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無欲な私の本気の恋  作者: ねここ


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新しい恋


 リネットは考え事をしながら庭園を歩いていた。


 向こうから手を繋いで歩いてくるカミルとベティに会った。


「リネットこんなところで何している?」

 

 カミルが聞いた。



「考え事してたらこんなとこまできちゃいました。ホウキを持って。。」

 

 「あはははリネット!面白いわ!!」


 ベティが笑った。



「私も自分が面白いと思っています」

 

 笑顔で答えた。



「では戻ります」

 

 リネットはそう言って回れ右をして邸宅に戻って行った。



 その翌日リネットは偶然に二人がキスをしている姿を見てしまった。

リネットはそっと視線を外しその場を離れた。



 カミルとベティ、、



 似合っている。二人は一緒にいてもそれぞれが輝いてみえる。


 ベティはずっとカミルを好きでカミルもそれを知っていた。

ようやくベティの良さにカミルが気がついたのだ。



 ベティならリネットが居ても平気で、変な目で見ることはない。幼い頃から一緒に育った仲間だから。、、。




 カミルはいつも優しい。



 だから自分が特別なんだと思ってしまいそうになる。



 でも現実はリネットがいくらカミルが好きでもカミルがリネットを選ぶなんてあり得ないこと。

 リネットは二人が結婚したら一生懸命二人に仕えようと思った。




 ベティは昔のように公爵家です過ごし、夕方に帰って行くようになった。

 リネットもベティと話をしたり楽しく過ごしていた。




 しかしいつからかベティはリネットに対しライバル心のような、敵対心のような感情を見せるようになって来た。

 


 リネットがカーティス公爵のお茶を運んでいると



「リネット、私が持って行くから違う仕事して」

 


 と言うようになり、カミルと話しているとリネットに対し露骨に嫌な顔を見せるようになった。



 しかも後で話した内容は何?としつこく聞かれ,言えないことがある時は




「リネットは弱いふりしてカミルの気を引いていることしっているんだから!」

 



 とリネットに怒るようになった。リネットはベティの変貌に恐怖を感じていた。

 何故ならカーティス公爵やカミルがいる時は仲良しを演じて絶対に悟られないようにしていた。




 リネットはそれでもベティは大切な友達だと思いベティを信じようとした。




 しかしある日リネットがカーティス公爵の部屋に野の花を飾ろうとしたらベティに止められた。

 



「公爵様の部屋に野の花だなんて!リネット、貴族は貴族のルールがあるの、こんなんじゃあ笑われるわ!すぐに変えてちょうだい」



 ベティはそういった。



「でもこれはカーティス公爵様のご要望で、、」



 そう言いかけた時、ベティはその花瓶を手で払い除け割った。




 「リネット、勘違いしているようだけど、あなたメイドなのよ。昔と違うの」




 ベティはそう言って怒って部屋を出て行った。

 リネットは割れた花瓶を片づけベティが置いていった華やかな花を飾った。




 それから数日後、お茶の用意を頼まれてリネットはカーティス公爵、カミル、ベティがいる部屋に行った。

 お茶を入れ部屋を出ようとした時、



「リネットも一緒に話そう」

 


 とカミルが言った。リネットはベティの顔色が変わったことを見逃さなかったので



「お誘い嬉しいですが、まだ仕事があるのでまた」

 


 と言って部屋を出て行った。

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