表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/11

ムスカリ〜夢にかける思い

日常に戻ったあとの話です。

少しだけ時間が進みます。

翌日、補習の教室はやけに静かだった。

黒板の文字を写しているだけなのに、指先だけが現実に残されているみたいだった。窓の外を電車が通るたび、昨日の帰り道を思い出してしまう。


放課後、家に戻ると母に呼ばれた。

「ポスト、見てきて」


外に出ると、夏の空気が少し重かった。

何気なく取り出した一通の封筒を見て、心臓が跳ねた。見慣れた文字だった。


しばらく開けられなかった。

引っ越したはずなのに、どうしてここに届くんだろう。


震える指で封を切る。

中に入っていたのは、夏祭りのチラシと小さな紙。


――浴衣で来てね


理由も、差出人も、もうどうでもよかった。

僕は部屋に戻り、しまってあった浴衣を引っぱり出した。


もう一度、会えるなら。


ここから物語は次の場面に進みます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ