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「おはよう」 〜木村虎斗が綴った詩〜

「おはよう」


三百六十五回

おはようと言える

そんな自由を握り締める

 

それは

昨日頑張った私を誉め讃える歌

昨日頑張ったあなたを褒め讃える歌

 

あなたはそれに気付き

私はそれに気付かない

 

あなたのおはように

私はまだ気付かなくて

 

おやすみしか言えない私のベッドを

何度も揺らしてくれたんだね

 

長い夢

長い夢に抱かれて

気付いたら目を覚ますのが怖くなった

 

目の前にある自由

それを無くすのが怖かったから

私は自由すら見なくなっていて

気付けば私は夢の中

 

おはよう

おはよう

 

それでも私のベッドを揺らしたそれは

一万二千フィート上空から

夢の中にいる私を貫いたんだ

 

ああ、分かった

ああ、分かったよと

 

気付けば私はおはようと

気付けばあなたはおはようと

 

夢をベッドに畳んで置いて

私は二十三回目のおはようを

確かに感じていました

 

それは

昨日頑張った私を誉め讃える歌

昨日頑張ったあなたを褒め讃える歌


                                                                                                                                                                               

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