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白の魔法使い  作者:
第2章 1学期
6/51

004 『最初の登校日』

魔法はいりませんでしたっ!     すいません!

「お~い! メル! 起きろ~。」


朝、俺はメルを起こすのに奮闘していた。


「ん~……むにゃ」


「お・き・ろ~!」


「ううん……」


…………駄目だ。 起きる気配がない。 しょうがない、ここは一番手っ取り早く…… 


ぎゅっ! 

俺はメルの頬っぺたをつねる。


「ふぇっ! 痛い! 痛い!」

悲鳴をあげながらメルが体を起こす。

「お? 起きたな。」

「なにするの!?」

「なにって……なかなか起きないから頬っぺたつまんだだけだ。」

「もうちょっと優しく起こしてよ!」

メルが反論する。


「だって耳元で大声だしても起きないんだぞ。後はあれくらいしか方法無いだろ。」

「うぅぅ! でもぉ!」


「はい、ぐちぐち言ってないでさっさと着替えるぞ。俺は洗面所で着替えてくるから着替え終わったら言えよ~。」

「あ! 待ってよ、まだ話は終わって……」


「なんだ? 俺の着替えを見たいのか?」

俺は冗談っぽく笑う。


「な///そんなこと!」

メルは顔を真っ赤にして抗議する。


「冗談だよ。」

そういってから俺は洗面所へ向かった。


………………その後、俺はメルの機嫌を直すのに10分も使ってしまった。






「まさかクラスも同じとはな。」

俺は苦笑する。


「そうだね♪」

とメルは嬉しそうにしている。


クラスは朝の集会で発表され俺はメルと同じのB組だった。 

クラスは、ABCDEFGの7つでメルと一緒になる確率は7分の1だ。ここまで一緒だと誰かが仕組んだ風にしか思えない。 

まぁ、クラスに1人でも友達がいてラッキーだったけど。


時計を見て俺はもうすぐSHR(ショートホームルーム)だということに気づき自分の席に着く。

すると、隣から黒髪で俺と同じくらいの身長の男子に話しかけられた。


「え~と……たしか白崎 白夜だよな。 俺は筑波 大和っていうんだ。大和と呼んでくれ。よろしくな!」

「ん? あぁ。よろしくな。 大和。俺のことは白夜って呼んでくれ。」

「おう! 分かった。」

『キーンコーンカーンコーン』


大和の返事と同時にチャイムが鳴り、SHRが始まった。










  

つぎは魔法の説明をします!

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