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第三十八話 100連ガチャ中編、帝国軍人

 60連目、これマジでいつも思うけど心折れるよなー。バイト代全部使ってグランドレアどころかレジェンドレアの強いやつすら出なかった時は泣きそうになったぜ。いや、バイト代全部溶かしてもグランドレアが出るほうが少ないんだけどな。



 虹色1枚、くるぞ!



 はい。アイテムでしたー。マジックミラーってなんだろう、初めて聞いたなー。



「サリエル、このアイテム知ってる?」

「あー、聞いたことはありますねー。たしかなんでもコピーするとかいう能力だったと思います。まあいい武器をコピーして二つにするっていうのが1番いい使い道って言われてますね」



 結構よさげなアイテムだな。これ一つじゃ使えないけど。

 とにかく、次だ次! 次こそは絶対グランドかレジェンドレアの精霊がくる! てかお願いしますきてください!



 70連目いっきまーす!



 虹色ありませんね。はい。ありがとうございます。

 死ねよ!



 いやいや、暴言は吐いちゃダメだろ俺。このゲームはそういうやつなんだから。そうかそうか、つまりこのゲームはそういうやつなんだな。よしよしいけるぞいけるぞ。



 80連目絶対やってやんぞオラァ!



 虹色きた!

 こい! こい! こい!



「何が起こった!? ここは、アメリカ軍のアジトか!?」

「え? アメリカ軍?」

「日本語が通じるのか、見たところここは日本ではないようだが、俺は今どこにいるんだ?」

「えっと、話すと長くなるんですが……異世界です」

「貴様、ふざけるのも大概にしろ! 俺は大日本帝国陸軍所属の軍人だぞ!」



 ウェディングドレス姿で現れたのは、昔の日本の軍人でした。

 いや、ふざけんなよ、おっさん可愛いんだよ!



「なあオッサン、とりあえず鏡見てくれるか?」

「いいだろう」



 いやー、やっぱりなんか知らんけどすぐ従ってくれるよね。召喚したからなのかな? 要検証だわ。



「なんだとおおおおおおおおおおお!?」



 帝国軍人さんの発狂! 俺の耳に100ダメージ!

 いやー、うるさいわあいつ。



「ちょっと黙れ」

「……」



 いやーこれ効力高いわー、今のうちに性能でも調べておくか。



 樹氷の花嫁 サイファ

 HP5082

 攻撃力1547

 スキル 樹氷の舞

 効果 味方全体を50%回復する



 いやーこれ強いな!

 おっさんが舞うってのだけが嫌だけど、それ以外は全ての点において優れている。

 攻撃力はない代わりにHPが高く、スキルで味方全体を回復する。この全体ってとこがやばい。精霊がいっぱいいればいるほど、味方が多ければ多いほど強くなるからな。まあ精霊は一気に5体までしか使えないけど、味方は増やせるからな。



 とりあえずこれは超当たりだわ。80連目じゃなければね!



「……」

「あっ、ごめん忘れてた。おっさんなにか質問したいことがあったらどうぞ? 喋っていいから」

「貴様! 俺に今の状況を説明しろ!」

「わかったからがっつくなって。そうだなー、めんどくさいから俺の動画見といて、ガチャ引いとくから」

「くっ、覚えてろよ!」



 なんだただの雑魚かよ。セリフがもう雑魚のそれでしかない。



「あっ、ミツハたんこの人に動画見せてあげてね」

「わかったのじゃ。それにしてもお主ひどいのじゃ」

「まあまあ、今ガチャで絶賛爆死中だから八つ当たりしたかったんだよ。今ので流れはきてるから次もレジェンドレアくるな。いやもしかしたらグランドレアくるかも!」

「わかったからさっさと引くのじゃ。時間はあまりないのじゃ」



 たしかに昇格試験前にちょっとやりたいこともあるし、早くガチャ引くか。

最近ちょっと文字数少ないです、すいません!!

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