友愛
どこにでもありそうな物語を短編で作って見ました。
少しでも共感していただければ幸いです。
春、私は中学2年生に進級する。
新学期最初のとっても怖~い行事、クラス替え。
女子は必死で祈る。
大好きな友達と一緒になれますように。
好きなあの人と一緒になれますように。
嫌いなあいつと離れられますように・・・と。
次々と名前は呼ばれ、
やったーと抱き合う者も居れば、
マジかよと嫌そうにする者もいる。
そんな中、親友の名前が呼ばれる。
私は名前を呼ばれるのを手を握って祈るが、
呼ばれる事はなく次のクラスに移る。
次のクラスで私の名は呼ばれ、
親友とはぎゅっと手を握り合う。
貼り出されたクラス編成表。
何度見ても同じクラスに親友の名前はない。
先生もイジワルだよね。
まだ仲良くなって間もないのに、
すぐに引き離すことなんてないじゃない。
乙女チックなものが大好きな私と、
さっぱりしていてかっこいい系の親友。
正反対で、並んでいるとカレカノみたいって言われた。
親友には少し男の子っぽいところがあって、
私も親友が男の子だったら絶対好きになってて、
親友も自分が男だったら私を好きになってるって言った。
でも、やっぱり親友は信友で、深友。
大好きで、大切な大切な心友。
私たちはつないだ手の力を強める。
明るくて、一緒に居て楽しくて、
優しくて何でも出来る憧れの存在の親友。
部活も、得意なことも、顔も性格も全然違う。
でも、今考えている事は同じ。
「ねえ、クラスが違くても、ウチら親友だよね?」
クラスが離れて悲しい気持ちより、不安が強いんだ。
部活も、家の方向も、委員会だって違う私たち。
クラスまで違ったら、接点がなくなってしまう。
そうしたら、もう親友でいられなくなってしまうかもしれない。
そう思ったら、すごく怖くて、不安だった。
でも、もう大丈夫。
部活が違くても、クラスが違くても、
全く接点がなくても、私たちはずっと親友。
全く正反対の私たちだけど、
カレカノに間違えられるくらい仲がいい。
だから、きっと大丈夫。
クラスが違くたって、きっと大丈夫。
だって私にとってあなたは、
憧れの存在で、大切な親友。
彼氏みたいで頼れるし甘えられるけど、
やっぱり親友で、彼氏以上の存在。
異性同士が愛なら、これは友愛だね。
だからきっと、一生の親友でいられる。
もしこれからどんどん時が過ぎて、
2人は死んで生まれ変わっても、
またどこかで出会って親友になれる。
20XX年4月、学校にて。
私は始めて、異性同士の愛ではなく、
同性を大切に思う心、友愛を学びました。
楽しんでいただけたでしょうか?
クラス替えで思い通りにならなかった方も、
希望を捨てずに頑張ってください。
私もがんばりますww




