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人間嫌いの俺が人間の為に一肌脱ぎます  作者: ゆうやん
第一章 少年時代
21/30

二次試験【中】

気が付けばそろそろPVが1000になる事に驚いてます

もう感謝しかありません。

他にもブックマークをしてくださってる方が八人にもなったことにも感謝してもしきれない気持ちです。

ありがとうございます!

今後もすべて書き上げるまで頑張っていきますのでよろしくお願いします。

 二次試験の最初の試験は筆記だった。

 ドリアドには申し訳ないが待機室に待ってもらっている。

 制限時間は四時間、その間配られた四枚の用紙の問題を解くと言う試験方式だ。

 精霊と契約している人は精霊のを付き添わせることが許可されている。

 但し、精霊に直接答えを聞く事は違反になるがヒントは許可される。

 それを上手く使い答えを記入しろってことか。


「そろそろ時間です。試験を開始します。」


 試験管と思わしき教師が合図を出す。

 裏返しになっていた用紙をめくり問題を見る。


「レヴィーこれって。」


 レーナスが小声で話しかけてくる。

 理由は簡単だ、出題された問題は俺が昔読んだ本にすべて書いてあったことばかりだ。

 俺にしてみれば簡単だ、だが他はどうだろう。

 この年でこの問題は難しすぎる。

 一問目でいきなり初級魔法を簡易的に使用する為の魔法陣の数式を答えなさいときた。


 魔法陣は実際使用する際使用する魔法を数式に変換しそれを魔法陣に組み込む。

 魔法は化学や自然現象を模したもの、それなら化学を知ってる存在ならそれを化学式に変換したりできる。

 先代はそれを知っていたのかは分からないがそれを成功させた。

 だからこそ魔法陣ができた。

 理屈とかじゃないんだろうと思う。

 それこそ奇跡によって出来た産物が魔法陣なのだろう。


 少し話が逸れたがそんな問題が出たという事は学園長が言ってた注意事項に違反しない程度に答えを導くか、又はばれないように答えをカンニングしろと言う事だろう。

 それを裏付けるように数か所から羽ペンを用紙に走らせる音が聞こえる。

 なるほどね、これは魔法使いとして、精霊使いとしての素質を問わるれるということか。

 面白いことを考えるな。


 さて、俺なら不正をしなくても解ける問題だが実際ばれずに不正するならどうするか。

 考えれる方法は精霊の力を借りヒントを得て解くのが一つ目。

 これは正直無難だが出題されてる問題に対して的確なヒントを精霊が出せないと答えにたどり着けない。

 それに、こういった問題のヒントを下位精霊が上手に出せるかと聞かれると無理だと思う。

 下位精霊は魔法を使うとき感覚で使用する。

 だからヒントらしいヒントは得られないと思ったほうがいいと思う。

 上位精霊でも上手くヒントを出せるかどうか怪しいところでもあるが……


 なら他の方法はと思うとやはり魔法を使うのが一番だろう。

 俺が知ってる魔法の中で一番楽なのは視覚ジャックだが、それは俺が無属性魔法を知ってから魔法構造を勝手にいじって作ったものだから他の人が使えるとは思えない。

 それなら何が一番かと言うと水魔法の応用で空気中の水分を集め水鏡のように使う方法だろう。

 実際ばれるか怪しいギリギリの範囲で俺と同じことを考えているのか空気中の水分を集めてカンニングをしている人がいる。


「そこの受験者。」


 監視でいた人が俺の横でカンニングしていた受験者を指さして立たせる。


「外に出てなさい。」


 どうやらカンニングがばれたらしい。

 悔しそうにしながら先生に連れられ退出していく。

 そのあともちらほらと数人指摘され退出する。

 その様子を見ていて少し疑問に思った。

 なぜ彼らはカンニングに気が付いたのだろう。

 そう思い無属性の魔法探知をまれない程度ほどに微弱に周囲に飛ばす。

 すると監視している人から微弱に魔法を使用してることが分かった。


「なるほどね。」


「何かわかったの?」


「これは監視してる人にばれない様に魔法を使い回答を知るっていう試験だろうね。」


「どう言うこと。」


「簡単に言うと魔法の練度などを試す試験なんだよ。」


「そうなんだ。それならレヴィーには関係ないね。」


「そうだね、この程度の問題は簡単だからすぐに終わらせて答え見えないように裏返しと置くか。」


「ほかに見られるのやだしね。」


 それには同館だからこそ俺は素早く一問目を回答し次の問題に行く。

 それも素早く回答しすべて終わらせる。

 それを裏返し手を上げる。


「どうしたのかね?」


「終わったので退出していいですか?」


 その瞬間試験会場がざわめく。

 まぁ当然だろう、だってまだ回答を知ってる受験者のふりをした人さえ終わってないのに俺が全て回答したとなればざわめくのも理解できる。

 そんなこと知ったことではないからさっさとこの場所から出て行きたかった。


「確認しても。」


「いいですよ。」


 近くにいた監視の人が回答用紙をみる。


「確かにすべて回答している。」


「嘘は言ってないのに信じてもらえないのは悲しいですよ。」


「すまないな。良いだろう退出を許可する。」


「ありがとうございます。」


 退出の許可がもらえたからレーナスと共に外にでる。

 その際ロロナと目があった。

 驚いた顔をしていたが直ぐに悔しそうにする。

 俺に先に越されたのが悔しいんだろう。

 彼女なら大丈夫だろう、あれでロロナはかなりの魔素量があるから上手いことやるだろう。

 そう思いながら静かに退出していった。

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