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情はあるけど愛はない  作者: 与谷 希
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家族

昔から愛されていた。優しく厳しく育てられ、彼女らなりの愛し方なのだと今では思う。お金をかけて育ててもらい感謝もしている。しかし、彼女らへの愛情は全くって言っていいほど私の中では存在していなかった。消して嫌いな訳ではない、でも家族としての愛が存在しないだけだった。その辺の他人と同じ様な存在でしかなかった。クラスメイトという括りのように私の中で家族というのは家族という括りでしかなかった。私的には消して珍しいことではないと思う。でも家族は認めてくれなかった。『冷酷』『人の心がない』『恩を仇で返す気か』そのようなお世辞にも綺麗とは言えない言葉を私に当てた。傷ついた。誰だっていきなりそのような言葉をかけられたら傷つくだろう。私は家族に興味がないだけで、知り合い、顔見知り、友達、それらと同じぐらいには認識していた。『自分は冷たい人間』『異常な人間』深く考えてしまって悩み病んでいた時期もあった。それでも私の中の結論では、家族という括りでしかなく、家族としての情しかないとなった。家族というのは難しい。答えのない議題でしかないと思う。娘を愛さない親もいれば、息子を愛せない親もいる。家族という愛を捨て不倫に走るものもいれば、家族のいる家があるにも関わらず家出をするものもいる。こんなにも色んな家族という形があるのに何故『家族なんだから愛情があって当たり前』という考えに至るのか私には理解できなかった。私の家族はその考えが当たり前の家族であったから、私はその中では変な子だった。別に感謝していないわけじゃないしこれ以上迷惑はかけられないとも思う。これから育ててもらった恩は返さないと行けないとも思うし、自立しなければ行けないとも思う。それを伝えてもそこに私からの愛がないと分かるとまた綺麗じゃない言葉を私に当てた。

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