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僕と先生の恋愛物語  作者: 平井翔一
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中学校編

遡ること8年前、海が近く比較的都会の町

山野雄輔がまだ中学生だった頃

「おはようございます!」

雄輔は中学校の生徒会に入り生徒会長をしていた。

生徒会の仕事で毎日校門の前で朝のあいさつ運動をしていた。

「おはよう!やまゆ」

「おはようございます!エロメガネジョニーお兄ちゃん!」

「その呼び方やめぃ」

「おい、兄弟朝からうるさい」

『あんたが一番うるさい!!』

「ごめん」

雄輔がエロメガネジョニーお兄ちゃんと呼んでいたのは中学2年生の担任黒井裕也

なんだか雄輔とよく似てるので色んなところで兄弟とよく呼ばれる。

「やまゆのあいさつは元気がええなー」

「もっと褒めてください褒めると伸びる子なんで」

「調子に乗るな馬鹿」

山野雄輔ことやまゆを褒めたのは、今年赴任してきた田瀬大輔、ガタイがよく声がでかくて面倒見がいい。

「プッシュ〜」「ドーン」

「田瀬先生、この音は…」

「間違えない」

そんなこと言ってると傷だらけの黒のファミリーカーが入ってきた。

「あっおはようございますー!」

「井上先生おはようございます!

相変わらず凄いですねー。」

「えへへへへありがとうございます!」

誰も褒めてないんだけどなーと思っていると

「井上先生自転車置き場に突っ込んでる突っ込んでる突っ込んでるあーあ」

たまたま通った生徒もの声も虚しく自転車置き場に突っ込み数台の自転車が悲惨なことになった。

「やまゆ〜おはよう!」

ものすごい勢いで井上先生が手を振ってきた。

「井上先生、自転車置き場からクルマどかしましょ」

「OK〜」

井上先生がクルマをどかすと黒井先生の自転車のかごがキレに曲がってる。

「あー!これ高かったのにー…」

黒井先生が凹んでいると、

「キーンコーンカーンコーン」

朝のホームルーム10分前のチャイムが鳴り各々教室に戻っていく。

毎朝こんな感じの事がおき、今日も1日が始まる。

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