10.ソフィア
アイさんとマリカさんの戦闘から一週間が過ぎた。
僕は結局そのまま人魚の島にいても大丈夫ということで、
変わらずここで生活している。
シトリンさんとスピネルさんも
翌々日には前と同じように
僕の傍でいろいろと面倒を見るために戻って来てくれた。
ただ、実践訓練の相手は辞めたいという事で、
アイさんと一緒に行動していたソフィさんが
僕の実戦訓練のために一緒に居てくれるようになった。
アイさん一人に働かせているみたいで、とても心苦しい。
他の人魚達も憑き物が落ちたように以前と変わらず、
僕を仲間のように扱ってくれるように戻ってくれた。
ただ、呼び方は君から様に変わってしまったが…。
いつも水辺で遊んでいた人型化が
出来ない人魚達は、人型化の猛特訓を始めた。
挨拶には来てくれるが、遊びに誘われる事が無くなった。
すぐに全員が人型化が可能になるだろうとの事だった。
今はシトリンさん、スピネルさんに見られながら
ソフィさんと実践訓練中だ。
スピネル:「ソフィさんも強いね。
アクア姉さんと同じくらい強いかな?」
シトリン:「ソフィさんはドラゴンの姿でないと
真の強さは分かりませんわね。」
ソフィ:「人型だとアクアさんには勝てないかもね。
昼の総司君は強さにムラがあるから
何とも言えないな~。
本気出したり手を抜いたりって感じでは
なさそうだけど。」
それはそうだろう…。
僕の強さはマリカさんの匙加減でまったく変わる。
最近はマリカさんはほとんどサポートしなくなったので、
むしろ弱くなっている印象があるかもしれない。
スピネル:「それも呪の影響なのかな?」
総司:「呪の影響の一部ってことは間違いないね…。」
シトリン:「戦い方まで変わってますわ。
昼間の訓練がためになっているか微妙ですわね…。」
総司:「そうだね…。でも大丈夫。
僕は少しずつ確実に強くなってるから。」
ソフィ:「昼は私が盾になってでも守るから大丈夫だよ。
私は総司君の従者なんだから。
まあ、アイさんがいるから活躍する場が無いけどね…。」
シトリン:「総司様の従者なんて羨ましい…。でも…。」
スピネル:「私も一緒に行きたいけどね…。」
二人は僕を見ながら幸せそうにお腹を撫でている。
まだ分かるはずないと思うが、
遺伝的な父親になる日は近いと思う。
過程を全てすっ飛ばしているから実感なんて無いが…。
遺伝か…。
ちょっと気になっていたことを聞いてみようかな。
総司:「アクアさん、シトリンさん、スピネルさんは
三人姉妹なの?」
シトリン:「はい。姉妹と言っても
生まれたのはほぼ同時期です。
他にも同時期に生まれた者も多いので、
同じ父親の遺伝子を継ぐ姉妹はもっと多いはずですが、
私達三人は一族の中でも特に強くなったので、
特別に三姉妹として扱われています。
アクア姉様は別格として、私とスピネルが対抗意識を
持って競い合っていたので、先代が上手く仲を取り持つ形で、
アクア姉様も含めて三姉妹と名付けたのが始まりです。」
スピネル:「アクア姉さんは強くて博識だからいいとして、
シトリン姉さんは、ほんのちょっとの生まれた
時間の差だけで姉面されてる。」
シトリン:「教養の差ですわ。」
スピネル:「そう思ってるのは自分だけ。
私達姉妹の父親は竜族で、
一族の中でも特に強くなったから、
ちょっと特別視されてる。
私達の一族は特に強さに憧れがあって、
それが本能と直結している。
それに私達は寿命が長いから何時までも待てる。
だから自分と同等以上に強い相手でないと、
子を生す相手としての魅力を感じられないの。
私達三姉妹は正直もうそういうのは諦めてたんだ。
そこに総司様が来てくれた。
総司様は私達三姉妹の救いなんだよ。」
やっぱり竜族か。もうほぼ確定だな…。
しかし、三姉妹が特に僕に親切にしてくれているのには、
ちゃんと理由があったんだね…。
ちょっと方法として、どうなんだろうと思っていたけど、
アイさんのすることはみんなを幸せにしてくれる。
アイさんがどこまで考えているのか分からないけど、
アイさんのする事は、やっぱり間違い無かったと思える。
シトリン:「私達の母親達は別の大陸、
私達は北の大陸とか北の大地と呼んでいますけど、
そこで今も生きて暮らしています。
アクア姉様の母親が前の一族の代表です。
一族の代表はアクア姉様に代わりましたが、
前の代表は今も北の大陸の方で
代表代理を務めています。」
ソフィ:「やっぱりそうなのか…。
そうかなとは思ってたんだ。お父さんに似てるし。
竜族の大半は竜王、今は女王だけど、
その勢力に所属していて、
独自に大陸間の渡航が可能な飛空艇を持っている。
竜族は太古の竜王の意向で、
世界の守護者としての戒律を守り、
この世界に対して危機的な災害や紛争が発生しない限り、
他の大陸や種族への干渉はしないようにしている。
ただ、稀に世界の守護者の戒律を守ることを条件に、
竜王国に所属しないことを認められている竜族もいる。
そういった竜族は自閉的で
他の大陸に行くことは無いんだけど、
唯一かもしれない事例で私の両親は
人魚の助力を得て他の大陸に行っている。」
総司:「つまり竜族の父親を持つ人魚は、
ほぼ確実にドレイクさんの娘ってことで良いのかな?
正直僕もアクアさんを最初に見た時に
ドレイクさんに似てるな~って思ってたんだ。」
ソフィ:「間違いなくそうだね。
お父さんとお母さんが別の大陸に渡航した時は
まだ私は生まれてないから、アクアさん、シトリンさん、
スピネルさんは私の姉って事になるかな。」
シトリン:「ほんとですか!嬉しいですわ!
憎たらしくない妹がいたなんて信じられませんわ。」
スピネル:「私にも妹がいたなんて、
頭のおかしいシトリン姉さんは
無視して仲良くしようね。」
ソフィ:「これからはソフィでいいよ。
いきなり姉さん付けで呼ぶのは恥かしいから、
私は今まで通りのさん付けにするけど。」
シトリン:「ソフィ、これからもよろしくお願いしますわ。
総司様の事、いろいろ教えて下さいね。」
スピネル:「ソフィ、これからもよろしくね。
私の番のとき総司様人形を一緒に使わせてあげる。」
ソフィ:「ええ。よろしくね。姉さん。」
不穏な言葉があったが大丈夫だよね…ソフィさん…。
シトリン:「アクア姉様には後で私から話をしておきますわ。
きっと喜びます。」
スピネル:「シトリン姉さんだけだと不安だから
私もちゃんと話しておくよ。」
ソフィ:「お父さんにも言っておく?」
シトリン:「必要ありませんわ。」
スピネル:「人魚って寿命が長いから血縁関係が複雑に
なっちゃったりするから、
あんまり気にしないようになってるんだ。
私達姉妹は過去の経緯で別枠になっちゃってるけど。
そもそも一族全員が家族のような種族だからね。」
ソフィ:「そうなの?でもその方が良かったかな。
お父さんはともかく、
お母さんがどう思うか微妙なとこもあるしね。
私達四姉妹だけ知ってれば良い話だね。」
シトリン:「そうですわ。」
スピネル:「私もそれがいい。」
ソフィ:「そういえば、
総司君とアイさんの戦闘の時にも来てたんだよ。」
シトリン:「ここに外から人が来るなんて珍しいですけど、
総司様しか見てなかったから気が付きませんでしたわ。」
スピネル:「私もだね。特に夜の総司様を見た瞬間から
総司様人形を見るまでの間は
記憶が曖昧になってるんだよね。
今思えば絶対に不可能なのにアイ様を倒して
総司様を奪うとか、そんな感じになってた。」
シトリン:「そうそう。私もそんな感じでしたわ。」
確かにおかしくなってたね…。
あのアイさんを見た後に戦う気になるとか相当だね…。
アクアさんから聞いてはいたけど、
種族の本能とは、それほどまでに強いものみたいだ。
ちょうどアイさんとアクアさんが帰ってきた。
アイ:「ただいま!」
総司:「お疲れ様。」
アクア:「お昼ご飯にしますよ~。」
人魚達:「「「「はーい。」」」」
周りにいた人魚達がお昼の支度に向かう。
アイ:「私も準備するよ。」
アクア:「最近はみんなやることが増えて手が足りなくて…。
いつもすいません。」
アイ:「ちゃちゃっとやっちゃうから気にしないで。
料理好きだし。」
最近のアイさんは実力を隠すことなく、
バンバンバンと魔法で食材と調理器具を出して
大量に料理を始める。
大きな鍋とフライパンを同時に混ぜたり魔法全開だ。
総司:「やってもらってて何だけど、
こんなにすごい魔法を連発して
この世界の魔力とかって大丈夫なのかな…。」
アイ:「まったく問題ないよ。
混沌からの魔素の供給は無限に設定されてるから。」
総司:「そうなんだ。」
まるで神様みたいに、この世の理を知っているみたいだ。
みたい…で、良いんだよね?
シトリン:「アイ様の料理は初めて食べる食材もあって
楽しくて美味しいですわ。」
スピネル:「深く聞いちゃいけない雰囲気もあって
ミステリアスで良いよね。」
アクア:「スピネル…。余計なことを言ってはいけません。
出来るものは出来るのです。」
マリカ:(あんまりアイさんだけ
目立っちゃうのも良くないな…。
私が魔法でやるから、私の指示通りに動いて。)
総司:(マリカさんも出来るの?)
マリカ:(出来るよ。
総司も食材の魔道具を使えば出来るだろ。
調理器具とか皿は私が出すから、指示通りに調理して。)
総司:(わかった。)
総司:「僕も手伝うよ。」
食材の魔道具を起動して食材を出す。
マリカさんは必要な調理器具を出す。
マリカ:(私が魔法で食材を斬って鍋に入れるから、
総司はそれっぽく手を前に出して。)
総司:(了解。)
アイ:(総司君、マリカさん、ありがとう。)
総司:(僕は対したことは出来ないけど、
マリカさんも協力してくれると思うから、
何でも言ってね。)
アイ:(うん。ありがとう。)
アイさんが僕に笑顔を向けてくれている。
アクア:「総司様も魔法で食材や調理器具を出せるのですね。
アイ様が事も無げにするので簡単に見えてしまいますが、
総司様もすごいです。」
総司:「え…?そう…?アイさんほど美味しく出来ないけど、
食べてくれると嬉しいな。」
シトリン;「美味しいに決まってます。私が食べますわ。」
スピネル:「私も食べたい。味なんてどうでもいい。」
そんなこんなで料理を進める。
マリカさんのお蔭で何とか形になる。
アイ:「総司君できた?」
総司:「出来たよ。」
アイ:「それじゃ、準備に行ってくれていた
みんなも帰って来たし、食べようか。」
アクア:「アイ様、総司様、ありがとうございます。
それでは頂きましょう。」
人魚達:「「「はーい。」」」
アクア:「それからアイ様から催促されましたので、
食事後に一族計画について話し合いをします。
食事後もみんなここに残って下さい。」
人魚達:「「「はーい。」」」
アイ:「催促って…。どうなったのって聞いただけだよね?」
アイさんはアクアさんをジト目で見る。
アクアさんは目を逸らす。
アクア:「大変申し訳ないのですが、
アイ様達がいると自由な意見も出難いので、
話し合いの間は席を外して頂けると助かります。」
アイ:「ここで部外者扱いするの?
こんなにみんなのためにしてるのに…。
私は何も言わないよ?」
アクア:「普段からのお心遣い感謝しておりますが、
アイ様や総司様が居ますと何も言わなくても
顔色や仕草の反応を見てから
行動を決めてしまいますので…。」
アイ:「わかったよ。
私も一族で決めて良いって言ったものね…。
総司君も良い?」
総司:「僕は全然オッケーだよ。」
アイ:「それなら午後はソフィさんと三人で
左の空間の拡張をしよう。
間違いなくベビーブームが来るからね。」
それでも人魚達のために頑張るアイさんは
本当に懐が深いと思う。
ワーカーホリックの様にも思えるが。
アイさんは、これまでずっと寝ているとき以外に
何もしていない時間がない。
先を考え、常に僕のために、周りの人のために尽力している。
ソフィ:「久々にアイさんと一緒にお仕事だね。頑張るよ。」
総司:「普段出来てない分、僕も頑張るよ。」
アイ:「ありがとう。」
アイさんは笑顔で答える。
本当はアイさんが御礼を言う様な事じゃないのに。
アクア:「皆様ありがとうございます。
決まったことに関しては後でアイ様にも聞いて頂き、
許可出来ないものは廃止して再考します。
私はアイ様のご意向を理解しているつもりです。
お任せください。」
アイ:「わかった。信じてるよ。」
食事後に僕達は左の空間に移動して作業を始めた。
ソフィ:「どんな決まりになるかな。
一般開放してくれるのかな?」
アイ:「一般開放なんて許す訳ないでしょ!
そもそも私が許しません!」
ソフィ:「怒らなくても良いじゃん…。冗談だよ。」
アイ:「怒ってません。
ほんとに冗談で言ってるんでしょうね?」
ソフィ:「まあ、私はもうここの人魚の一族の
身内みたいなものだしね。」
感情が表に出る時、アイさんは敬語になってくる。
ちょっと怒ってるかも…。
総司:「そういえばアイさんにもあの話をしておこうよ。」
アイ:「あの話?」
ソフィ:「そうだね。午前中に分かったんだけど、
アクアさん、シトリンさん、
スピネルさんの三人は私と姉妹だった。
私が一番下の妹みたい。」
アイ:「ドレイクさんの娘さんだったんだね。似てたものね。」
総司:「アクアさんを初めて見た時に
僕もドレイクさんに似てるなーとは思ってたんだよね。
だから僕も聞いてやっぱりかって思った。」
ソフィ:「姉妹がいたってわかって嬉しかったよ。」
アイ:「その前に私達三人も、もう家族みたいなものでしょ。
ソフィさんはもうずっと総司君と一緒にいるんでしょ?
私もずっと一緒にいるんだし。」
ソフィ:「アイさんにそう言って貰えるなんて…。
アイさんからすれば私なんて
取るに足りない存在だと思ってたよ。
超嬉しい!」
総司:「僕も嬉しいな!ずっと仲良く一緒にいようね!」
アイ:「ずっと一緒だよ。
ただ、本当の仲間になるのに
一つ秘密にしていることを明かさないといけないの。」
マリカさんのことを話すのか。
アイ:(総司君、マリカさん、良いよね?)
総司:(もちろん。)
マリカ:(話し相手が増えて嬉しいよ。
ちょっと後ろ暗かったしね。)
ソフィ:「総司君の呪のことだよね。
どんな呪でもアイさんがどうにか
出来ないはずないと思ってた。
総司君のためなら、何でもしそうだし。
そのままにする理由があるんでしょ?」
アイ:「そう。わかってて
これまで黙ってくれていて、ありがとう。」
ソフィ:「大丈夫。
どんな話でも総司君と一緒に居ると誓う。」
アイ:「論より証拠だと思うから、ちょっと待ってね。」
アイさんは指輪の魔道具を作り、ソフィさんに渡す。
そして僕の手を取ってアイさんと僕の
お揃いの指輪をソフィさんに見せる。
ソフィさんに渡した指輪は、
術式に違いはあっても同じものだ。
ソフィ:「これを付ければ良いの?
実はお揃いの指輪で羨ましいと思ってたんだ。
私もこれを付けて良いってことだよね?」
アイ:「そう。その指輪を付ければ、
総司君の呪の秘密が分かる。
そしてもう一人家族が居ることを知る事になる。」
ソフィ:「わかった。」
アイ:「総司君、口を閉じて。」
僕は頷く。アイさんの意図を理解した。
アイ:(この指輪を付けると念話が出来る様になる。
私達に伝えたいと思って頭の中で言葉にすれば
私達に伝わるの。)
ソフィ:(こんな感じかな?伝わってる?)
総司:(伝わってるよ。)
ソフィ:(すごいね。
今までアイさんと総司君が以心伝心みたいに
行動していることがあったけど、
これで話をしてたんだね。)
総司:(そう。秘密にしててごめんね。)
ソフィ:(仕方ないよ。)
アイ:(念話は理解してもらえたみたいね。
そしてここからが総司君の呪の秘密になる。
マリカさんお願い。)
マリカ:(ソフィ。私はマリカ。
初めましてじゃない。わかるな?)
ソフィ:(うん。夜の総司君だね。なるほどね…。
昼の総司君と夜の総司君は別人みたいじゃなくて
本当に中身は別人だったってことか。)
マリカ:(そうだ。でも別人というのは少し違う。
私は総司の一部だ。
私の意思と力は総司のためにある。)
総司:(マリカさんはずっとそう言ってくれてるけど、
本当は僕がマリカさんへの呪みたいなものなんだよ。
この身体の本当の持ち主はマリカさんで、
この身体の本当の力を使えなくさせているのも僕なんだ。)
マリカ:(それは違うと言ってるだろ。何度も言わせるな。)
ソフィ:(えーと。
言葉は男っぽいけど、マリカさんって名前も声質も
女性っぽいんだけど、どっちなの?)
マリカ:(女だよ。私が行動するときは総司の
代わりだから男っぽくしている。)
アイ:(もともとそんな感じだったと思うけど…。)
ソフィ:(全然総司君っぽくないよね?
本当に総司君の代わりのつもりなの?
総司君より男らしくてカッコよくなっちゃってるよ?
何より夜の総司君って女の人だったの?
それが一番ショックだよ…。
メロメロにして、
コイツちょろいとか思ってたんでしょ…。)
マリカ:(そんなこと思ってないよ。私の時も総司だよ。
カッコいいかは知らないけど、それも総司だ。)
総司:(そう言ってくれるのは嬉しいけど、
さすがに無理があるよね。)
アイ:(ちょっと細かなことを伝えておくね。
総司君が起きている時は身体は総司君のもの。
マリカさんは五感は共有できるから、
総司君が見たり聞いたり嗅いだり触ったり
食べたりしたものはわかる。
でも身体を動かすことは出来ないし、
話をすることも念話以外は出来ない。
でも、魔法を使うことは出来る。
総司君が寝ている時だけマリカさんが
身体を動かすことが出来るの。
竜の試練のときと、私との戦闘以外では
マリカさんが行動したことは今までにない。
基本的に総司君が寝ている時はマリカさんも寝ているよ。)
ソフィ:(ありがとう。うん。私の想いに変わりはない。
マリカさん、改めてよろしくね。)
マリカ:(ああ。ソフィ、これからもよろしく。
念話で聞きたいことや魔法でサポートしてほしいことが
あったら何でも言ってくれ。)
アイ:(良かった~!
これからもみんなで楽しくやっていこうね。)
総司:(ありがとう。これからもよろしくね!)
ソフィ:(でも私が総司君にすることは
マリカさんにも伝わっちゃうのか。)
マリカ:(私は総司の一部って言ったろ。気にするな。)
ソフィ:(そう言われてもね…。)
アイ:「はい!話し込んじゃった分、
気合入れて作業を進めましょう!」
こうしてソフィさんも本当の仲間と呼べる存在になった。
今までも仲良くしてくれていたけど、秘密も無くなって、
これまで以上に上手くやっていけると思う。
打ち明けようとしてくれたアイさんに感謝しかない。




