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第十話 レベルアップ

べ、別に投稿忘れてたわけじゃないんだからね!

 いやーどうしようかなこれ?

 だって薬草なんてどうやって判別するよ?

 舐めてみるか? でもそれだと毒がある草が紛れてる可能性もあるから危ないよな。

 いや待てよ? ゲームで薬草の画像出てこなかったっけ? もしかしたら出てきてたかもしれない。

 そうと決まればネットだな。マジキチ師匠 薬草 で検索してみる。するとすぐに画像が出てきた。さすがネット民だぜ。



「なあなあお前ら、この画像にあるやつが薬草だからそれ探してくれ」

「わかったのだー」

「わかったのじゃ」



 神とSランクに薬草を探させるなんていけない事をしている気分で心が踊るぜ!

 いやまあ手伝ってくれるのほんとにありがたいです。



「いっぱい取れたのじゃー」

「ホントだな! ありがとう2人とも!」



 依頼では5個持って帰れば達成なのだが、なんと18個とれた。一応多く持っていった分はギルドが買い取ってくれるらしい。依頼額よりは少ないらしいけど全然構わない。



「よーし帰るかー」

「わかったのだー」

「わかったのじゃ」



 俺達は来た道を戻っていた。まだ日暮れ前で、依頼も今日までに達成しておけばいいので少しゆっくりめに帰る。

 すると、待ち望んでいたモンスターが現れた。ドルバードだ。

 ドルバードといえば、お店に行った時にあったやつだな。結構美味しそうだったし、この辺でよく出たはずだからそんなに高価なものでもないんだろう。



「シャルティア、俺が倒したいからちょっと見ててくれるか?もし良かったらアドバイスとかもくれると嬉しい」

「任せろなのだー」



 俺は単体のドルバードを見つめる。体長は2mくらいあるようで、自分よりでかい。だが恐れることはない。まずはセラフを召喚する。こいつは体長3mくらいあるから抜かれることはないはずだ。こうやって見ると怪獣が戦ってる感じだな。その次にフライデビルを出す。こいつは体長30cmといったところかな。この黄金パターンで敵を完封する予定だ。

 そして最後に、我らが絶対的エース、スライムを召喚!



「問題、紫陽花なんて読む?」

「あじさい」



 体長5cmの青い塊がドルバードにぶつかっていくぅ!

 あ、弾けて死んだ。俺のスライムが死んだ……。

 まあ目的は達成してるんだけどな。最悪の形で。どうやら味方が死んでしまったらもうそいつは生き返らないらしい。その証拠にカードは回収できなかった。そしてスライム艦隊に使えるスライムが減ってしまった。スライムはあの時以外に獲得する方法がないのだ。可愛くて強いのに……まあそこまで作る気は無かったんだけどネタ的にね?



 とにかく黄金パターンでドルバードをはめ殺そうと思う。ドルバードは単調な動きしかしてこないので負けることはないだろう。

 ドルバードが突進してくる。セラフでガードする。そしてフライデビルが攻撃する。完璧だ。負ける要素が見つからねぇぜ。

 問題を答えなければどうなるか試してみる。



「15+76=?」

「……」


 またドルバードが突進してきて、セラフでガードする。しかし、フライデビルの攻撃は発動しない。攻撃だけが発動しないようだ。ガードが出来るのはありがたい。最悪死ぬことはないということだろうからな。まあ俺が問題を間違えるなんてそうそうないだろうけど。

 そうこうしているうちにドルバードを倒すことが出来た。ドルバードの素材がドロップする。カードは落ちなかった。一定確率で落ちるんだがわりと落ちないことで有名なマジキチ師匠だからこんなもんだろう。ボスのカード集めは苦労したなぁー。



「レベルアップしました。現在のレベル2」



 レベルアップしたようだ。体力が完全に回復した気がする。まあそこまでしんどかった訳ではないから分からないけど、ゲームではレベルアップしたら体力が完全回復してたから、多分そういうことなんだろう。



 その後も、ドルバードに2連続であった。今回はドルバードが大漁だったな。これで肉がゲット出来た。ドルバードの皮も手に入ったから、これで精霊に付ける装備も作れる。

 精霊のレベル上げにはそれのためのダンジョンがあるからそれまでは我慢しよう。この調子なら負けないと思うしね。

 ただとても疲れた。もちろんモンスターを倒すのにも気を張っていたからだが、1番疲れたのはシャルティアたんを止めることだ。シャルティアたんが「戦闘したいのだー」と言ってくるのを止めるのに大変だった。シャルティアたんがこんな所で戦闘したら危ないったらありゃしない。

 ともかく、ギルドアトランタに着いた。



「すいませーん」



 俺はクエストカウンターに依頼書と薬草を持っていった。



「依頼の分の5個と余った13個合わせて18個です」

「承りました。ポイントが貯まったのでEランク昇格試験を受けれます。昇格試験について説明致しましょうか?」

「お願いします」



 ゲームでは一回聞いたことあるし、Sランクまではなってたから聞かなくてもいいんだけど、会場の場所とか聞いときたいしね。

 ちなみに俺でもSランクまでしか達成してなかったが、特Sランクまでやってた人は50人くらいいたと思う。まあ逆に言えば100万人がやってるゲームで50人しか特Sランクにはなってないってことだけどな。



「昇格試験はモンスターを倒す試験です。こちらが用意した人工的なモンスターを倒してもらいます。失敗しても、何度でも挑み直すことは出来ますが、自分の精霊が死んでしまうと復活させることは出来ないので、気を付けてください。今回の昇格試験ではタミルと戦っていただきます。いつ昇格試験を受けますか?」

「明日でお願いします」

「承りました。それでは明日このカウンターまで来てください」



 よーし今日は明日に備えて寝るぞー。まあその前に今日は自炊でもしてみようかな。

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