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凡人でもできる現代ファンタジー攻略法  作者: 夜鐘
第一章 スケルトンダンジョン攻略 前編

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進歩

 ただいま、午後三時。再びダンジョンにやってきました。


 念のため、アクセサリー以外の武器・防具はダンジョンに来るまでは外しておいた。見つかったら厄介なことになりかねない。

 巷では、ダンジョン攻略の際の武器防具の不足が嘆かれているようだ。


 その点では私は相当恵まれてると言えるだろう。



 さて、装備を付けて、準備を終えて、ダンジョン四層目突入。


 ここに来るまでに、『(おそらく聖属性)短剣』の効果は確認してきた。

 適当に切りつけただけだが、スケルトンを抵抗を感じることもなく一撃で倒せた。

 おそらく片手剣と同様の効果を持っていると考えていいだろう。



 まずは、相手の攻撃パターンの確認。できれば追ってくる距離も確認したい。


 そして、こちらの攻撃が通じるかどうかの確認。

 三層目までのスケルトン相手は例の片手剣で一撃で倒せていたから問題が無かった。

 四層目の敵にどれだけ通じるか。下手すると、攻撃後に反撃を食らいかねないため、しっかりと調べたい。




 少し進むと、前回と同じ全身に鎧をまとった剣士のスケルトンがいた。

 どうやら既にこちらの存在に気付いているようだ。



 こちらはアクセサリーをつけ、鎧を着ての本格的な戦闘が初めてだ。体を慣らしながらスケルトンに向かっていく。






《ズバッ》

 前回と同じような、スケルトンの剣の振り下ろし、


 そして、下からの切り上げと横なぎ   ()()()、僅かな停滞!!


 前回よりも明らかに見えてる!



 前は捉えられなかった『僅かな隙』

 思わず、腰に吊るしていた例の短剣を、手首のスナップだけでスケルトンに向けて放る。


《トスッ》


 スケルトンのまさに剣を振るおうとしている腕を、貫き突き刺さる。


 短剣の刺さった場所が燃え上がった。

 明確に怯んだ

 片手剣を袈裟懸けに斬り下ろす。


 周囲から音が消えたような感覚。


 我に返ったのは、目の前からスケルトンが消え、ドロップ品に代わった後だった。





 **************






 あ、アイテムの力ってスゲーーーーーーー!!!


 何が起きたのか一瞬分からなかった、というか気づいた時には体が動いてた!!



 どこからどこまでアイテムの効果なのかは分からないが、確実に進歩してる!


 なんといっても、ダンジョンの攻略を始めて、初めて現れた明確な『壁』。

 アイテム頼りとはいえ、自分の意志と力で乗り越えた!


 危険と隣り合わせということもあって、達成感と興奮がすごい。

 気を付けないとスリル中毒になりそうだ。


 とにかく、これで四層目でも通用する!!!






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