第八話 異世界のご飯
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俺達はとある飲食店の店の前にいた。高級料理店とはいかないけど、大きめの店で繁盛しているようだ。
「いらっしゃいませー、何名様ですか?」
「三人です」
「お席ご案内しますねー」
テーブル席に案内された。丁寧な対応でよかったな。これは料理も期待できるぜ!
「こちらメニュー表です」
おっと、1枚お子様メニュー来ちゃったよ。
「我は大人なのじゃ!」
「申し訳ございませんでした。お取り替え致しますね」
「うむ」
シャルティアたんもミツハたんも同じくらい背が低いのにお子様メニューが一つだけということはみんながシャルティアたんを知ってるってことだよな。やっぱすごいわ。
とにかくメニューを確認してみる
ドルバードの焼き鳥 300ゴールド
アヌスのステーキ 470ゴールド
ドルバード丼 430ゴールド
ハシハシのフライ定食 410ゴールド
日替わり定食 400ゴールド
サラダ 150ゴールド
ライス 100ゴールド
本日のスープ 150ゴールド
Aセット サラダとライス +200ゴールド
Bセット スープとライス +200ゴールド
たしかドルバードは鳥のようなモンスターで、アヌスは大きめの牛のようなモンスターだったはず。けどハシハシってのは聞いたことないな? フライって書いてるから魚系なのかな?
「なあ2人とも、ハシハシってどんなやつか知ってる?」
「ハシハシは白身の魚のようなものじゃ」
「美味しいんだよー」
ふむ、ハシハシも気になるな〜
いやしかしここは贅沢にアヌスのステーキでAセットにしよう。
「2人とも決まったか?」
「決まったのじゃ」
「決まったよー」
「じゃあ店員さん呼ぶぞ」
日本の店のように店員呼び出しボタンがあった。細部まで作り込むミツハたんの技が光ってるぜ。ここまで出来るのになんで初めはあんなだったんだろうか。そう思うくらい想像以上の世界だった。
「ご注文どうぞ」
「アヌスのステーキAセットで」
「ハシハシのフライ定食なのじゃ」
「ドルバード丼なのだー」
「かしこまりました」
「アヌスのステーキAセットと、ハシハシのフライ定食、ドルバード丼ですねー」
料理が運ばれてきた。
メインの方は美味しそうだ。けど……。
「サラダ色悪くね?」
まあ気のせいだろう。サラダを1口食べてみる。
「うーん微妙」
やっぱり鮮度が悪いんだろうな。日本の食事はやっぱり凄かったんだと改めて実感させられた。
気を取り直してアヌスのステーキを食べてみる。
「あ、結構うまい」
素材の味がとてもいい。まあまあ奮発して買った少し高めの肉の味がした。
しかし、ソースがかかってなくて塩胡椒だけなのがな。A5ランクとかのほんとに高級な肉ならそれでいいと思うんだけど、そこまでの肉ではないからな、美味いんだけどね。
あと米も日本のには敵わないな。
朝昼食べてなくてこの感想だから結構異世界の料理って質が低いんかな?
日本の料理が美味しすぎるのはあるかもしれないけど。
こうなると美味しい料理店を探すか自分で作るか、とにかくどうにかしたいな。
まあ高いけど無難に高級料理店行くか、個人経営のさびれた感じのところに行くかだな。ほんとに美味しい店は個人経営に多いらしいからな。まあネット情報だけど。
自炊はまあ、したことは無いけどこれもネットを頼れば出来ると思うし。ネットがあれば何でも出来る!
「美味しかったのだー」
「まあまあ良い店じゃな」
これでも意外と好評だったようだ。日本の高級料理店にでも行った日にはどうなるんだろうな。
あー思わぬところで日本に帰りたくなったぜ。
とにかく1回高級料理店にも行ってみたいからお金を稼ぐのが先決だな。
明日受ける依頼でも見に行くか。
俺達はギルドアトランタへと向かった。
〜その頃別の異界〜
「まだ見つからんやて?」
「申し訳ございません。セキュリティに抜け道はないようです」
「仕方ない、妾の精鋭部隊をだそう。ゼルバ!」
「お呼びですかな?」
「お前達を使わせてもらうで。命令は例のあいつの生死確認と、生きていた場合の処理や。今のあいつにはまだ力は解放されてないはずやから裏で手ー引いてるやつがおるはずや。そいつを捕らえるのもお前達の仕事や。もちろん生死は問わん」
「報酬は?」
「はー。わかったから、報酬はしっかりと出す」
「承りました」
「貴様ら、聞いたな。精鋭部隊の名にかけて今すぐ見つけようぞ」
主人公一行の残り残金約988500ゴールド