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ドゥームズ・デイ・クロック  作者: レグルス
聖組織編入編
7/16

理想と現実 ー前編ー

 メルカートでの激戦に敗れた寥達は、ヴィッセンシャフト学園にあるメディカルセンターへと緊急搬送され、治療を受けていた。


「急ぎ輸血と傷口の縫合を、そちらの(かた)は包帯を巻いて下さい」


 てきぱきと指示を出しているのは学園の生徒でありながら、メディカルセンターの主任を担当する少女、(ひいらぎ)伽音(かのん)だ。


「こんな傷、診た事有りません。一体これは……」


 懸命な治療の末に一命を取り留めた5人は、病室へと移されベッドに寝かせられた。


 未だ意識が戻らない為、不安になる伽音。


 其処に中央学園長の壮真がやって来た。


「皆の容態は?」


(かんば)しく有りません。特にフレデリカさんと刀矢さんの方はかなり重症かと」


「そうか……」


 学園のツートップが重症を負ってしまった事に顔が暗くなり、(うつむ)く壮真。


「それで、民間人の被害報告は?」


「死者が3名、軽傷が2名です」


 あれ程人が集まる場所で被害者が少なかったのが、不幸中の幸いかと思い留める壮真。


「後の事は任せるよ。私は学園長会議に出席しなければ成らないからね」


 伽音に一礼をしてから病室を後にする壮真。伽音もお辞儀をした後、5人の容態の確認に入った。




 ー学園長会議室ー

「では此れより会議を始める」


 一番奥の席に座っているのは、聖組織(エクスペリメント)から派遣されて来た、四元徳(しげんとく)と呼ばれる()わば組織の管理者の1人だ。


 名はアーネスト=ランドール。コードネームは「テンパランチア」。


「さて、早速だが先のメルカート襲撃事件について諸君らの意見を聞きたい」


 すると1人の女性が手を挙げた。


「その前に敵の正体について何か掴めたのか?我々の前線部隊の殆どがメルカート同様敵の襲撃に遭い重症、半数以上が死亡した」


 そう答えたのは灰色の髪と赤い瞳を持ち、軍服を着た女性、アナスタシア=A=ヴォルドリナだ。彼女は軍隊式の教育を行う「ストリェローク学園」の学園長で、味方にも(おそ)れられている程冷酷な性格をしている。


「このままでは、じり貧で我々は壊滅しかねん。これ以上部下の犠牲を増やす訳には行かないだろう」


 アーネストは少し考えた後に口を開いた。


「申し訳ないが敵の正体、規模、目的については未だ全容を把握仕切れていない」


「その間延々と生徒の命を危険に(さら)すと言うのかね」


 今度は片目に傷を負った羽織りを着た男で、古来より伝わる極東の武術を専門に学ぶ「神代(かみしろ)学園」の学園長、黒羽(くろばね) ( おさむ)が告げた。


「兎に角、今の最重要事項は敵の解明、そして部隊の再編成って事で良いのかしら?」


 次は赤いポニーテールの髪と青い瞳に眼鏡を掛け、白衣を纏った女性で、研究開発を専門に学ぶ「ヴィッセンシャフト学園」の学園長、リーゼロッテ=フォルクヴァルツが答える。


「確かに君の言う通りだリーゼロッテ君。我々は急ぎ敵の解明に尽力する」


「なら、私も手伝うわ。データ収集と解析は専門だもの」


 リーゼロッテはこれ迄の報告書を纏め、早速作業に取り掛かった。


「では本題についてですが、世界各地で同時多発的に聖組織(エクスペリメント)の本隊が壊滅的打撃を受けています。メルカートの襲撃もその内の1つなのかと」


 そう答えたのは穏やかな性格で、金色の髪と珍しいオッドアイを持つ容姿をしている青年だった。彼は騎士道を学び、味方との信頼と連携を重視した教育をする学園「クロワ・シュヴァリエ学園」の学園長、マリユス=ファルギエールだ。


「ふむ、兵法の1つとしては確かに有り得るな」


 次に口を開いたのは、長い白髭を持ち如何(いか)にも仙人と言った風貌(ふうぼう)をした老人、(シン) 飛龍(フェイロン)だった。彼が教育するのは能力者相手には非推奨されている拳法や近接格闘戦術であり、其れを専門に学ぶ「鳳凰学園」の学園長である。


「つまり我々の撹乱(かくらん)及び、戦力の削減が目的だと?」


 再びアーネストが口を開く。


「私も同意見です。私の探知魔術によって各班の動向を伺って居ましたが、皆各地で反応が消失しています」


 そう告げるのは学園長の中では唯一未成年であり、アホ毛のある白髪を2つ結びにして翡翠色の瞳を持つ小柄な少女、獅童(しどう) 祇李華(しりか)だ。彼女は今は希少な魔導士の血を継ぐ者を集め、魔術を専門に教える「ヴィヴリオ・マギアス学園」の学園長である。


 彼女が言うには世界各地の暴動を止めに行った聖組織(エクスペリメント)の本隊達の反応が其処(そこ)で消失していると言うのだ。


 敵は明らかに此方の戦力を分散し、削り取る。其れが目的であり、かつ其れを可能とするだけの規模を持つと言う事になる。


「当学園の生徒も被害を(こうむ)りました。一命は取り留めたものの、本隊候補生だった2名が未だ意識不明の重症を負っています」


 壮真は静かに、そして悔やむ様に告げた。


「貴重な意見だった。今は迂闊(うかつ)に行動すべきでは無いと言う判断に至る事が出来た」


 アーネストは静かに目を閉じて告げた。


「以上を以て本会議を閉会とする」


 アーネストが告げると同時に皆が席を立ち、其々の学園へと戻って行った。




 一方、病室で目が覚めた寥は、まだはっきりとしない意識の中で少女と目が合った。


「お目覚めに成られましたか?お身体の具合はどうでしょうか?」


 見ず知らずの少女に話し掛けられ一瞬困惑する寥だったが、少女が白衣を着ていた事から、彼女が看病してくれていたと悟った。


「未だ痛みますが、動けなくは無いです」


 寥は少女にそう告げた。


「良かったです。かなり酷い怪我をされていたので……」


 寥は黒い棘に挟み込まれた記憶がフラッシュバックし、恐怖で震え出す。


「だっ大丈夫ですか!? 落ち着いて、先ずは呼吸を整えて下さい」


 少女に(なだ)められ、呼吸を落ち着かせる寥。


「有り難う。それで君の名前は?」


 少女ははっとした顔をして慌てて挨拶する。


「ごめんなさい、名乗り遅れました。私はこのメディカルセンターの主任を務めています、柊 伽音と申します」


 そう言って伽音は深々とお辞儀をする。


「そうだ! 皆は! 皆の具合はどうなの!?」


 寥が慌てて質問をする。


「勝太さんと美華さんは何とか致命傷を免れていますが、フレデリカさんと刀矢さんはかなり重症を負っています」


「そっか……」


 寥はフレデリカが懸命に応急措置をしてくれた事、自分を(かば)って重症を負ってしまった事を思い出し、無念の気持ちで一杯だった。


 その後、勝太と美華が目を覚まし、伽音は同じ様に挨拶をしていた。


 数日後、リハビリを終えて何とか退院出来た寥と勝太、そして美華の3人は、残った2人の回復を待ちつつ、自主的な訓練に励んでいた。


(もう2度とあんな思いはしたくない!)


 寥はシュミレータールームで、覚えている限りあの少女のデータを入力し、3Dホログラフイックの複製を作る。


 そして、剣を握りしめ少女の複製に挑み掛かる。


(変幻自在であらゆる方位からの攻撃。死角の無い彼女の弱点は何処にある?)


 少女は攻撃に必ずマントを用いる。しかし、その形状は自在に変形可能であり、(かわ)したとしても枝分かれして、追撃される。


 では彼女の反応出来ない速さでの攻撃はどうだろうか?


 今の所、音速域での攻撃を可能とするフレデリカの攻撃も、他方向から同時に攻撃を仕掛けた刀矢の攻撃も効果が無かった。


 音速を超えるとなると最早光速しか無い。しかし、そんな事が可能なのだろうか?


 寥は自身の足を掴まれた時の事を思い出す。


(あの時、短刀か何かで斬り付けていたらどうだったろうか?)


 寥は取り敢えず持てるだけの武器を装備してみた。


 腰にブロードソード。背中にバスタードソード。両足に短刀を装備してみる。


 バスタードソードは重量がある為、機動力を損なうので却下。


 代わりにブロードソードを二刀流にしてみる。が、やはり寥の戦闘スタイルとは合わなかった。


 寥は一旦休憩し、スポーツドリンクを飲む。


「やっほー! 随分(たの)しそうな事してるね!」


 突然大声で話し掛けられた寥は驚き、危うく飲み物を喉に詰まらせる所だった。


 声のした方を振り返ると、アホ毛の生えた青みがかったストレートロングの髪型に、紫色の瞳をした小柄な少女が立っていた。


「ねぇねぇ、キミって噂の七瀬クンだよね! ボクはエリン、エリン=スターレット、よろしくね!」


 やけにテンションの高い少女がやって来たなと内心思う寥。恐らくあの刀矢って人のクラスの子何だろうと察した。


「ねぇ、休憩終わったらボクと訓練しない? 先生が入院してて退屈なんだよ~」


「べっ別に構わないけど、僕弱いよ……」


 寥は素直にそう述べた。


「強いとか弱いとか関係無いよ! ボクにとって初めは皆同じラインに立ってるんだから。んで、勝利してから初めて強いって実感するんだ」


 戦う前は強者や弱者と言う区別は無く、ただの同じ戦士に過ぎないと言う事かと寥は解釈した。


 寥は飲み終えたドリンクの缶を捨て、約束通りシュミレータールームに入ってエリンと向かい合った。


 寥は何時も通りブロードソードを正眼に構えると、エリンは背負っていた大剣を取り出した。


「ん? どうかしたの?」


 明らかに寥より体格が小さく小柄であるにも関わらず、エリンは平然と大剣を構えている。驚くなと言う方が無理だ。


 アナウンスが試合の開始を告げ、ブザーが鳴り響く。


「そんじゃ、行っくね~」


 エリンは態勢を低くして、足に力を込めて思い切り床を蹴る。


 すると重量のある大剣を持っているにも関わらず、瞬く間に寥の眼前へと迫っていた。


「!?」


 寥は一瞬思考が停止したが、急ぎ防御態勢を執る。


 しかし、加速して速度の増した大剣の一撃は予想以上に重く、防御態勢のまま壁まで弾かれ叩き付けられる。


「くっ……そんな出鱈目(デタラメ)な……」


「まだまだ行っくよ~」


 エリンは跳躍してそのまま大剣を振り(かざ)す。


 寥は素早く横に飛び込みその一撃を回避した。


 重力によって自然と勢いの乗った大剣の一撃は、床に易々と大穴を穿(うが)つ程の威力を持っていた。


「こっ殺す気でやってない!? 君!?」


 その言葉にエリンの目付きが一瞬変わり、先程とは打って変わって低く小さな声で呟く。


「でも戦場じゃあ、殺すか殺されるかだよ。殺す気でヤらなきゃ、()られるのは此方(こっち)だからね……」


 寥はエリンの威圧的な言葉に動けなくなった。と同時に、自分には覚悟が足りない事も理解した。


「まぁまぁ、所詮チビッ()戯言(たわごと)だから、あんま気にしないでね~」


 エリンは元のテンションに戻り、寥の背中をポンポンと軽く叩いた。


 距離は充分離れていたし、大剣を持っているにも関わらず、気付いたら自分の背中を叩かれていた事に驚く寥。


 しかもエリンは片手で大剣を持っていた。


「怖がらせちゃったかな? ごめんごめん」


 エリンは明るい表情で寥の事を見つめて、ヘラヘラと笑っていた。


(さっき見せたあの表情は、一体……)


 寥が考えているとエリンが口を開いた。


「ねぇねぇお兄さん、もう1回やろうよ~。あそこまでワクワクさせてくれるの、先生とお兄さん位なんだもん!」


 寥は今度は覚悟を決めて答えた。


「良いよ、やろう」


「ヤッター! そう来なくっちゃ!」


 再び向かい合う2人。寥は深呼吸して意識を高めた。


(例え同じ学園の仲間でも容赦は要らない。エリンを殺す気で挑むんだ!)


 寥が意気込むとほぼ同時に、試合開始のブザーが鳴り響く。


 寥は先手を打つと言わんばかりに、素早く走り出し、エリンの方へと向かう。


 エリンは先程と同様、低い態勢からのチャージを狙っている。


(さっきと同じならタイミングを合わせて回避すれば良い。3…2…1……今!)


 エリンが床を蹴る動作を確認すると寥は大きく飛翔した。


 目標が急に消えたエリンはそのまま壁まで一気に突っ込んだ。だが、その勢いを乗せて壁を蹴り跳躍し、空中で無防備になっている寥へと間合いを詰める。


「ふ~ん、考えたねぇお兄さん」


 そのまま大剣を振り翳すエリン。


「でも、ちょーっと惜しかったかな」


 床に易々と大穴を穿ったあの攻撃が来ると分かっていても、空中では回避のしようが無い。


「なら、受け止めてやるよ!」


 寥は防御態勢に入って歯を食いしばった。


「そんじゃ、お構い無く行くね☆」


 エリンは思い切り両手で握った大剣を、寥の持つブロードソードに叩き付けた。


 寥は一瞬にして床に叩き付けられ、床に大穴を穿った。


 対するエリンはふわりと降りて来て、床に立つ。


 そして、勝敗は喫したと言わんばかりに大剣を床に突き立て、様子を見守る。


「あちゃ~、やり過ぎちゃったかな……?」


 だが、立ち上る煙の中から寥が飛び出し、隙だらけのエリンの喉元に刃の切っ先を向けて飛び込む。勿論そのまま貫いても構わないと思いながら。


 しかし、エリンは急に表情を変えて、刃をギリギリまで惹き付けてから素手で掴み、そのまま引っ張って寥を引き寄せ、腹部に膝蹴りを喰らわす。


 続け様に背中を肘打ちし、蹌踉(よろ)けた所に蹴りを入れて吹き飛ばし、壁に叩き付けた。


 寥は吐血し、そのまま気絶した。


「あっちゃ~……またやっちゃった……」


 エリンは剣を掴んで斬れた手の平を止血しつつ、寥を担ぎ医務室へ連れて行った。




「何やってるんですか! せっかく退院したばかりだと言うのに!」


 目が覚めた寥は伽音にかなり説教を受けた。


「いや~それはボクのせいで有ってお兄さんのせいでは……」


「貴女も貴女です! 何やってるんですか病人相手に!」


「つい癖が出ちゃってー……」


「つい、じゃ有りません! もういい加減にして下さい! 次やったら(ただ)じゃ済ませませんからね!」


 かなり怒られた2人は揃って項垂(うなだ)れていた。


「最後のあれ何?」


 寥は伽音の懸命な治療のお陰で、普通に動けるまで回復していた為、エリンに訪ねる。


「あえ!? えっ……えーっとあれは何て言うか……テヘペロ☆」


 片目を(つむ)り舌を出して誤魔化すエリン。余程言いたく無い理由でもあるのだろうか。


「テヘペロって今時そんな……まぁ言いたく無いなら無理に言わなくても良いよ」


 エリンはその言葉に目を輝かせた。


「だよね! 誰にだって知られたく無い事ってあるよね! お兄さんだってあるでしょ?」


「まぁ、そりゃねぇ」


 互いにはにかみ笑いをして、これ以上は触れない事にした。


 そして、伽音から退院の許可を貰ったが、次やらかしたら1ヶ月程謹慎させると念を推された。


 病室を出て廊下を歩く2人。


「今日は付き合ってくれてありがとうお兄さん! 久々にやる気出しちゃったよ~。それと怪我の事はごめんね」


 寥は覚悟を決めていたし、気にしていないと返す。


「じゃ、また何か有ったらよろしく☆」


 エリンは通信アプリのアドレスを交換し、軽く敬礼する様なポーズを執って寮へと帰って行った。


 終始騒がしい性格だなと内心思いながらも、憎めない性格をしていると感じた寥は、彼女が見えなく成るまで見送った。


(あ! そう言えばフレデリカさんのハンカチ、返して無いや)


 寥は突然思い出し、庇ってくれた恩返しの意味も込めて、新しいハンカチを買って渡す事にした。


 しかし、メルカートが例の件で一時閉鎖されてしまった為、学園内にもあるショッピングセンターの様な施設へと足を運ぶ事にした。

ー捕捉説明ー


学園の数が多かったり、専門用語を多用しているので、後書きにて捕捉しておきます。

今回は各学園の説明を書いておきます。


ー聖十字中央学園ー

新入生が先ず初めに入学する学園。此処で其々に特化した能力を発揮した場合、其々の専門学園へと転入する事が可能である。その性質上、生徒の数が最も多いのが特徴。


ーヴィヴリオ・マギアス学園ー

今は希少な魔導士の血を持つ者が魔術を学ぶ学園。白魔法から黒魔術まで、多彩な魔術を学んでいる。魔導適性が必要な為、生徒の数が最も少ない。


ーヴィッセンシャフト学園ー

主に敵の能力の分析や、味方の使用する武器の研究開発を専門とする学園。他にも医療に特化したメディカルセンターも備えている。


ー神代学園ー

今は古き極東の武術を専門に学ぶ学園。刀による剣術や弓術、槍術や組み手等を学んでいる。


ー鳳凰学園ー

能力者相手には非推奨とされている拳法や近接格闘術を中心に学んでいる学園。気功による身体能力強化等で、デメリットを補う事が出来る者も居る。


ーストリェローク学園ー

学園全体がまるで軍隊の様に統率の執れた学園で、雰囲気が他の学園とは大きく異なる。射撃術を専門に学んでおり、火力支援等を得意とする。


ークロワ・シュヴァリエ学園ー

騎士道精神を貫き、仲間とのチームワークを重視した戦闘方法を学ぶ学園。比較的高貴な家柄の出身者が多く集まっているのも特徴的。

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― 新着の感想 ―
[一言] (´°v°)/んぴッ エリンさんもなかなか……Σ( ´・ω・`)
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