026 『クラス対抗魔法戦争・寮の夜編⑤』
やっぱクオリティが低い気がする。
感想待ってます。
どさっ、と大和の身体が地面に落ち、遅れてパイプ椅子が大きな音をたてながら落下した。反応を探る為に大和の脇腹を軽く小突くが当たり所が悪かったのか、ピクリとも動かない。
「大丈夫か?」
意識が飛んでいるのは傍から見ても明白だが、一応声をかける。
もちろん返事は無く、白目を剥いて完全に失神状態の大和を一瞥し、医務室を覗く。
普通なら薬品が出す特有の匂いが漂っているところだが、なぜか薬品の匂いはしない。驚いたことに内装は医務室、といった感じは一切なくどこか生活感が漂っていて、机の上には漫画らしきものが散らばっている。
「えっと……失礼します」
変な噂の件もあるので、微妙に緊張しながら一礼し、既に開いている扉を通り抜ける。
やはり、医務室というよりかは『私室』っぽい。
薬もちゃんと置いてあるが、全く関係ないようなテレビやタンスなどが普通に設置されている。
……ここの人は住み込みで働いているのか?
微かに疑問が沸いた瞬間。
「んー? お前は何か用でもあるのか」
突然背後から声が聞こえ、急いで振り向く。しかし、そこには漫画が溢れんばかりに詰まっている本棚が存在しているだけで、人の姿は見えない。
メルの寝言かとも思ったが、こんな喋り方をするメルは見たことが無いので速効でボツ。
首筋を小さく掻き、はた目からわかる程度に首を傾げる。
「おかしいな……確かに声は聞こえたはずなのに」
もう一度周りを見渡すが、やはり誰もいない。
「用はあるのかって聞いてるだろ? さっさと答えろ」
微妙に怒りの混じった声音でまた同じ場所から声が聞こえる。俺は姿が見えないのを疑問に思いつつも、問いに答えた。
「はい。ちょっと友達が体調崩してしまったので、具合を見てもらいに」
焦って答えたので、少々説明が簡単になってしまったが、まぁいいだろう。堂々と「酒を飲んで酔っ払った」なんていったら100%退学だし、ここで変に説明して怪しまれるよりかはマシだ。
「そーか、病人か。ん、ならすぐ診てやろう」
椅子を立ち上がる音が室内に響き、医務室の人物が徐々に姿を見せていく。
一つも汚れていない純白の白衣。
そしてそれと同色の髪。
最期に――――異常なくらい小さい身体。
メルやラルグも結構身長は低い方だ。だが、それを遥かに超えるくらいに、小さい。
120cmあるのかどうかすら危ういだろう。
あまりの光景に見開いた目を閉じられずに、そのままじろじろと観察する。
学園紹介のパンフレットに書いてあったのだが魔法学校で働くには25歳以上は絶対必要だったはずだ。
……この身長で、25歳?
気怠そうに白衣を整える手前の人物をもう一度見つめる。サイズが合っていないのか、余った布が地面に垂れている。
「いや、ありえんだろ」
誰にも聞こえない音量で、自分に軽くツッコミをいれた。
挿絵いれました。
表記しておくので、見てみてください。