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6th 集会

__四年前、集会。

とあるパーキングエリアに色々な所から暴走族が集まっていた。

どうやら今日は連合会の集会らしい。

集会の2時間前のまだ日が沈まぬ頃既に

暴走族セブンスヘブンのメンバーは集合していた。

駐車場の一画を占領し、総長のタケルを中心にたむろしていた。

タケル「おい、お前ら今日は連合会の特別な集会だ!周りのチームなどに恥がないように気合いを入れていけよ!」

隊員「うっす!」

タケル「特に今日は特攻隊長のコウが居ない分気合い入れろよ!」

隊員「うっす!」

マルヤマ「それより副総長遅いですね。」

タケル「あぁ。ちょっと連絡してみてくれ。」

マルヤマ「わかりました。」

タケルに言われ携帯を取り出し電話をかけた。

電話をしているとタケルが黙ってマルヤマの携帯を奪い取った。

マルヤマ「いや、でも…あっちょっ…」

タケル「あーもしもし?俺だよタケルだけどさ」

シュン「どうした?」

タケル「なになにお前の母ちゃんと父ちゃんの結婚記念日なんだって?」

シュン「あぁ。」

タケル「行ってやれよ!年に一回のお祝いだろ?お前の親なんだから日々の感謝の手紙でもあげたらどうだ?」

タケルは少し小馬鹿にするようにヘラヘラと言った。

シュン「ばかにしてんのか?」

シュンも冗談気味に答えたが、今度は真剣に語り出した。

タケル「親ってのは子供が一番可愛いんだよ。たまには親の側にいてやれよシュンちゃん。」

シュン「お前は俺のなんだよ。」

タケル「俺はこのチームの総長だ!」

シュン「頼もしいな。でもいいのか?他のチームとかも集まるデカい集会なんだろ?」

タケル「問題無い問題無い。バシッと挨拶してくるよ!お前は親の結婚記念祝ってやれ!」

シュン「悪いなタケル。」

タケル「おうよ。終わったら連絡くれよ!ナイツー行くからよ。」

と言ってマルヤマに携帯を投げた。

タケル「って事でシュンも大事な用事で今日来られねー。でも心配することはねー。なんたって俺らセブンスヘブンは面白おかしくピースに生きるのがモットーのチームだ!胸を張って集会に出るぞ!」

隊員「おっー!!」

すると少し離れた所から拍手が聞こえてきた。

その拍手の音はこちらへと近付いてくる。

セブンスヘブンのメンバーは音のするほうを睨みつけた。

すると青の特効服の男がニヤニヤしながら歩いてきた。

青い男「ははは。ブラボーブラボー!実に素晴らしいチームだなぁ。面白おかしくピースに生きるのがモットーの暴走族なんて聞いた事ないねぇ。どこの貧弱チームだい?」

ヘラヘラと挑発する青い男にメンバーは激しく憤怒したがそれを総長のタケルが目で止めた。

タケル「どうも。誉めて戴きありがとうごさいます。そーゆー君も俺らセブンスヘブンを知らないとはどこの世間知らずかね?」

語調は優しいものの明らかに憤怒が込められた言葉に空気は一気に緊迫した。

青い男「随分と自信のある言葉だねぇ。君がこの貧弱チームの総長かい?」

タケル「俺がこのセブンスヘブンの総長だ。お前はどこのどいつなんだ?」

青い男「なるほどそいつはいい。僕が名乗る義理は無いと思うが?」

ヘラヘラして余裕を見せているのにも関わらずなぜか殴りかかるには隙がない。

今タケルが殴りかかってもどうにでも対処出来ると言う余裕からだろうか。タケルは青い男の発言よりもその余裕に腹が立っていた。

タケル「随分と傲慢な性格だな。んでなんだ?冷やかしにきただけか?」

青い男「いや、お前と話をしたい。」

タケル「なら今話せばいいだろ?」

青い男は周囲をザッと見回して大きくため息を吐いた。

青い男「ここじゃ野次が多すぎる。僕は君とだけ話したいんだ。着いて来い。」

そう言って青い男は黙って歩き出した。

マルヤマ「タケルさん!!」

黙って聞いていたマルヤマが抑えきれず立ち上がった。

タケル「ここで待っていろ。この事態をシュンに連絡しておいてくれ」

マルヤマ「待てないっすよ!あいつに俺ら全員が馬鹿にされたんですよ?総長1人に任せて俺らは待機なんて有り得ないっすよ!自分も行かせて下さい!」

今にも爆発しそうなマルヤマをタケルは冷静に止めた。

タケル「気持ちはわかる。だけどそんなに俺が信用ならないか?それにお前まで抜けたら誰が集会を纏める?シュンもコウも居ないんだぞ?」

タケルに言われなにも言い返せず黙るしかなかった。

タケル「いいか?お前はここに残れ。そして一応シュンに連絡を入れろ。あいつならなんとかしてくれると思うからな。」

マルヤマ「…わかりました。」

マルヤマは奥歯を噛み締め頷いた。

タケル「それでいい。じゃちょっくら行ってくるから頼んだぞ!」

そう言って去ってくタケルの背中を見送るとマルヤマは携帯を取り出しシュンに電話をした。

しかしシュンは電話に出なかった。

マルヤマ「シュンさんは親の結婚記念日だったっけ。」

悪いとは思いつつも事態が事態だ。何度か電話したが、やはり電話に出ることは無かった。

残ったセブンスヘブンのメンバーたちはまるで葬式かと言う程に沈黙していた。

すると今度は赤髪の男が歩いてきた。

赤髪の男「なんだ?このしらけたくそチームは」

フラりと現れた男にいきなり挑発されてマルヤマは勢い良く立ち上がり赤髪の男の胸ぐらを掴んだ。

マルヤマ「あ?なんだてめぇ」

赤髪の男は胸ぐらを掴まれ、なにも言わずに顔面を殴りつけた。

それによりマルヤマは3メートル程吹き飛ばされた。

周りのメンバーも全員臨戦態勢をとるが赤髪の男は動じない。寧ろ不敵に笑って更に挑発した。

赤髪の男「なんだ?なんだ?1人気合いの入った餓鬼が居ると思ったらただの雑魚かー?それと他の奴らも殺るってなら纏めて相手してやんぞ?」

メンバー全員が殴り込もうとした所をマルヤマが叫んだ。

マルヤマ「おい!!赤髪!!まだ終わってねぇよ。勝利宣言は俺の息の根を止めてからいいやがれ。」

マルヤマは赤髪の男を目掛けて跳び蹴りをした。

赤髪の男は素早く身体を捌き跳び蹴りを避けた。

赤髪の男「死にてぇのか餓鬼」

マルヤマ「こっちの台詞だよくそったれー」 

一心不乱に殴りまくるマルヤマだが赤髪の男は顔色一つ変えずに全てを避けている。

一心不乱に殴っていたマルヤマだが、流石に全て避けられてる事に焦りを感じた。

赤髪の男はその焦りを見落とす事はしない。

殴る事を一瞬止めた隙を突いて強烈なボディブローを叩き込んだ。

マルヤマは血反吐を吐き、その場に倒れ込んだ。

周りのメンバーも赤髪の男に殴りかかるが、次々と殴り飛ばされていく。

赤髪の男はその間終始つまらなそうな顔をしていた。

赤髪の男「おい!餓鬼!そろそろ死ぬ覚悟は出来たか?俺もそろそろ勝利宣言させて貰いたいんだが?」

マルヤマ「まだ…終わって…ねぇよ。」

言葉にならないような言葉で言い返す事ぐらいしか出来なかった。

その言葉を聞いて赤髪の男はニヤァと笑い拳を構えた。

赤髪の男「そうか。じゃあ死ねよ餓鬼。」

赤髪の男は全力で倒れ込んでいるマルヤマに拳を数10回叩きつけた。

周りのメンバー何度も割って入ろうとしたが、全員声も上げられない程にやられていた。


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