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御神木と夢の終わり

御神木は、大きかった。とにかく大きい。横幅は10メートルくらいで高さは見当もつかない。

ざわざわ…。風が吹き、葉がざわめく。


“山口莉子…お前は何者か”


突然、私の頭の中に声が響いた。山口莉子は私の本名だ。この変な世界に来てから女王様と呼ばれ続けていたので、なんだか懐かしい。

何者かと問われたが、改めて考えると分からなくなって来た。私は皆が言うように女王様ではないし、なれるわけも無い。私は、だから、何者でもない。


“そうか…”


“お前は、元の世界に帰りたいか?”


本音を言えば帰りたくない。でも、この世界にもいたくはない。結局、選択肢などありはしない。


“分かった、それがお前の答えだな。この一連の出来事は一夜の夢となり、お前の中に消えるだろう…”


意識が鮮明になっていく。周りの景色が霞んでいき、御神木の姿もあやふやになる。

現実に戻される感じ…。抗っても抗えない。意識すればするほど遠くなる。



“残念だ”



最後に、そんな声を聞いた気がした。


そして、私は夢から覚めた。


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