが多くて良いね。」
アイ:「そう言われてみるとそうだね。」
総司:「物件だけど、どうだった?
僕はこの3軒を選んで貰ったよ。」
物件情報のコピーを出して二人に見せる。
ソフィ:「う…。私はこういうの貰ってないな…。
最初に行ったお店では口説かれて面倒だったから
すぐに出たんだけど、次も似たような感じでさ…。
女性店員の店が良いって気が付いて、
そこでやっとまともに会話が出来たんだよね…。」
アイ:「私はそういうの無かったね…。
物件情報だけど、私は自分でメモしたよ。
私も3軒選んできた。」
アイさんもメモを出す。
とりあえず、6軒分の情報をみんなで見る。
ソフィ:「良い物件を選んで貰って、その場所は聞いてきたよ。
後でみんなで見て回るかと思って…。」
総司:「それで全然良いと思うよ。
その前に、確認したいんだけど、
この街に滞在中は商売ってする?
一応商人ってことでこの街に滞在するわけだけど。」
アイ:「そうよね。私もせっかく買うんだから、
私達が居ない時でも維持してくれる人を雇うか、
人魚の誰かにお願いして来てもらうかして、
拠点に使える様にした方が良いかなって思ったの。
だから、一応大通り沿いの物件にした。」
総司:「うん。僕も大通り沿いを選んで貰った。」
ソフィ:「私もそう思ったけど、西の大通り沿いは
空きが無かったんだよね。」
総司:「とりあえず、全部見て回ってみようか。」
アイ:「そうね。時間も無いし、走ってサッと見て回ろう。」
ソフィ:「私は口説かれ損だね…。」
アイ:「まあ、西は通った時に見てたけど、
空いてるところが無かったしね…。」
候補の7か所を全て回り、
東の大通りの中心街に近い建屋に決めた。
南の大通りもやはり人が多く、
空いている物件は周囲に何かしらの問題があった。
西の大通りの場所は大通りから離れていて、
商売をする場合、あまり適さない場所だった。
人が多いところで良い場所は、空きを待つなど必要なのだろう。
決めた家を買いにシモンさんとアガサさんのお店へ三人で行く。
総司:「こんにちは。」
アガサ:「いらっしゃいませ。あ、総司さんでしたか。
お連れのお二人もすごく綺麗な方ですね。」
シモンさんとアガサさんはアイさんとソフィさんを見る。
アイ:「アイです。」
ソフィ:「ソフィアです。ソフィと呼んでください。」
アガサ:「総司さんがお店を出た後にも、
ちょっと考えてみたのですけど、
男性はスカートを履きませんので、
女性はスカートを履けば女性とわかります。
逆にズボンの場合は女性も履きますので、
ズボンを履いていれば男性ということにはなりません。
考えてみると男性だけが着る服の系統ってないんですよね…。
服装で男性と判断出来るようにするのは、難しいですね。」
アガサさんはアイさんとソフィさんのスカートを見ながら
困った顔で言った。
シモン:「私も私なりに考えてみたけど、
良い案は思い浮かばなくてね…。」
アイ:「総司君、そんなこと相談したの?」
総司:「え?うん…。ちょうどあの後だったしね。」
アガサ:「あの後?」
ソフィ:「今日だけでも、見た目と申請書類の性別の違いで、
確認のために城門と市民権の申請の時の二回、
検査で下を触られたの。」
アイ:「城門では周りの人も見てる前だったから
きつかったよね…。」
アガサ:「そうですか…。」
シモン:「それは厳しいね…。」
ソフィ:「そういえば、城門では男性、市民証の時は女性、
どっちが嫌だった?」
アイ:「ソフィさんも突っ込むね…。」
ソフィ:「総司君のことは知りたいからね。」
総司:「変なこと聞くね…。どっちも嫌かなぁ…。
まあ、市民証で公式に書かれたわけだから、
今後は検査される事なんて無いよね。
だからもう良いんだ。」
アガサ:「そういえば、物件は決まったのですか?」
総司:「それです。これに決めました。」
アガサ:「ありがとうございます。
それでは引き渡しのために
一緒に物件を確認に行きましょう。」
総司:「お願いします。」
僕達はさっき見てきたばかりだけど、
必要な事なので、アガサさんに付いて行く。
物件の場所に着き、注意事項や、
周辺の決まりなどを説明してもらった。
お店に戻り、お金を払って権利証を受け取った。
アガサ:「今後もお困りのことがあったら
遠慮なく相談に来てください。
出来るだけお手伝いします。」
総司:「はい。いろいろありがとうございました。」
この後すぐに最寄りの役場に行き、
住所登録をして市民証に記載してもらった。
家主を決める必要があり、
アイさんから言われて僕がなることになった。
ちょうど日も暮れ、ギリギリ今日一日で予定通り住処を得た。
アイ:「さて。これからしばらくの私達の家だね。
明日は改装だよ。ここで何をするかも決めないとね。」
総司:「貴金属、服、装飾品、武器、飲食、道場、
アイさんが居れば何でも出来るから、選ぶの難しいね。」
ソフィ:「私にも出来る商売がいいなー。
今日は特に思ったんだけど、
私は総司君やアイさんに比べて頭を使うのは苦手だね…。
だからって強いわけでも無いんだけどね…。」
総司:「いつもソフィさんには助けられてるよ。
それに頭が良いのは僕じゃなくてマリカさんだからね…。」
マリカ:(私の計画は全然変わっちゃうけどね。)
アイ:「三人いるから、いろいろ上手くいってるんだよ。」
総司:「そうだね。」
アイ:「この家だけど、拠点としての維持も考えて、
人を雇うとかも考えた方が良いかもね。」
ソフィ:「ナギさん達に相談するのもいいね。
人間の街に慣れているだろうし。」
アイ:「そうだね。とりあえず、中に入って夕飯にしよう。
今日からアイスも付けちゃうよ。」
ソフィ:「アイスいいね!」
午前中はいろいろ厳しい事があったけど、
午後はシモンさんとアガサさんという親切な方とも会えた。
明日から本格的にイルスでの生活が始まる。と思う…。




