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白の魔法使い  作者:
第2章 1学期
21/51

018 『クラス対抗魔法戦争・買い物編 メル視点③』

DSからの投稿のため、短い&タイトルの括弧がでないであれですが、がんばりました。



「おー、お前ら早いな。まだ10分前だぜ?」


 待ち合わせ場所の寮の近くにあるベンチに座っていたあたしたちに向かって、大和はブンブンと大きく手を振りながらこっちに歩いてくる。

 途中で白夜は立ち上がり、意外そうに大和に話しかける。


「それよりも、お前が10分前に来たことに驚いたよ。なんか変な物でも食ったか?」


「……確かに、もっと遅く来ると思ってたけど」


 思っていたことを素直に告げる。あくまで見た目で決めたことだけど、そういうのはだいたいあってたりするものだ。

 しかし、大和は憤慨した様に腰に腕を当てながら、声を上げた。


「どっちとも失礼だな、俺はそういうのには結構気を付けたりしてんだぞ。ま、今日はたまたまだけどな」

 へらへらとした笑いを浮かべ、そのままベンチに座る。そして、ふと何かを思いついたのかあたしの方に振り向き、考える様にあたしに質問する。


「今日の予定はどうなんだ? 目的は魔防具を買うだけだけど、それからちょっとくらいは学園都市を回るんだろ?」


「魔道具を買う場所は決めてあるけど、そっからどこに行くかは何にも決めてないよ。適当にぶらぶらしとこ」

 自然と声が弾む。

 何度も言うけど、あたしはこの日をとっても楽しみにしていた。みんなで魔防具を買いに行くってことになった日からそわそわしていて、今日なんていつもなら考えられないくらい早く起きてしまった。今も、顔がにやついてしまっていないかずっと気にしている。意識していないと、勝手に口元が緩んでしまうから困る。

どうにかならないかと、自分の頬をつねったりしていると隣で白夜が立ち上がった。


「んじゃあ、メルがもう我慢でき無さそうだから出発するか」


ば、ばれてた……。

思わず赤面するあたしを尻目に、白夜と大和は談笑しながら先に歩いていってしまった。

「ま……まってよぅ!」

だんだん遠ざかっていく二人の背を駆け足追いながら、あたし達はその場をあとにした。

レビューを書いて下さった千 白さん、ありがとうございました!

お気に入りが100を超えたのも、ひとえにレビューのおかげですw


次回からは、内容で人気がでるように頑張ります!

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