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TRUTH  作者: 黒狐
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第二十六話 先攻と後攻




 そして、仮面をかぶった人により、コイントスが行われようとした。

「コイントスなんていらない。お前に選ばせてやるよ。それくらいのチャンスはくれてやる」

「威張っているのも今のうちだ。じゃあ、先攻だ」

「どうぞ…ふっ」

 結果は先攻は挑戦者の男となった。

 そして、その男は笑みを浮かべていた。

『では挑戦者の方、始めてください』

 そして、男は慎重に準備した。

 そして、5秒後くらい経ってから白玉を打った。

 その白玉はど真ん中を打ち抜いた。そして、黒玉が二個がポケットに落ちた。

 黒玉 残り13個

 さらに挑戦者の男はもうひとつ黒玉をポケットに入れた。

 黒玉 残り12個

 挑戦者の男はとても慎重に打っていた。

 まあ、冷静になる。なんせ、5000万かかってるゲームだから。

 そして、男は白玉を黒玉にあて、黒玉はどのポケットにも入らなかった。

 賢吾の番が回ってきた。

 賢吾はソファーから立ち上がった。

 そして、賢吾はもう決まってたかのように、構えるとすぐに白玉を打った。

 その白玉は黒玉にぶつかったが、黒玉はポケットには入らなかった。

 そして、賢吾はすぐにその場所を離れた。

 挑戦者の男の番が回ってきた。

 その男は白玉を軽く打ち、黒玉に当てたが、その男もまた、黒玉はどのポケットにも入らなかった。

「ふっ、どうやらお前も馬鹿ではないようだな」

 賢吾は見下すように言った。

「でも、あなたが不利なのはかわりませんよ。このゲームの勝利するには、玉を落とす個数が11個目を取れば、このゲームは必ず勝てる。そして、このゲームでは先攻が必ず勝てる」

 そう、この男の言う通りだ。

 11個目を落とせることが出来れば、このゲームの勝者となれる。

 そして、11個目を相手に取らせないようにするためには、3個目、7個目を取ることだ。このゲームでは黒玉を3つまでしかポケットに玉をいれることが出来ない。そして、三個目は先攻が取ることが出来る。だから、先攻が圧倒的有利なのだ。これがこのゲームの必勝法だ。

 後攻はどうあがこうとも11個目はとれない。

 相手がミスをしなければ。


「お前は俺に負けるんだ」

 割れんばかりの歓声が起こった。

「ふっ、お前は最後の玉を入れることは出来ない」

 そういってソファーから立ち上がった。

 賢吾の表情はいつも通り相手を見下す感じだ。

「お前がこの俺に勝てるはず無い」

 笑みを浮かべながら挑戦者の男に言い放った。

「ふ、ふざけるな」

「ふざけてないさ」

 そういって、すぐに白玉を打ち、黒玉をポケットに綺麗に入れた。

「俺はビリヤードをやってたんだ」

「達人ではないのだろう?ただやってただけ。ふっ、笑わせるのもいい加減にしろ」

 そういいながら白玉を軽く打ち、白玉は黒玉に弱い勢いで当たっただけであった。

「では、どうぞ。これからあなたは八個連続で玉をポケットに入れないといけない」

「か、簡単ーーー」

「断言する、お前は俺に勝てない。絶対にだ。ふふっ、あははははははははははははははは」

 黒玉 残り11個

 そして、挑戦者の男は台の前立った。

 男はそこで深呼吸をした。

 賢吾は笑みを浮かべながらその姿を見ているだけであった。

 挑戦者の男はさっきの時よりも長い時間をかけ、白玉を打った。

 そして、その白い玉は黒玉に当たり、ポケットに入れることに成功した。

「ふー」

黒玉 残り10個

「まだ8個もあるんだぜ。君にすべて落とせるのかな?ふふっ」

「………」

 くそっ、なんで不利なあいつがあんなに威張ってるんだよ。絶対勝ってやる!!!

 挑戦者の男は台に近づき、打つ構えをした。

 そして、数秒かけて、白玉を打った。

 その玉は黒玉に当たって、当たった黒玉はポケットに入った。

黒玉 残り9個

 よしっ、この調子でっ!!!

 男はまた台で打つ構えをして、白玉を打った。

 そして、これも黒玉を一つポケットに落とすことに成功。

黒玉 残り8個

「どうだ、これでも勝てないと言うかっ!!!」

「ふふっ、頑張るねー、どこまで続くのか見物だ」

「そっちこそ、その余裕どこまで続くか見物だ」

「いいや、余裕じゃない。確信だ。何度も言わせるな。このゲーム、勝つのは俺様だ」

 賢吾は笑みを浮かべて言い放った。

 そして、すぐに賢吾は台に近づき、すぐに構えて打った。

黒玉 残り7個

 賢吾はこの回もすぐに終わらせた。

「ふっ、じゃあ、どうぞ。五億まであと六個ですよ。ふははははははははははははははははは」

 賢吾は高らかに笑いながらを浮かべながら言い放った。

 挑戦者の男は歯を食いしばった。

 その男は黙って台へと向かった。

 その姿を賢吾はいつもと同じ笑みを浮かべてみていた。

 そして、男は打つ構えをした。

 その男の表情は真剣そのものであった。

 その後ろでは、あざ笑うかのように、それを見ている賢吾がいた。

 そして、男は白玉を打った。





皆さん、ご存知、黒狐です。

このゲームは面白いっ!と思ったのですが、文章を作るのが難しい。

そこが難点です。

前回、いい忘れていたのですが、このゲームの原案を作ったのは、読者のシルバーさんです。

本当にありがとうございました。

そして、すいません。

そして、またしても全身筋肉痛。もう嫌だ。

つらい、辛すぎる。

でも、将来のためならいっくぞっ−。

さっき、足をつった黒狐でした。


黒狐の愚痴など聴きたい方はツイッターでっ!!!!!

最近、あまり更新してなかったので、どんどんつぶやいていきますっ!


感想、アドバイスなどお待ちしております。

誤字・脱字報告も出来ればお願いします。

評価の方もよろしくお願いしますっ!!!!!!!


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