人生曼荼羅喜怒哀楽草紙
人生は曼陀羅のように喜怒哀楽を繰り返しては過ぎ去ってゆく。
人生とは
そのおおよそがすでに過ぎ去った私にとって一体何だったのだろうか?
改めて問い直してみても
結論って出てこないんだおよな
だってそうだろ
ごく普通の一般人で
庶民で
平凡な人生だったんだからな
そんな人生を
いまさら
振り返ってみても
何も意味なんかないとしか、
そう思うしかないんだよな
でも?
おおかたの一般人にとっても
それは同じことなんだと思うよ
鑑にうつった自分の顔の
このろうじん、いったいだれ?って驚くってあるしな
いつの間にこんなに歳とったんだろうって
あんなに若かったのに
あんなに夢を語っていたのに
あんなに張り切っていたのに
それが
ええ
こんな老人になっちゃったなんて
信じられないんだよな
でも
これが現実なのさ
今では
毎日浴びるほど老人病の薬を飲んで
頻尿で
不眠症で
腰痛で
物忘れで
老人症状のオンパレードで
体も心も劣化して
すぐ落ち込むし
すぐ不安になるし
憂鬱で気分は曇り空
でも?
しかたないよな?
みんなそうなんだから
皆そうなるんだから
それが老化の現実なんだから
しょうがないんだよな
通院すると待合室には
杖をついた老人
装具をつけた老人
よどんだ眼付きの老人
やっと歩いてる老人が
満ち溢れてるもんな
老いることってみんな平等で
それが人生の行き先だからなあ
じゃあどうしたらいいんだろ?
ハッキリ言って
どうにもなりません
どうしようもありません
ただそれをうけ入れるしかありません
老人病の薬を浴びるほど飲んで
それでも体調は不良で
そうして過ごすしかありません
いったい
いつになったら終わるのか?
そんな当てのない問いを繰り返すしかないのです。
そうして時は無為に流れ去り
明日は昨日になり
気が付けばまた1年が過ぎてしまっているのですね
まあ世の中にはもっとひどい病気でくるしむ老人もいっぱいいますから
それほどひどくはない症状の慢性病ならありがたいですよね
それと老人は急に悪化するということも多いです
脳梗塞や
大動脈乖離や
心不全で
急死という老人も多いですからね
明日ががわからないというのは老人です
明日どうなるか
わからないのです
それが老人です
いま、老人の実態てどうなんだろ?
認知症の老人も多いしな
本人よりも周りが大変なんだよな
健康も不安だけど
老人って
お金も不安だよな
少ない年金だけで生きていかれるのか?
といって病身では働くなんて無理だろ?
寝たきりや
マヒや
手足が不自由な老人も多いんだよな。
まあそれが老後の実態なんだよな
仕方ないといっては
いけないかもしれないが
まあしかたないんだよな?
お金の不安
健康不安
病気の苦労
そして心も劣化
では一体どうしたらいいのだろうか
それは
まあこれしかないんだろうね
つまり、、、、
いまを生きるしかないです
今日を生きることです
いまを命の限り生ききること
それが老人の最良の生き方です
今日が最後かもしれない?
それが老人です
だから今を
今日を
精一杯生きようではありませんか
あるだけの
状況でも
それをまあ受け入れて
いまを生ききること
それだけだと思うよ。
ねえ?
みなさん。
それしかないと思うよ。
でもさあ
具体的には何ができるかな?
そうだなあ
自分のなにか趣味があればそれを極めるのもいいのね
あとは散歩とか運動とかもね
どれもないという人は
地域の「老人クラブ」に加入というもあるよな
多分どこにもあると思うから加入して
ボランティアや軽スポーツや
ゲームや趣味などができると思うよ
それと
地域の「公民館活動」でも
いろんなサークルや勉強会や習い事があるから
調べて参加する方法もあるよね