呪いの本
読者様へ
初めての作品なので,
文章とか変なとこがあるかもしれませんが,
どうぞ優しい目で読んでいってくださいね(●´人`●)
『ピ・・ピピピピピピピピ・・・』
『ん〜・・カチャ。はぁ,また朝が来たのか。』
(朝なんて,こなければいいのになぁ)
そう思いながら、私・貴紗愛莉
は学校へ行く用意をした。
☆この世には、意味もなく自分より弱い奴、
下のやつを痛めつける悪人がたくさんいる。
学校なんて悪人のたまり場みたいな所だよ‥‥
私はそんな奴らがすごく憎い。
憎んでも憎しみきれないほどに・・。
毎日私を痛めつける悪人が。
奴らがいるせいで私は人を信じることが
できなくなったんだ‥。
学校へ行くと,絶対靴箱は荒らされてる。
時には上履きがないときだってある‥
そして教室へはいると,一瞬だけ
みんなの視線がこっちへ来るのだが
その後は、私のことなんてシカトだ。
机には必ずと言っていいほど,毎回
【ブス】・【死ね】などの悪口が書いてある。
私はそれを一生懸命消すんだけど,これが
なかなか落ちないの。
机の中も言葉にはしきれないほど
めちゃめちゃにされてて,
最初やられた時はすっごくショックで
自分でも信じられないほどないた。
今では,いちいち泣いてても何もならないと思って
頑張ってこらえてる‥‥。
でも今日の学校は何かが違っていた。
――『何かが』――
学校へつき(靴箱,荒らされてるんだろぉなぁ)
と嫌嫌開けると信じられない事に,
荒らされてなんかなかった。
ただ一枚の手紙が入ってただけで‥。
見るとそれは呼び出し状だった。
(‥もしかして‥ラ・ラブレター?!
んなわけないかww)
と不思議に思いながら教室へはいる。
机をみると,何故か落書きされてなかった!!
疑問に思いながらも,時を過ごした。
そして放課後,愛莉呼び出された場所へ行った。
そこで待ってたのは,なんと私を痛めつけていた
張本人,みんなのリーダー的存在の城崎姫華
と姫華の子分みたいな
2人,本荘芽衣と
神加麻友だった‥。
愛莉は,(何されるんだろう?
もしかして仲直りとかwwありえないか‥‥。)
と思いながら『あの、何か用でしょうか?』
と聞くと,姫華達は
『何されるかも分んないのぉ??』
『ぅちらに呼び出されたらされる事なんて,
一つしかないじゃんww』
『あんたさぁ,最近生意気なんだよねぇ〜』
と口々に言ってきて,最後の一言
『だ・か・らぁ,お仕置きしないとネッ♪』
を合図に私は,人にばれない範囲のとこを
けられ,殴られた‥‥。
今までいじめられた中で一番
辛くて,苦しかった。
『やめて!!』と叫んでも『助けて!!』
と叫んでも相手は手を止めてくれなかったし,
誰も助けてなんかくれなかった。
――私は絶望を感じた――
『お仕置き』が終わった時の私は,
体は怪我だらけ,そして血もたくさん出ていて
制服も身も心も,もうボロボロだった。
愛莉達は満足げに、倒れた私を
眺めてから帰った。
私が立って帰れたのはその1時間後の事でした。
家に着くと,母に見つからないように
私はお風呂へ直行した。
‥心配をさせたくなかったから‥
服を脱いだ私の体は,とても醜かった。
跡が残るんじゃないかと思うほどの痣が
いっぱいあり,私はその跡を見て
久しぶりに泣いた‥‥。
次の日は学校が休みだったので,
『ある意味』良かった。
私は気分転換に近くの小さな
図書館へ行った。
図書館の本はもう,ほとんど読んでいて
あとは持ち出し禁止の分厚い本ぐらいだ。
その場所へ行くと,本と本の間に
小さな本が紛れていた。
題名は書いてあらなかった。そこが又,
すごく惹かれたのでこの本を借りてしまった。
このときから運命の歯車はもう回り始めていたんだ。
家に帰ると早速本を開いた。
読んでみるとこの本は,どうやら呪いの本らしい。
愛莉は(ちょうどいいや!!試しにやってみようかな)
と思い,ページを開くとルールと
呪文らしきものと魔法陣が書いてあった。
――ルール――
☆一人で行う事☆回数は10回だけ(←呪える数)
☆にくい人だけを呪う事☆人を呪うことだけに集中する事
☆はじめての時は必ず説明を読むこと☆一応暗い所でやる
☆人にはこの事を教えない事☆だんぜん衣服は黒にする事
☆けっしてルールは破らない事
私はまずあの日私の心もろとも
傷つけた姫華達を呪った。
‥‥残りあと7人‥‥
――次の日――
学校で昨日呪った3人が死んだことを知った。
事故で死んだんだと‥‥
愛莉はちょっと驚きもしたが,心の中では
(ぁの呪い本当だったんだ!!いい気味だわ!!)と思っていた。
愛莉はついに家に引きこもり,
誰を呪うかを考えていた。
『あと7人‥‥あっ!そうか!!』
愛莉が思いついたのは,いっぺんに何人も呪うこと‥‥
愛莉はルールを読んだ。たしかに‥でも愛莉は
きずいてなかったあるもう一つのルールに。
いっぺんに何人も呪った愛莉に変化が訪れたのは,
次の日の夜だった。
その日も呪ぉうとして本を開けると,
急に周りは暗くなり愛莉はびっくりした。
目が慣れてくると目の前に何かがいることがわかった。
愛莉はその何かを見るなり,驚いて声も出なかった
‥‥だって目の前にいたのは【死神】だったから‥‥
そして死神はしゃべった。
『お前がルールを破ったやつか・・?』
『ち・・違うわよ!!そんな事する訳ないじゃない!!』
愛莉は恐怖におびえたような声で言った。
『本当か?何人もいっぺんに呪わなかったか?』
『それは‥。だってルールに書いてなかったもん
‥そうでしょ?!』
『いいや確かに書いてあるよ,ちゃんと。』
愛莉はもう一度ルールに目をとうした。
――ルール――
☆一人で行う事☆回数は10回だけ(←呪える数)
☆にくい人だけを呪う事☆人を呪うことだけに集中する事
☆はじめての時は必ず説明を読むこと☆一応暗い所でやる
☆人にはこの事を教えない事☆だんぜん衣服は黒にする事
☆けっしてルールは破らない事
何度目をとうしても愛莉には解らなかった。
そこへ死神は言った。
『星の横の一文字を全部つないで読んでみろ!』
言われたように読んでみると,
愛莉は驚いて口をパクパクさせていた。
だってちゃんと言葉になってるから。
【一回に人は一人だけ】と‥‥
『な・・なんでぇ??どうしてなのぉ‥』
愛莉は泣きそうな声で言った。
『それをちゃんと読まなかったお前が悪い。
まあとりあえずお前の魂はもらってくよ』
『ちょ‥ちょっと待ってよ!!
私はもっとこの世で生きていきたいのよぉ。
ルールを破った事は謝るから‥何でもするから!
私を・・私をもうちょっとだけでも
生きさせてぇ‥ヒック‥ふぇ〜ん‥』
『本当か?もしかしたらまた
痛めつけられるかも知れないんだぞっ?』
『それでもいいから‥グズンッ』
『そうか‥それでもいいというのならば取引だ!
生かしてやる代わりにお前の寿命を半分もらっていく。』
『はい。ありがとぉございます‥ズルズルッ』
『その,残りの命大切にしろよ!
おれが優しかったからお前は生きていけるんだからな‥』
死神はそうゆうとどこかへ去って行った。
愛莉はその死神に感謝した。感謝してもしきれない程に。
これから生きていく間、愛莉は絶対,
死神への感謝は忘れないだろう。
それから私は高校へ入り,友達もできた。
そして私は人を信じる事ができるようになった。
これも全部死神さんのおかげ・・。
【――ありがとう――】
最後まで読んでいただいて感謝です(人'д'o)☆゜*
тнайк―+。:.゜ヽ(´∀`*)ノ゜.:。+゜―чоц!!
えっと,この作品の感想とかアドバイスをいただけるともっと嬉しいんで良かったらそちらの方も(〃'ω')ヨロ(〃・ω・)シク(o〃_ _ )oデスッ♪