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青春代行課-今井歩の部活動青春  作者: ゆうま
軽音部編
52/75

#9-3

「せんぱーい!」


「柿谷さん、待って…!」


「ど、どうしたの…」


目立つから止めて


「沙理ちゃんのこと振ったんですか?」


桃矢さんの話しから考察するに、これは友達が振られたことに怒っているわけではないだろう

それなら言うことはひとつ

冷静に


「そもそも告白されていないよ」


「本当ですか?」


「うん」


「何度もそう言ってるんですけど、信じてくれなくて」


振られている方が話しが早いからかな

桃矢さんじゃないなら自分

そうなると思っているのだろうか


「じゃあ沙理ちゃん、正々堂々勝負ってことで良いんだよね」


「どういう意味?」


「勝負して先輩と付き合う方を決めるってことですよ!」


「待って、僕は」


「どっちか決まってるんですか?」


睨むように見られて、思わず声のボリュームを下げてしまう


「そもそも彼女を募集していないんだけど…」


「じゃあ別にアプローチするのは自由ですよね。それとも彼氏は募集してるんですか?」


「柿谷さん!なんでそん…!」


桃矢さんの言葉を手で遮ると柿谷さんをじっと見る


「彼女を募集していない理由も、仮に彼氏を募集しているんだとして、その理由も、自分に関係があると思っているの?」


「あります…!わたしが先輩と付き合いたいと思うなら、あるはずです」


「そう、じゃあ勝負でもなんでも好きにして。でも言っておくよ。僕はどちらとも付き合う気はない」

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