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青春代行課-今井歩の部活動青春  作者: ゆうま
帰宅部編
3/75

#1-3

今日から新しい学校へ通う

校舎を背景に何度も見たパンフレットを出し、部活動のページを開く


「よし、決めた」


職員室に行き、担任と顔を合わせ教室へ一緒に入ると自己紹介


「今井歩です。よろしくお願いします」


適当な大きさの拍手が起きる


「質問!彼女はいるのか?」


こんなこと本当に聞かれるんだ


「いないよ」


「また競争率上がっちゃうじゃんよ~」


どういう意味だろう


「あはは…、その話しはホームルームが終わってからしてね」


「はーい」


酷い愛想笑い

なんの話しかは分からないけど、先生の態度からして重要な話しではなさそう








「「今井くん!」」


「俺というものがありながら他の男を遊びに誘おうって言うのか」


「アンタのことは何度もフッてるでしょ。それにクラスメイトと仲良くしようとしてなにが悪いのよ」


…なんとなく分かった気がする


「放課後、遊びに行きましょ」


「俺たちと行くよな?!」


「ここは男の友情を優先させてもらおうかな」


「そんなの本当にありゃしないわよ」


「負け惜しみを言うな」


あれ?

宇崎くんって本当にこの子のこと好きなのかな


「ふふっ、賑やかだね。明日丁度アイス半額の日だし、明日一緒に食べに行かない?ダイエットが必要な子はいなさそうだし」


「それって――」


意地悪そうな笑みを浮かべる


「あの子も?」


視線は教室の隅で読書をしている少しぽちゃっとした体型の女子に向けられている


「意地悪な質問だね」


Yesと答えればデブ専だと言われかねない

でもNoと答えればどうして「ダイエットが必要な子がいなさそう」だと言ったのかと問われる

気付いていたら言わなかったのに


「そう答えるならまぁ良いわ」


ご機嫌そうに立ち去ると、チャイムが鳴った

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