第2話 生まれ変わる!
「と言うことは」
「もし、あなたが生まれ変わったら性別が女の子になるかもしれないです」
神様がそう言った。
僕はなぜ、神様みたいな方がそんなことができないのか不思議だった。
「なぜですか」
「私たちは、あなたたちの性別を決めていますが、生まれ変わった人のは決めることは出来ないのです」
「どうにかできませんか」
「残念ながらそれは私たちにも出来ません」
生まれ変われるけど、性別を撰べない。だから、僕は男になるか、女になるか、神様にも分からない。つまりいろんな意味でかけなければならない。しかも、かけにでなければ生まれ変われない。しかし、生まれ変わって人生をもう一回やり直したい。
「わかりました。僕、生まれ変わりたいです!」と言ったら、神様がニコっと笑って
「それでは、始めます」
神様が何かぶつぶつとなえると、僕を光が包んできた。
「それでは、第2の人生を楽しんできてください」
神様が最後にそう言い、それ以外、なにも聞こえなかった。
気がつくと、袋の中にいるような、気がした。だけど、目が開けられないのでよく分からない。
どうやっても、目が開けられないのでおかしいなと思いつつ、そこにいたが突然、無理やり押し出されそうになった。
よく分からなかったが、とりあえず、そのままでいると袋から出された感じがしたとき、口に何か入れられた。
何回か、それをされたあと、泣く気はなかったが
「オギァー、オギァー」
と泣いてしまった。
すると、女の人の声が聞こえて
「おめでとうございます。女の子ですよ」
えっ、女の子?
出産はこんな感じかな?