第二十五話 サリエル様の手料理
自分では小説書くの成長していると思ってるんですが、皆さんはどう思いますか?もし宜しければ感想とかくれると嬉しいです。それから、ブクマ、評価、レビューなんかもどんどんしてね(ポイント稼ぎおつですー)
俺達はギルドに戻ってきた。サリエル様には、料理をしてもらわないといけないので、盗賊から奪ったお金を渡して、食材を買ってきてもらっている。しかし長かった、体力ないなぁー俺。やっぱり体力って自分のレベル上げたら上がるよな。キャラの経験値クエストに加えて、自分の経験値クエスト、通称自分磨きクエストに行かないといけないようだ。
「すいませーん、依頼終えたんですけどー」
「えっ、もう終わったんですか!?」
あっ、そんなに驚くことなんだ。盗賊団のアジトもついでに潰してからきたんだけどなー。
「まあ、俺の力にかかればこれくらいですよ。ところで次の昇格試験受けるためにはどれくらい依頼こなせばいいんですか?」
「ん? いや、別に事前に連絡してくだされば、いつでも受け付けてますよ?」
マジかよ。めっちゃ嬉しいわ。
「それじゃあ、明日昇格試験受けてもいいですか?」
「わかりました」
よっしゃ、Sランクくらいまでさっとかけ登ってやるぜ!
「ありがとうございましたー」
俺達はギルドを後にする。そして、サリエル様が待っているであろう家に帰る。
「ただいまー」
「お帰りなさい、ご主人様」
いやー、なんかメイド喫茶来たみたいだな。しかもメイド喫茶なんかとは物が違う可愛さあるからな。サイコーだぜ!
「ご飯出来てる?」
「はい、出来ていますよ」
いやー、どんな料理がくるんだろうか。店の料理は酷かったし、俺の料理も腐りかけてたし、この世界に来てからあまり美味しい料理食べてなかったからな。まあ、ステーキは美味かったけど。
「はい、とりあえずサラダです。ミツハ様に頼んでドレッシングも手に入れておいたので、お好みでどうぞ」
え!? ドレッシング手に入れられんのかよミツハたん! なんでもありだな本当に……。
しかし新鮮な野菜はここに来てから初めて食べるな。
「いただきまーす」
「いただきますなのだー」
「いただきますなのじゃ」
「では私も、いただきます」
ぱくっ
がつがつむしゃむしゃ
「野菜くっそうめぇ!」
なんていうか、生きてるって感じがするぜ!
っていうかこれ確実に日本で食べたサラダより美味いんだけどなんでだ?
「これなんか隠し味でも入れてる? すごく美味しいんだけど」
「いえ、なにもしてないですよ? 多分一番高い野菜買ったからじゃないでしょうか?」
「それお金足りるの?」
「いやいや、盗賊団のアジトからパクってきたお金すっごい多いんで、全然使い切れないぐらいですよー」
「パ、パクってないから! 正義の味方しただけだから!」
ちょっとサリエル様人聞き悪いんだからー。これじゃあ俺達が悪者みたいじゃん!
「次はスープですねー」
「スープ!? そんなものまで作れるの!?」
「はい、任せといてくださいよ!」
うわー、めっっっっっっっちゃ美味そうなコンスメスープだわ。
一口飲む。
「あったまるー」
「美味しいのだー」
ホンワカするようなスープで、これもやっぱりとても美味しい。
「最後はメインディッシュのハンバーグです。自信作ですよ!」
「それは楽しみだなー」
自信作と自分で言うくらいだからさぞ美味いんだろうな。
目の前にハンバーグが運ばれてくる。鉄板の上にハンバーグが乗っていて、黄金に煌めいている。いやこれ高級料理店で出してもいいだろ絶対。まあ高級料理店なんて行ったことないけどさ。
「すっごく美味しいのじゃ!」
「こんなに美味しいご飯初めてなのだー」
二人共ハンバーグの虜になっているな。よし、俺も食べよう!
ぱくっ
ジュワー
肉汁溢れ出してるよ! うっめぇなこれ! すぐに無くなってしまった。
「おかわり!」
「我もじゃ!」
「わたしもなのだー!」
「はい、ちょっと待っていてくださいねー」
ほんとに美味すぎるわこれ。この後三回もおかわりしてしまった。お腹いっぱいすぎてお腹痛いわ。満足感しかないけどな。
「ぷはーっ、食った食ったー。よし、それじゃあ寝るか!」
「私はどの部屋を使えばいいんですか?」
「そうだなー、全員同じ部屋でいいんじゃないか?」
「え!? 全員同じ部屋……ですか?」
おうふ、やっぱり人間だな。視線が超怖い。
「いや、サリエル様はほかの部屋使ってもいいよ」
「じゃあご主人様とミツハさん、シャルティアさんはどうするんですか?」
「一緒の部屋で寝る」
だからそんな目線しないでよ。俺は仕方なくね、仕方なーく一緒の部屋で寝るだけだからさ。
「やっぱりサリエルも一緒に寝ようぜ。大丈夫、変なことはしないよ」
「本当ですか?」
「当たり前だろ!」
「どれくらい広いんですか?」
「四人は余裕で寝れるから心配しなくて大丈夫! だからさ、一緒に寝ようぜ」
「じゃ、じゃあご一緒させてください」
はい、きたこれ! さすがはサリエル様だな。
俺のお楽しみタイムが始まるゼ!