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凡人でもできる現代ファンタジー攻略法  作者: 夜鐘
第一章 スケルトンダンジョン攻略 前編

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4/16

【門】


 工事現場の奥で見つけた光を放つ謎の門。

 回り込んでみても、門の内部は油膜のように輝いているだけだった。


 ミサイル着弾まであとわずかだというのに、ここに戻ってきた理由はこの【門】だ。


(おそらくこれは、どこかにつながっている門。だと思う。

 未知の構造物であることは明らかだ。けど、これが想像通りの物である確証は何もない。

 でも、一か八かかけるしかない。)




(地下に避難できないんだったら、異次元に避難できればいい!!

 頼む!ダンジョンゲート的なものであってくれ!!)



 意を決して油膜のような門の内側に触れる。直前に、あたりを眩しい光が包んだのが分かった。




 **************





 最も奇妙だったのは、直前に起きたあの地震だ。


 調べても震源に関する情報は得られず、震度を表したマップは日本の全てで震度4の揺れを観測していた。観測機の故障かとも思ったが、SNSの反応からして多くの地域で揺れていたのは事実のようだった。


 そして、ひび割れた凱旋門に思い当たった時、一つの仮説が成り立った。


『日本だけでなく世界中の広い範囲で揺れが発生していたのではないだろうか。』



 それなら急に発射された弾道ミサイルの理由にもある程度の見当がつく。

 おおかた、普段地震のない地域で発生した大きな揺れによる誤作動か、それを攻撃だとみなしての報復攻撃とかだろう。

 もっとも、そんなことで核攻撃された側としてはたまらない。

 どうか迎撃に成功していることを祈るばかりだ。





 凱旋門、そして工事現場に表れた、()()()


 直前に世界規模の大きな地震が起きたという仮説。

 そして、あの奇異な見た目の門が突如、それも複数出現したという事実。


 これだけを根拠にあの謎の門をファンタジー小説でよく登場する()()()()()()()()だと信じて飛び込んだ。

 あまりにも希薄な根拠とそれに命をかけた自分。


 思わず自嘲してしまう。


 走りすぎて脳に酸素が足りなかったのだろう。





 あのときは、ミサイル着弾まであと数分もない状況だった。

 工事現場に戻ってきたのは、このあたりだったら、鉄筋コンクリートなら身を守るのにはましな方だろうという計算もあったからだった。


 この選択は正しかったのだろうか?


 あのままうずくまって身を守るのが良かったかもしれない。いや、着弾地点によってはそれでも危険だろう。








 そういえば、避難しようとしていた小学校の前には、動物園から脱走したと思わしきライオンがいたな。

 確かに動物園は近くにあるが、数分で逃げ出せる距離だろうか?


 そういえば、家族は無事だろうか?ミサイルの着弾予想地点には実家は含まれていなかったから大丈夫だとは思うが...


 そういえば、門に触れる直前に周囲が光った気がしたがあれは何だったのだろうか?

 ミサイルの放った閃光だろうか?だとしたら、ギリギリだったな。

 でも、それにしては柔らかい光だったな。


 そういえば、、、、あの後はどうなったんだ、、、?





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