異世界転移【前編】
一日以上、空いてしまいました。ごめんなさい!m(_ _;)m
昨日、投稿するつもりだったのですが、手詰まりしまして……【言い訳だな!】
うるさい!龍安は黙って!
レリーナは、大通りに向かって歩いていた。途中、お店の窓に写った自分をじっと見つめていた。
「やっぱり、目立つよね、この色。えいや!」
光の加減でキラキラ輝くミルクティー色の長髪を真っ赤に。銀色の左目を右目と同じ翡翠色に。
「うん、魔法は便利ね」
よく見かける、赤毛碧眼となったレリーナはルンルンで、大門に向かった。
「あれ、見かけない子だね。どこ行くんだい?」
げ。チャラい門番。チャラチャラした男性が大の苦手なのがレリーナである。
「貴方には関係ないわ。通してちょうだい」
話しかけてきた門番をひと睨み。それで怯んだのか、門番は
「じゃ、帰ってきたとき、一緒にご飯食べに行こうね」
と、レリーナを見送った。
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「貴方と一緒にご飯食べに行く気は全くありませんっ!だから、苦手なのよ!」
ドレス姿のときより少しスピードが速い。彼女が目指すのは……
「あった!噂には聞いたけど、ほんとに、古い廃教会ね。王都郊外にもあったのね、教会が」
誰もいないよね?と辺りを確認してから、中へと入っていく。
「きれい!掃除されてないから、ホコリまるけだけど、祭壇のステンドグラス、きれい!王都内の教会よりもきれいだと思うわ!」
神界への入口は祭壇よねと言いながら、レリーナはまっすぐ、向かい、登った。
すると、教会全体が光に包まれた。レリーナを中心に。
「なんだ!教会内が輝いているぞ!」
「何か、あったのかしら?」
聞き覚えのある、二人の声が聞こえたが、レリーナは気にしないことにし、そのまま、神界へ入っていった。
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「おかえり?違うか。えっと、この場合は……ようこそかな?我が眷属 レリーナ」
金髪碧眼の美男……というよりかは美少年が立っていた。その横には、黒髪紅眼の美青年が控えていた。
「お出迎え、感謝します、レレルヒート様。そして、ジュハンドさん」
貴族令嬢として培った社交スマイルを顔にひっつけた。なんで、出迎えなんてするんですか?!と不満は顔には出していない。
「う〜ん……やっぱりか……。ねぇ、ジュハンド。我って、レリーナに嫌われてる?心の中で、なんで?!って言ってるし」
レレルヒートはしゅんっとなった。美少年がこうすると、可哀想に思えてくる。嫌われてはないですよとジュハンドは優しくフォローする。
「レリーナ、色をもとに戻したら?こっちも可愛いけど、いつもの方がいいなぁ」
忘れてたとレリーナは魔法を解除する。髪色、目の色を元の色に一瞬で戻った。
「お茶でもしながら、話しましょう。もう用意してあります」
ニコニコしてジュハンドは二人をガゼボに案内した。
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追伸
龍安の口が悪くて、ごめんなさいm(_ _;)m