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15話:ぱふぱふよ永遠なれ PART3

「ままままま町の娘さん!?」


 最初は背中に手を回したなとか、背中がかゆいのかな? くらいの感想だった。

 しかし、次の動作を見てしまえば、くだらない感想は呆気なく吹き飛ぶ。

 未仔が身にまとうワンピースより内側、自身の胸元へと手を差し込んだのだ。


 肩周りや胸周りをまさぐり、えっちらほっちらとモゾモゾ。

 数秒後、「上手に脱げました♪」と言わんばかりの笑顔で、今一度右手を外に出す。

 すると、あら不思議。可愛い町娘の右手には、脱ぎたてほやほやのブラジャーがご尊顔したではありませんか。


 童貞にはナニコレ珍百景。ただただ、穴が空くほどに光り輝くブラを一点集中。

 小柄な少女にしてはとても大きく、シンプルイズベストな白色無地。


 シンプルこそ至高。

 様々な料理を食してきたグルメ家が、ごはんと味噌汁に戻ってくるように。

 オシャンティな服好きが、Tシャツとジーンズに落ち着くように。

 オンリーワンを目指すポケモンマスターが、結局はドラパルトやエースバーンを使っちゃうように。


 繰り返す。シンプルこそ至高なのだ。


「えいっ」

「!!! む、娘さん!?」


 追い打ち。混乱メダパニする夏彦を、未仔が大胆にも抱きしめる。

 ただの抱擁ではない。


「勇者様大丈夫? 苦しくない?」

「う、うん……!」


 夏彦の顔面が、これでもかというくらいに未仔のたわわななまちちにめり込むめり込む。鼻っ柱など、彼女の谷間へと完全に挿入されてしまっている。

 苦しくない?


「苦しいどころか、最高です……」


 反射でセクハラ発言する勇者だが、町娘はドン引きしない。それどころか、最高と褒めてくれたことがただただ嬉しい。


 だからこそ、


「それでは、ぱふぱふしていきますね?」

「!!!」


 謎に包まれていた『ぱふぱふ』がついには始まってしまう。

 夏彦の想像以上だった。


「ぱふぱふ、ぱふぱふ……」

(こ、これが……ぱふぱふ……!)


 宇宙の真理に気付いてしまったような衝撃。

 未仔がすくい上げるかのように持ち上げた両乳が、埋もれた夏彦の顔面をこれでもかというくらい、もてなし続ける。


「ぱふぱふ、ぱふぱふ……。元気になーれ、元気になーれ」


 上下左右、未仔の豊満なおっぱいがへしゃげたり戻ったり、へしゃげたり戻ったり。

 繰り返せば繰り返すほど、まるで馴染むかのようにパイにサンドされた夏彦も、加速度的に元気が満たされていく。

 動かしても動かしても、保水力たっぷり、たゆんたゆんでプルンプルンなおっぱいは、オーダーメイドのように夏彦フェイスにぴったりとフィットし続ける。

 特盛やメガ盛どころか、ギガを飛び越えたテラ盛。


「ぱふぱふ、ぱふぱふ……。んっしょ、よいしょ……」

(脳が……、表情筋が……。全身がとろける……!!!)


 ゆっくり回すように、時にはギュウウウウウと力を込めたり。


「ぱふぱふ、ぱふぱふ……。ふふっ♪ 勇者様、赤ちゃんみたい♪」

(バブみの極み……!!!)


 ボディソープ? フレグランス? フェロモン? 

 未仔から香る、ミルクや花蜜のような甘い香りが神経を麻痺させていく。


 どれくらい、幸せで濃密な時間が続いたのだろうか。

 至福なぱふぱふタイムが終了。未仔の胸から夏彦の顔面が離れてしまう。

 とろろんと、未だに夢見心地な夏彦へと未仔は尋ねる。


「勇者様、元気になりましたか?」

「は、はい……。元気いっぱいになりすぎました……。ご馳走様でした……」

「いえいえ♪ お粗末さまでした♪」


 サービスした側にも拘らず、ぱふぱふ後も未仔は神対応。

 おっぱいだけでなく、優しさにも触れた夏彦はようやく我に返る。

 そして、1つの疑問が沸き起こる。


「あ、あのっ!」

「? どうかなされましたか?」

「えっとさ……。何で俺なんかのために、こんな素晴らしい魔法を掛けてくれたの……?」


 いくら勇者とはいえ、見ず知らずの他人。にも拘らず、未仔は献身的にも無償の愛で尽くしてくれた。


 未仔は即答だった。


「決まってるじゃないですか。勇者様は世界を平和にするため、私たちのために頑張ってくれてるからですよ」


 目を見開く夏彦に、未仔は晴々とした笑顔で教えてくれる。


「だから、少しでも勇者様にご褒美をプレゼントしたかったんです」


 あまりに健気すぎる未仔の答えに、涙さえ出そうになる夏彦。

 けれど、泣くわけにはいかない。今さっき幸せになる魔法を掛けてもらったばかりなのだから。

 町娘みこに負けじと、勇者なつひこも目一杯の笑顔になる。


「ありがとう! 君の魔法のおかげで体力が全回復しちゃったよ!」

「えへへ……♪ お世辞でも褒めてもらえて光栄です♪」

「いやいや! お世辞なんてとんでもない! 最高のぱふぱふだったよ!」


 夏彦が必死になればなるほど、未仔の笑顔もさらに笑顔になる。


「私で良ければ、何時いつでもぱふぱふしますっ。だから、この町でゆっくりしていってくださいね」

「あははは……。参ったなぁ。そんなこと言われちゃったら、この町から出れなくなっちゃうよ」


 勇者としてオワコンな発言も、未仔にとっては喜ばしい発言。

 だからこそ、未仔はモジモジと手をいじりつつ、夏彦へとゆっくりと距離を詰める。

 そのまま耳元でコショコショと囁く。


「世界が平和になってからも、勇者様になら、ぱふぱふしますよ?」

「!!!」


 幼馴染ビアンカ? お嬢様(フローラ)

 否。嫁は町娘みこ一択。






ぱふぱふされるか否か。

正解は、ぱふぱふされるでした(☝ ՞ਊ ՞)☝


次回、もっと過激に……?



ぱふぱふ好きな読者さんは、ブックマーク&評価よろしくどーぞ。

Twitterもやってますʅ(◔౪◔ ) ʃ

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『おっぱい揉みたい』って叫んだら、妹の友達と付き合うことになりました。3巻書影
― 新着の感想 ―
[一言] こんなミコちゃんは町娘じゃない! サキュバスだ! きっと魔王軍からの勇者籠絡作戦用だ! サイコーですもっとお願いします(神土下座
[良い点] やっぱ町娘だよ!普通の女の子が一番良い!まあミコちゃんはどちゃくそかわいいけど
[良い点] 今切実にぱふぱふより胃腸炎を治す魔法をかけて欲しい このままだとトイレとぱふぱふしそうです兄貴!! 割とガチで
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