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青春代行課-今井歩の部活動青春  作者: ゆうま
帰宅部編
7/75

#2-2

「なんで図書委員になんてなったの」


まるでなってほしくなかったみたいな言い方


「本が好きだからだよ。そう言う赤城さんはどうして?」


「同じ」


視線をそのままに呆然としていると、軽く睨まれた


「……なに」


「あ、ごめん。派手めのグループにいるのに意外だなって思って」


「グループ?」


心底不思議そうな顔をされても困る


「田野さんと黄朽葉さんと3人で仲が良いでしょ?当人は気付かないものかもしれないけど、クラスで力の強いグループだと思うよ」


「今井くんもそういうこと言うんだ」


「え?どういう意味?」


「私はいつもひとり」


どういう意味だろう?

そんな様子はなかったけど、喧嘩でもしたのかな


「いつだって私は、私としてのみ存在している」


「――そう。良いね」


引き籠りだって誰かを通して社会と通じている

社会と通じている限り、己だけで立っているなんて有り得ない


「2人が可哀想とか言わないんだ」


「決して「そう」は思わないのに、「そう」思い込ませていることの方が可哀想だよ」


「同感」

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