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嫌よ嫌よも好きの内

作者: みん
掲載日:2025/10/10


 「俺、お前のこと嫌いだ」


対して興味のない、違うグループに属する同級生に、麗奈れいなは突然宣言された。


 彼の名前は確かさとる


 「は?突然なんなの?」


「だから、嫌いって言ってんだよ」


だが、興味もない相手にそんな事言われたって痛くも痒くもない。


 だから麗奈はそれ以外話を続けるのを辞めた。


 悟も話しかけてこなかったので、これで終わりだと思った。


 「お前の事、やっぱり嫌いだ」


次の日、目を合わせるなり悟が言ってくる。


 麗奈は流石にムカっ腹が立つ。


 「だから何!?嫌いならわざわざ話し掛けないでよ!」


「嫌いなんだから嫌いって言ってんだ。俺の勝手だろ」


コイツは頭がおかしいらしい。


 それから毎日、悟と麗奈の攻防戦は続いた。


 嫌いだと言う悟に、噛み付く麗奈。


 クラスメイト達はくすくす笑って、先にどっちが根を上げるか賭けをする始末。


 だが、どちらも負けず嫌いなたちだ。


 この関係は二人が中学を卒業するまで続いた。


 悟と高校は別々になる。


 麗奈はせいせいした思いで卒業式に臨んだ。


 式が終わると、悟が麗奈のそばに寄ってくる。


 麗奈は身構えた。


 「お前の事は嫌いだけど、話す時間は好きだったぞ」


悟はそれだけ言って、桜並木で待っている友人の元に消えて行った。





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― 新着の感想 ―
同級生の悟さんに毎日嫌いだと宣言される麗奈さんの戸惑いや苛立ちがよく伝わってきましたが、興味のない相手からの突然の宣言に始まりそれが卒業まで続くという関係性はとてもユニークだと思いますね笑 悟さんの理…
2025/10/11 05:22 退会済み
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