第12話 パパは実は・・・
「あれ、海。今日は早く起きられたのか?」
久しぶりに登場した、パパが話しかけてきた。
「うん・・・」
夢で神様に言われたことを思い出した。
"生まれ変わった後の記憶も無くなってしまうの"
この言葉が頭から離れなかった。
「どうした、海。具合でも悪いのか?」
パパが話しかけてきても、私はこの事を忘れようとしていたので、答えることが出来なかった。
「風邪でもひいたのか?幼稚園、行けるか?」
心配性のパパはこうゆうことは、しつこい。
「大丈夫だから・・・」
と答えても、
「本当に大丈夫か?」
「あなた、海が大丈夫て言ってるんだから。
心配しすぎよ」
このピンチ(?)をママが救ってくれた。
「そうだけど・・・」
「本人が大丈夫と言ったら、大丈夫です!」
そう言われたパパは少し小さくなった。
パパはほとんど家には帰らず、この日は偶然、いたのだ。
よりによって、あのことを言われたことで落ち込んでいるときに・・・
兄ちゃんとパパが出かけた。神様には、あの二人のことはなんとかなっているて言われたけど・・・大丈夫かな
そして、不安を持ちながら、ママといっしょに集合場所に行った。
絶対、20話で終わらない・・・