表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
凡人でもできる現代ファンタジー攻略法  作者: 夜鐘
第一章 スケルトンダンジョン攻略 前編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/16

弓道部()

 結局略奪は午前六時半まで続いた。


 俺としたことが少し夢中になりすぎた。

 しかし、その甲斐もあって二階層にあった棺は大方調べつくした。

 そして三階層につながるであろう階段も見つけた。


 大成果ではなかろうか!!!


 ちなみに持ってきた鞄はパンパン、ポケットもパンパン、なんなら背負っている矢筒の中までギッシリアイテムまみれだ。

 正直クソ重い。



 とはいえ予定していた時間は過ぎてしまっているので、見つからないようにそそくさと帰ることにする。


 あばよスケルトンダンジョン(仮称)もう会うことはないかもしれない!!!



 ***********



 ダンジョンの門から出て、覆いかぶさっているブルーシートの隙間からこっそりと抜け出す。

 どうやら周囲に人はいないようだ。


 外に隠しておいた弓とバットも忘れず回収する。


 工事現場から出て、外から眺める。


 昨日今日のことだったが、最初の方はもうずいぶんと遠い思い出だ。

 後で日記にでも書いておこう。じゃないと絶対に忘れる。


 少しの間ぼーっとしていたら、工事現場の方から何やら物音がした。

 音の方向を向くと、人が見えた。どうやら作業員の方が来たみたいだ。



「おはようございます。」

 怪しまれないように挨拶する。


「おはよう、朝早いね。」


 目線は自分の方を向いている。

 まあ、こんな弓をむき出しで持ってたら誰だって注目する。


「はい、朝の部活の帰りなんです。弓をやってまして。」

 もちろん嘘だ。弓を習っていたらダンジョンであんなに苦労しなかった。

 弓を見せながら、バットに気付かれないことを願う。明らかにおかしい。


「ここの工事ってどれくらいで終わりそうですか?」

 ついでに気になったことを聞いてみた。


「ああ、本当はあと数週間で終わる予定だったんだが、昨日の地震で色々あったらしくってね、ここは後回しになったんだ。急に駅の方を工事してくれって言われてね。」

「だから今も道具を取りに来ただけなんだ。再開も終了も未定だね。」


 駅の方で何かあったんだろうか?わざわざ他の場所の業者を呼んでまで?


 というか、今の話からして、ここから道具を持ってすぐに駅に行くらしい。




 もしかするとここのダンジョン、しばらく見つからないのでは?




 ブルーシートで隠した自分を内心で褒めながら、会話を切り上げ、家に向かう。


 心なしか、重いはずの足取りが軽く感じる。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ