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青春代行課-今井歩の部活動青春  作者: ゆうま
帰宅部編
6/75

#2-1

「そのシャーペン『夢物語シリーズ』か」


「そうだよ。宇崎くんも好きなの?」


「ああ。どの話しが好きだ?俺はな――」

「今井くん、悪いけど少し良いかな」


宇崎くんに小さくごめんねポーズをすると軽く手を振られる


「クラスの役割として委員会をやってほしいの。図書委員と美化委員のどちらかをお願いしたいんだけど、どっちが良い?」


「じゃあ図書委員で」


「分かったわ。女子の委員は赤城さんだから宜しくね」


「はい」


赤城さんの方を見ると丁度ひとりだった

宇崎くんには悪いけど、もう少し待っていてもらおう


「赤城さん」


「なに?」


「図書委員になったんだ。それだけ」


なんでため息疲れたの?!


「先生もいい加減だなぁ。今日委員会があることくらい教えておいてよ」


なんだ…良かった


「そうなんだ。じゃあ声をかけて良かった」


「本当だよ。部屋分からないだろうから、一緒に行こうか」


「助かるよ、ありがとう」


「別に」


「じゃあ放課後、よろしくね」


小さく頷いた赤城さんを背に、席へ戻る


「なんだったんだ?」


「委員会を決めろって。図書委員になったから赤城さんに声をかけたんだ」


「狙ってんのか?」


な、なんでいきなりそんな話しに…?!


「ち、違うよ。すぐそういう話しにする!」


「ほーん。ま、協力がほしくなったら言えよ」


「だからっ」

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