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求古綺譚:Lucky Lore  作者: いろは
終焉: The demise of a World 【第六章】

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この辿りついた先で

 ほどなくして、6人は地上に上がった。


「『はじまりの守紋(しゅもん)を持つものは消えた大陸を再生する』この言葉の意味が分かった気がします」

 (ゆう)が“流水(りゅうすい)”の守紋符(しゅもんふ)を手にして言った。


「僕も」

 環も“唐草(からくさ)”の守紋符を手にして言った。


「この荒れた大地をこの二つの守紋で(よみがえ)らすことができるんだと思います」

 悠が清々(すがすが)しい表情で言った。


「これも見つけました」

 環が小さな紙袋をカサカサと揺らしながら見せた。

「植物の種です」


「僕たち、ここでしばらく大地を再生させてみようと思っています」

 悠が言うと、環も頷いた。

 二人の真っすぐな澄んだ眼を見て、

 倫国王は何も言うまいと思った。


「よし、では、(われ)が必要なものをツクヨミノ大陸から運ぶぞ」

 (すず)が元気よく言った。

 悠と環はにっこり笑った。


「そうか。では、俺が二人の護衛も兼ねて付き合うか」

 ゼンがニカッと悠と環に向かって笑った。


「学校へはきちんと行くんだぞ」

 志々度(ししど)総隊長が言った。


「はい。まずは冬休みが終わるまでで、後は親と相談して決めます」

 環が答えた。


「分かった。では、一旦船に戻って必要なものを降ろそう」

 倫国王がそういうと、6人は船に向かって歩き出した。


 船から必要なものを降ろした頃は

 空も海も茜色(あかねいろ)に染まっていた。


「こんなにもきれいな空と海を見るのは初めてだ」

「そうだね」

 悠と環は、いつまでもこの美しい景色を眺めていられると思った。


「では、また明日来る。私もアカツキノ王族として、アカツキノ大陸を再生させる体制を整えて来よう。ゼン、二人を頼んだ」

 倫国王はそういうと、志々度総隊長と鈴と共に船へと入っていった。


 悠、環、ゼンは手を大きく降りながら、船を見送った。

 空に一番星が見えた。

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