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召喚獣のお医者さん  作者: 梶木 聖
⑶ 王都ローレリア
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60.名前

 明るい昼間の王城広場は人通りが多く、石畳に含まれる鉱石がキラキラと陽の光を乱反射している。


 そんな街角の誰もいない細い細い路地で、レオはなぜかトモカに迫られていた。薬師ノーラの店を出た直後、少し怖い顔をしたトモカに強引にここに連れ込まれたのだ。

 子鼠よろしく壁際に追い込まれたレオは楽しそうに目を細める。


「……今日はずいぶんと積極的だなぁトモカ」

「バカなこと言ってないで、誰か来る前に早く!」


 レオの軽口も焦っている今のトモカには通用しない。

 その言葉にくすりと笑うと、レオはしぶしぶ左手をトモカに差し出した。

 中指の指先に巻かれた分厚い包帯はノーラが巻いてくれたものだが、やはり少し緩かったのかじんわりと血が滲んでいる。


「外すね」


 トモカはそう言って包帯をクルクルと素早く外し、そこに開いた傷口に自身の右手の人差し指をそっと当てた。

 その指先からどろりとした緑の光が溢れたかと思えば、傷口に流れ込み、一瞬の閃光に変わってすぐに消える。


 レオが自らナイフで突いた指先の傷は、すっかり塞がっていた。跡もなく、痛みもない。


(へぇ、この程度なら一瞬か)


 レオはすっかり元通りになった指を軽く曲げ伸ばしすると、トモカに礼を言った。


「ありがとねトモカ」

「どういたしまして。レオこそ、ありがとう」


 ノーラの前で聖魔法を使わなかったのは、トモカなりに聖女であることを隠そうとしているのだろう。


 聖女の存在はごく一部の者しか知らないため、聖魔法を使ったからと言ってすぐに聖女に結びつけられる者はあまりいないと考えられる。実際にピーターだって聖魔法を使えるのだ。

 しかしやはり珍しい属性であることには違いがないため、目立たないためには今はあまり大っぴらに使わない方が良いかもしれない。


(聖地ハイムでの件もある。取れる対策は今のうちに全て取っておくべきか……)


 レオは意を決したようにフーッと大きく息を吐いた。


「ねぇトモカ、今から少し時間ある?」

「うん、大丈夫だけど、どうしたの?」


 トモカは不思議そうな顔でレオの顔を見上げる。


「今から教会まで送るから、ウーを連れて資料室に来てくれるかな」

「ウーさんを?」

「大丈夫、ピーターさんには許可を取るよ。ウーも含めて、今のうちに話しておきたいことがあるんだ」

「わ、分かった」


 レオの真剣な様子に気づいたトモカは、レオの目を見つめ、しっかりと頷いた。


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


 顔馴染みの神官に挨拶し、レオは1人資料室に入った。


 ここ数日ですっかり通い慣れてしまった資料室は、小さな窓からの光を受け穏やかな明るさを(たた)えている。


 本棚から何冊かの本を取り出して閲覧台に重ねて乗せた。

 古い時代の神官の日誌だ。日々の教会内での仕事を淡々と記録したもののようで、レオが読むまではページ同士が軽く貼りついてしまっていた。つまりもう長い年月開かれていなかった本なのだろう。

 そして、鞄からもう一冊取り出し、そこに重ねる。

 最初に借りた聖女アメリアについての歴史書だ。


 その時、資料室の扉のギィィと開く音が響き、レオの右手に填めた指輪がブーンと静かな音を立てて震えた。ピーターだ。ピーターの足音に混じってトモカの足音も聞こえる。


「レオナルド様お待たせいたしました」


 ピーターは胸に手を当て、謝罪の意を表する。

 ピーターの背後についてきたトモカは女性神官用の服に着替えていた。資料室に入るのを他の神官たちに見咎められないようにだろう。その右腕にはローブで隠すようにしながらもふもふとした白黒の毛玉を抱え、左腕には何やら紙の袋を抱えている。


 レオは片手を上げてピーターとトモカを迎えた。


「ピーターさん忙しいのに呼び出してごめん」

「いえいえ、構いませんよ。最近は部下の者たちに仕事をかなり任せておりましてな。しかもレオナルド王子殿下のご指名だと言っておけば席を外しても問題視する者もおりませんので、堂々とサボれるというものですよ、ほっほっ」

「あ、そう……」


 どこまでが本気なのか分からないピーターの言葉に、レオナルドは遠くを見るような目で返事をした。生真面目な神官たちには聞かせられない言葉だ。


「ピーターさんと、トモカ、そしてウーにも。知っておいてもらいたいことがあるんだ。色々調べてたんだけど昨日でひと通りは終わったから」

「そういえば今日は城にお帰りになったのでしょう? それと何か関連が?」

「直接は関係ない。全くの無関係って訳でもないけど。そっちはまだあんまり言えなくてさ。オレが調べてたのは別件。聖女についてだよ」


 ピーターは閲覧台に一番上に重ねられた、聖女アメリアに関する歴史書に目をやる。


「ほぅ。この歴史書でございますか」

「いや。借りてたこの歴史書とアメリアの世話係の日記は全部読んだ。これはこれで色々勉強にはなったけど、アメリア個人に関すること以外はほとんどが伝聞と著者の推測ばかりだったからね」


 レオの言葉にピーターが大きく頷く。


「左様ですな。こちらの歴史書にも触れられておりますが、それ以前の聖女に関する資料は、1600年代のコズラグ王時代に全て焼き払われてしまったそうでございます。現存しておるのはアメリア様について書かれたその2冊のみ」


 ピーターは寂しそうに歴史書を手に取り、ペラペラとめくる。

 レオはそんなピーターを真っ直ぐに見据えた。


「そこなんだ、それが変だと思ったんだ」

「変、とは」


 ピーターはページをめくる手を止め、不思議そうにレオに向き直る。


「聖女は誕生したことが分かり次第、すぐにいずれかの国に保護されることになってるだろ? どうしてそこまで(・・・・)している?」

「……それは……それだけ聖女様のお力が非常に強く……、そして国にいらっしゃる間の恵みも多いためでございます」


 ピーターが問いの意味をつかみ損ねたのか、ゆっくりとトモカを眺め、そして言葉を選びながら答える。

 レオは軽く肩を竦め、あっさり同意した。


「だよね。聖女の出現っていうのは、つまり、国にとって大きな恵みでもあり災い(・・)でもある。そういうことだろ?」

「……左様にございます」


 ピーターが仕方なく頷く。その通りなのだ。

「災い」と聞いたトモカは顔を強ばらせ、ウーを抱きしめている。


「わ、私は災いを起こすの?」

「正確には違う。正しく保護が行われる限りは非常に大きな恵みと護りを与えるのが聖女だ。だからどこの国も聖女を保護したがる。ただ、聖女の魔力は大きすぎてね……あらゆる者の欲を刺激しすぎてしまう。そして万が一聖女自身や周りの者たちが力の制御を誤ると、暴走した魔力が国を破壊する」

「そんな……」


 トモカは目を見開いた。魔力の暴走についてはピーターから多少は聞いていたようだが、自身の力が国を滅ぼす可能性を示唆され、恐ろしくなったのかもしれない。目が左右に泳いでいる。

 しかし、レオは柔らかく笑みを浮かべ、トモカの頭を少し乱暴にかき寄せた。


「落ち着いて、大丈夫。ほとんどの場合は多少暴走が起きても血の鎖ですぐに抑えられているし、最終的には国に大きな恵みを与えて終わってる。そのためにオレがいるんだし、最善の方法を調べてるんだよ」


 レオは、血の気の引いた表情で全身を硬くしているトモカの頬に指の背で軽く触れ、落ち着かせるように撫でる。

 トモカは少し落ち着いたのか、ため息とともに身体の力を抜いて頷いた。

 レオはそれを確認するとそっと身体を離した。


「ただね、オレが変だと思ったのはそこなんだ。国の盛衰に絡んでくるほど影響力の大きな聖女が、記録に何も出てこない(・・・・・・・)なんて不自然すぎる。聖女の保護や儀式に深く関わっているだろうガイア教の教会内部の資料なら尚更だ。あらゆる資料に登場していてもおかしくない」


 ピーターは怪訝な顔をする。


「しかしレオナルド様、それは聖女に関する資料は全て焼き払われたためで……」

「うん。"聖女"に関するものはね。これはオレの想像なんだけど、多分、明確に"聖女"と書かれた物だけを排除したんだと思う。その証拠にこれ」


 レオはそう言って、閲覧台の上に置いた古い神官の日誌の最初のページを開いた。


「王国の歴史と照らし合わせると、聖女に関する記録が焼き払われたのはおそらくテナン暦1646年9月のシスル大戦の時。そしてこれがちょうど焼き払われた思われる年の前年(・・)、1645年の神官の日誌だ。ここを見て」


 その声にピーターとトモカが閲覧台を覗き込む。ウーがトモカの腕から閲覧台の上にぴょんと飛び降り、日誌の臭いをクンクンと嗅いだ。


 レオが指し示したそれは、新年の、その年の豊穣を祈る儀式の記録だった。

 教会で毎年行われる、特別でもない恒例の行事だ。儀式の日時、場所、内容などが細かく手書きで記載されている。

 そしてその最後に、儀式を執り行った者の名が「ティゲイロ、ワーブス、リーフェイ」とあった。


 レオは続けてその隣に聖女に関する歴史書も開く。

 開いたのは第3章、口承で伝わった歴代の聖女の記録だ。こちらは11人の聖女の名前と誕生した時期、簡単な略歴が載っているのみだった。


「そしてこっち。1641年に現れた聖女は亀の獣人、"リー = フェイ"」

「あ! 名前おんなじだ!」

「ほほぅ、これは……」


 トモカとピーターは、レオの指す先の文字列を確認して声を上げる。


「そう。この儀式の所に書いてある3番目のリーフェイというのが当時の聖女なんだ。前年に書かれた最新の記録にも関わらずこの資料が焼かれていないということは、たとえ敵国にこの資料だけが流出したとしても、名前だけなら聖女として特定できないはずだと思ったんだろうね」


 理由はレオの推測にしかすぎなかったが、おそらくそれは当たっているだろうと思っていた。

 レオも聖女の歴史書と照合しなければ、この資料には辿り着けなかったのだから。


「記録の焼却を命じたコズラグ王自身がそう判断して見逃したのか、教会関係者がそう判断して王に提出しなかったのかは分からないけど。まぁ多分後者じゃないかな。他にも色々儀式の記録があるし、歴史を重んじる教会としてはできるだけ焼きたくなかったのが本心だろう。だから1641年以降の資料でリーフェイの名を探していけば何か情報があるんじゃないかと思ってさ」


 レオは閲覧台に重ねた別の資料を開いた。

 そこにもやはり"リーフェイ"の文字がある。


「なるほど、"聖女"ではなく名前で調べるというのは盲点でしたな」

「うん、おかげで色々と情報が見つかったよ。直接的に聖女とは書かれていなくとも、リーフェイに関する記録と考察としてね。そして、こういう例が他にもあるんじゃないかと思って、他の聖女の名前と年代とを照らし合わせて、ここにある各時期の資料も全部調べた。ザッとだけどね」


 レオは本棚の一角をポンポンと叩いた。

 ピーターは目を丸くする。この短期間でまさかそこまで調べていたとは思わなかったのかもしれない。


「それで、聖女について分かったことがいくつかある」


 レオはゆっくりと説明を始めた。


 1つは血の鎖について。

 当然血の鎖と聖女が結ばれ、子を成すのが最も簡単な方法だ。

 しかし、この聖女リーフェイは転生者であり、誕生時既にかなりの高齢であったため、血の鎖で繋がれることを拒み、子を成すことができなかった。しばらくは血の鎖なしでも安定していたが、その状態のまま5年後、複数の国が絡む戦争に突入し、そこで不安定になったリーフェイによる一時的な魔力の暴走が起きた。暴走はその後、戦争が集結するまでに何度か起きている。


 そこで用いられたのが国王の血液を定期的に採取し暴走時に少量ずつ摂取させる方法だった。

 血液を用いる場合、採取した血液を直接飲ませるという方法の他に、乾燥して固まった血液を食べさせることで、一時的な緊急薬として使用したという記述もある。


 トモカはそれを聞いてハッとした表情をした。


「もしかして、それでノーラさんに血液の錠剤を」

「そう。液体のままよりは保存が効くだろうし、携帯もできるし、単純に乾燥させるだけよりはノーラの力で精製してもらった方が効果は安定するじゃないかと思ったんだ。トモカも血をそのまま飲むよりは錠剤の方が飲みやすいだろ」


 そして聖女リーフェイについて、もうひとつ分かったこと。

 それは、血の鎖とは聖女を一方的に縛る物ではなく、相互に結び付けられるものだということだ。

 血の鎖は元来聖女が対象者の血液を飲むことによって成立していたが、反対に聖女の血液を血の鎖が口にすることでも効果が高くなるとも言い伝えられていたようだ。

 実際に国王とリーフェイ双方の血を採取し、同時に飲み交わすような儀式も行っており、その後は長期間暴走は起きていないようだった。


 ふと見ると、トモカは苦い顔をしている。

 レオは笑ってトモカの頭をそっと撫でる。


「トモカ、大丈夫? 気持ち悪い話だったかな?」

「ううん、大丈夫。ありがとう。ただ、自分とどうしても置き換えちゃって」

「そうだよね、こんな話。ごめんね。他にもあるけど、今必要なのはあとひとつだけだから」


 それは別の時代の記録だった。


 血の鎖の候補として正式に神に認められた場合、聖女と血の鎖の候補者は実際に結ばれる前であっても2人で1つの存在となる、ということ。

 その状態になった聖女と血の鎖の候補は、不安、恐怖、怒りなど感情の不均衡を感じると、その感情を元に戻すために血の鎖の強化……つまり、相手の血を求める力が強く働く。

 それを長時間放置すると魔力が暴走しやすい状態となるため、早めに対処をしなくてはならない。大きくなった不均衡は相手の血肉などを少量口にすることですぐに平衡化する。


「え……何それ」


 トモカは驚いたようにレオを見つめる。レオはやや目を伏せ、短く息を吐いた。

 あまり話していて気持ちのいい話ではないのだ。お互いに。

 しかし、知っておいてもらわなくてはいけない。


「この前実験したでしょ。トモカは無意識に目の前にあるオレの指を食べよう(・・・・)とした。トモカの不安をわざと煽ったのは申し訳なかったけど、あれで確信したんだ。いつからかは分からないけど、オレはトモカの血の鎖として既に正式に神々に認められていたらしい」

「そんな……」


 もしかするとピーターは"神託"の力によって、既にレオが血の鎖の候補として認められていることは知っていたのかもしれない。じっと黙っているが、その表情にあまり驚いた様子はなかった。


「これを読んだ時は、血を求めるとは言っても多少惹き付けられる程度かと思ってたんだ。でもトモカの様子を見るとそれ以上の衝動があるみたいだからね」

「もしかして私、何か不安になる度にレオを噛まないといけないの? 」


 トモカは困ったように眉根を寄せる。


「いや、あの時は指を軽く咥えられただけで噛まれてもないし、それだけでトモカは冷静に戻ったから、軽い不安ならそこまでする必要はないんじゃないかな。本当は手を触るとか、その程度の接触でも十分なんだと思うよ」

「そ、そか……。なら良かった」


 その時、ずっと黙ってレオの説明を聞いていたピーターが、渋い顔で口を開いた。


「レオナルド様、しかしそれではレオナルド様はトモカさんと常に一緒にいなくてはいけないのでは?」

「うん、もちろん居れる時は一緒に居るけど、オレも休暇が終われば仕事に戻らないといけないからね。そのためにノーラに薬を作ってもらってるんだ」


 レオが大きく頷くとトモカがハッと振り返った。


「さっきのあれ?」

「そう。実はノーラには2種類作ってもらう予定にしててね。あの血液をそのまま保存用に精製したものと、極限まで薄めて錠剤にしたもの。薄めた方はトモカがそういう精神の異常を感じた時にすぐに飲んでもらえるようにね。少量で良いらしいから。で、その時に大事なのがウーなんだ」


 名前が呼ばれびっくりしたのか、ウーが後ろ足で立ち上がり、ピクっと耳を動かした。

 レオはそんなウーと視線を合わせ、ニッと口角を上げる。


「ウー、召喚契約してるんだから、トモカの感情の動きは離れていてもだいたいは分かってるだろ」

「キュイッ」

「え、そうなの!?」


 トモカがギョッとしたように元気よく返事をしたウーの方を振り返る。


(なるほど気づいてなかったのか。というか聞いてなかったのか)


「だから、トモカのそばにオレがいない時、トモカの感情が負の方向に大きく動いたら、トモカにその錠剤を飲むように促して欲しい。軽い時はトモカ自身でも分かるだろうけど、激しく怒ってる時なんかは自分じゃ気づけないだろうからね」

「キュイーッ」


 良く分からないが、その表情を見る限りは同意しているのだろう。


「オレが話したいのはそれだけ。まだ薬はできてないけど、早いうちにトモカ自身と、あと保護者であるピーターさんに、トモカの現状と対処方法を知っておいて欲しかったんだ」

「なるほど。私にとっても新しく知る情報がございました。レオナルド様、感謝いたします」

「それなら良かった」


 謝辞を述べるピーターに応えた後、レオはトモカの方を向き直って真っ直ぐにそのグリーンの瞳をのぞき込んだ。


「トモカ、薬ができるまではできるだけオレがそばにいるし、離れる時は通信装置をつけておくから、何かあったらすぐに言って」

「う、うん。ありがとう」


 レオは台の上に広げた本を次々に本棚へと片付けていく。


「じゃあ話は終わり。トモカ、ちょっと外出でもする?」

「私もそろそろ戻りますかな」

「あ……そうだ、ちょっと待って!」


 その時トモカが思い出したように大きな声を出し、資料室から出ていこうとするレオとピーターを引き留めた。レオは驚いてトモカの顔を見つめる。


「ん? どうしたの?」

「私も実は2人に見て欲しいものがあって、コレ、持ってきました」


 そう言ってトモカは、閲覧台の上に手に抱えていた紙袋を乗せる。

 閲覧台に置かれた瞬間、紙袋はコンと少し硬い音を立てた。


(見せたいもの? 何だ? 中は硬いのか?)


 レオとピーターはしばし顔を見合わせ、そして紙袋の口からそっと中をのぞき込んだのだった。

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