第二十二話 限界
「ついに青が投票できるようになってしまいましたね」
「赤と青は15個。黄色はそれ以上。とりあえず、まだ問題は無い。大丈夫だ」
「本当に大丈夫なんですか?」
「ああ」
「大丈夫よ、希ちゃん。斗真はちゃんとやるやつだから」
「そうなんですか?じゃあ、私は斗真さんのこと信じます」
「信頼されてるよ斗真」
優里は斗真の耳元でつぶやいた。
「姉さん…何がしたいの……?」
「なんでもないよ〜」
「……?」
おれの思った通りならこの先の展開が見やすくなる。
でも俺たちが不利なのは変わらない。
でも負ける訳にはいかない。
『では五回目の投票が終わりましたので、結果を発表したいと思います。ただいまの投票の結果は………
青
赤
黄
ご覧のような結果になりました。そして次の投票は青の箱に投票する事が出来なくなりました。では5分の休憩となります』
そして投票六回目も四回目と同様に賢吾は黄色を上げてきた。
重さは次のようになった。
黄
青
赤
そして、七回目の運命の投票に入った。
賢吾は自分たちのチームを集めていた。
賢吾はソファーに深く腰をかけていた。
「今回は全て青に投票する」
「おいっ、最後の投票ができないじゃねーか」
トダがつっかかってきた。
「どうするんだよっ、逆転されたら」
「逆転?あり得ないでしょ。青のボックスにある玉は27個以上。黄のボックスにあるのは28個以上。青には最初の投票で6個、それから残り6回の玉をすべて入れたら42個。俺たちが今回、すべて青に投票したら負けるだろう。でも、4回目の投票の段階で15個。よって最終は最大39個しか入れられない」
そのときコニシには一つの疑問があった。
「でも、それだったらこっちも39個しか入れられないじゃない」
「いや、実はやつらは38個しか入れられないんだ」
「なぜ?」
「さっきの六回目の投票で俺たちが青のボックスに入れた玉の数はぜんぶで27個。その数は赤のボックスよりも多かった。ということは赤の玉は26個以下しか入れられない。そしてそこから、毎回毎回6個ずつ玉を赤のボックスに入れると最大で38個。俺たちに一個及ばないという訳だ」
「でも、もしかしたら最初の投票できなかったときに何個か赤のボックスに入れてたら……」
コニシは言った。
「その心配も無い。四回目のとき赤と青のボックスは15個。それからこっちに入れたら、自分たちが赤に投票する玉が減ってしまう。どちらにせよ、俺たちの勝利に変わりはない」
「そ、そうかっ!」
イシダは喜び始めた。
賢吾のチームは盛り上がった。
喜びあっていた。
賢吾は笑みを浮かべた。
そして七回目の投票はすべて終わった。
順番は、希、優里、イシダ、トダ、サタケ、コニシ、タマル、賢吾、斗真の順だった。
そして斗真は投票室から出てきた。
誰かが扉の前に立っていた。
それは賢吾の姿であった。
「斗真……俺の勝ちだ。そしてこのゲームを支配しているのは俺だっ!」
「どうかな?」
「んっ?」
「このゲームは少数派にも勝ち目がある」
「でも少ない方は圧倒的不利という状況は変わらないだろ?」
「結果を見てみたらどうだ?すぐにわかるさ。このゲームの結果が……」
「ふっ、面白い」
二人は画面を見た。
『では七回目の投票が終わりましたので、結果を発表したいと思います。ただいまの投票の結果は………
青
黄
赤
ご覧のような結果になりました。そして次の投票は青の箱に投票する事が出来なくなりました。では5分の休憩となります』
「よし、これで俺たちは勝利確定だっ!!!」
「やったーっ!!!」
賢吾のチームはさらに盛り上がった。
「ふっ、喜んでいるところ悪いんだが、このゲーム……俺たちの勝ちだっ!!!」
「な、なに言ってるんだよ」
「俺はいたって正常だ」
「どうみたって俺たちの勝ちだろ」
トダは斗真につっかかってきた。
「いや、俺たちの勝ちだ」
「どうしてそこまで言えるっ!?」
「あれっ、気づいてないのか?このゲームの必勝法ーーー」
斗真は笑みを浮かべた。
ちょこちょこ書くのはやはり駄目ですね。
アイデアがバンバン飛んでいく。
これからは一ゲームを完成させてから、投稿します。
もうすぐ、第三ゲームが終了する予定です。
わからないことがあれば、聞いてください。
これからもどんどん書いていこうと思いますので、応援よろしくお願いします!
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以上、黒狐でした!
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