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TRUTH  作者: 黒狐
9/29

第九話 第二回戦へ・・・




 俺とツキシロさんは一緒に帰っていた。

 帰り道が同じらしい。

「・・・・・・条件を飲んでくれて、ありがとうございました」

「ああ、こっちも助かった・・・・・・本当によかったのか?二回戦に進んでも。別に俺一人でもよかったんだけど……」

「はい、このゲームは一人では不利ですから、私もいたほうがいいと思ったので」

「無理しなくてもいいよ」

「別に無理なんてしてません」

「・・・・・・一つだけ言っておく。全員が助かることを考えるのはもう止めろ。これからはゲームのレベルが高くなっていく。だから、そんな理想はもう通じな―――」

「そんなことありませんっ!」

 俺が話している最中に、ツキシロさんは立ち止まって俺に向かって叫んでいた。

ツキシロさんが怒っているように見えた。

俺は立ち止まってしまった。

「みんな協力し合えばこのゲームは勝てるんです!私は誰かが悲しんでいる姿は見たくありません!だから・・・・・・そんな悲しいことを言わないでください・・・・・・・・・」

 俺は何もできなかった。ただ立っているだけだった。初めてこんな人間を見た。自分の利益を捨てて、人のことを考える人を・・・・・・。

 信頼できるかもしれない

 俺は一瞬、そんな感情を抱いてしまった。

 でも俺は簡単に信用することはできなかった。

「・・・・・・・・・考えておく」

 俺はそう言って、その場から離れた。

 今の俺にはそれしか選択肢がなかった。

 早く離れたかった。

 いや、混乱していたのかもしれない。

 人間は欲で出来ている。

 人間は嘘の固まりである。

 そう思って生きてきた。

 この日までそうやって生きてきたのだ。

 だから簡単に信用することなどできないのだ。

 俺は信じることをあの日に、捨ててしまったからだ…………




 一つの薄暗い部屋があった。そこはモニターがたくさんあり、部屋は画面の明かりによって照らされていた。そしてドアと反対方向には大きい机が置かれていた。その机の真ん中には一台のパソコンが置かれていた。

 そこのパソコンをいじっている一人の男がいた。

 ガチャーーー

 そこに仮面をかぶった人が部屋に入って来た。そしてドアの目の前のところで動きを止めた。

「Gグループのゲームが終了しました」

「そうか……そういえばあいつはどうなった?もちろん勝ったと思うが……」

「はい、第二回戦に進出しました」

「ふっ、やはりな」

「では失礼します」

 そういって仮面の人は部屋から出て行った。

「二人に会うのが楽しみになってきたな。のぼってこい俺のところまでっ!!!」




やっと第一章が終了しました!

これから第二回戦の制作に入ります。

更新するのはもう少し先になります。

お待ちください。

この小説でも、ザ・クイズショウ~ひぐらしのなく頃に~(二次創作)でやっているようなラジオのような後書きにしたいのですが、雰囲気がぶち壊しになるのでやめておきますwww

友達に「ライアーゲームと同じじゃねぇーか!!!」とか言われたんですが、今のところはそうだと認めるしかありません。

しかし、ゲームの進行とかによるものはライアーゲーム的な感じになると思いますが、KRONOSの目的、それに関わってくる陰謀なども後半からメインになっていきます。

この話の最後に出てきた男は誰なのか……KRONOSの真の目的はっ!!!

乞うご期待ください!!!


感想、アドバイスなどお待ちしております。

誤字・脱字報告も出来ればお願いします。



『次のゲームもあなたの参加をお待ちしております』



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