ラングリッジ
粗とか、雑とか
いわゆる本命なんかじゃなくて
ぼくたちはその
代用品
口を開けば文句ばかり
出会った傍から十字砲火
取っ掛かりが欲しいって
手を伸ばしてきているのに
それを振り払うために
口を開くんだ
共通の言葉なんていらない
コミュニケーションなんか取りたくない
何も通じなくたっていい
叫び声をあげていたら
まるで熟れたブドウみたいに
ぐちゃっと
はじけ飛んで
少しだけ魅力的に
微笑むの
ほら、傍に寄ってよ
傷つけさせてよ
出ないと本当に
はじけ飛んじゃうよ?
ありがとうございました。