2/9
~人類滅亡寸前だったから頑張ってみた2話~
少年は意外にも驚かなかった
確かに、この世界には魔族も含め様々な強い種族が存在しているが、人間には森に住むスライムですら武器を持って何とか倒せる力しか無かったのだ
そうはいっても、先ほど聴こえた声の主は神と名乗っていたが本当に信用できるかといえば証拠もない
どのみち、自分に残されたのはどこの誰かも分からない神とやらの言葉を信じるしかない
まず、プロメテウスは、ステータスを与えたといっていたのでそれが真実かを確かめる必要がある
しかし、自分はステータスとは何かも分からなかったため、どのようにそれを確認するか必死で考えていた
すると、何やら頭の中に文字が浮かんできたのだ
~ステータス~
名前 ダイゴ
職業 村人
レベル 1/20
体力 5/10
攻撃力 1
防御力 1
魔力 1
素早さ 1
ー状態異常ー
疲労 空腹 渇き
ー装備ー
村人の装備
ースキルー
鋼のメンタル ステータス閲覧
初めは驚いたが自分の名前、村人であったことが記されていたので、これが信用できるステータスであるということがわかったのだ