これから住む町
2日も空いてしまいました!すみませんm(_ _;)m
【待たせてしまって、申し訳ない……】
馬車に揺られ、30分……。
「お〜い、ルーベン様とお連れのお嬢さん、町に着きましたよ。お嬢さん、あれが町の門だ」
御者の人が前を指したので、レリーナは前をみた。そこには木造の小さめの門があった。
「レリーナ、降りるよ。おいで」
レリーナがルーベンに近づくと、ヒョイッと抱き上げた。いきなりだったので、少し驚いたが、目線が高くなったことに嬉しくなった。
「はい、二人分の料金。今後もよろしくおねがいしますね」
「ああ、今後ともご贔屓に。お嬢さん、元気でね」
御者の人はレリーナの頭を撫でて、馬車を走らせた。
「さ、町に入りましょう。小さい街だけど、きっと、気にいるよ」
ルーベンは門番の二人に「お疲れ様です」と声をかけた。レリーナも見習って、「お疲れさまでーす!」と言った。
「ルーベン様と……そちらは?」
「僕の養女であり、弟子でもある子です。帰りがけに拾いました。身分証がまだないので、入場料。銀貨一枚で良かったですよね?」
門番に銀貨を渡し、ルーベンとレリーナは街に入った。
「登録を先にしようか。その後、服を買おうね」
「あの、ウエストポーチはベルトをしめれば使えるので、買い換える必要ないです!」
「そっか〜。ウエストポーチ以外、揃えましょうね」
ルーベンは笑顔で答えてくれた。レリーナはそれを聞いて安心した。
お店、いっぱい!露店の食べ物も美味しそう〜!目移りしちゃう〜!キョロキョロとキラキラした目で辺りを見渡すレリーナを微笑ましく見ている、ルーベン。
「おや、ルーベン様!娘でもできたんですか?」
パンを売っているお店のおばさんが声をかけてきた。ルーベンは笑って肯定した。
「はじめまして、ルーベン様の娘さん。あたしゃ、デルテ。この店でパンを売っているおばさんだよ」
「デルテさん、はじめまして!高いところから失礼します!私はレリーナです。よろしくおねがいします!」
ペコっとお辞儀をすると、「礼儀正しくて、元気な子だね。うちの子とは大違い!」と褒められた。
「デルテさん、後ほどお伺いしますね。レリーナの身分証を作りに行くんです。それでは失礼します」
「デルテさん、また後で!」
「はいよ。レリーナちゃん、今度は旦那と息子を紹介するからね!」
デルテが手を振ったので、レリーナも手を振り返した。
それから、町の大通りを進んでいくため、大通り沿いの店や通行人、見回りの騎士まで様々な人に声をかけられた。そのたびに、ルーベンはレリーナを紹介し、レリーナは出会った人とすぐに仲良くなった。
「大通りで紹介したから、すぐに町に慣れるよ。レリーナは人の心を掴む天才かもね」
パパ、それ、身内贔屓!とレリーナは少しすねた。だいたいの人の顔と名前は覚えたつもりだ。
「さ、ここが僕の職場だよ。この町の冒険者ギルドだ」
【読んでくれて、ありがとな!】
ブクマや評価をしてくれると、嬉しいです(*^^*)
【感想も送ってくれると、嬉しいぜ!】
本日中に二話目を投稿する予定です。
【二話目の執筆が滞っているから、無理かもしれない…】
そうなったら、本当に申し訳ない……
【頑張るしかないな、宣言したもんだし】
そうですね、龍安。