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TRUTH  作者: 黒狐
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第十八話 ゲームスタート




 そうして俺はKRONOS第三回戦の集合場所へと来ていた。

 そこには建物など何もなかった。しかし、目の前には一台のバスが止まっていた。そして、そのバスの扉の両脇には仮面をかぶったKRONOSの関係者だと思われる人が立っていた。

「深見斗真様ですね?」

「はい」

「深見さーん」

 横から希の声が聞こえてきた。

 そうして俺たちは第三回戦の会場に向かうバスに乗り込んだ。バスに乗っているのは斗真と希だけだ。

 そしてバスは動き出した。

「深見さん、今回もよろしくお願いします」

「ああ」

「お姉さんは?」

「まだ来てない。あと、その深見さんっていうのやめた方がいいぞ」

「そ、そうですね。じゃあ、斗真さんって呼びます」

「……ああ」

 そして姉さんが現れた。

 するとバスは動き始めた。

 どうやらこれで全員らしい。

 そして、俺たちが乗っているバスは中に乗っている人がどこへ行っているのか確認出来ないような工夫がされていた。

 そうして俺たちは第三回戦の会場に足を踏み入れた。

 第三回戦の会場は、山奥の教会のような場所だった。今ではもう使われていなさそうだった。

 俺たちはその教会に入っていった。




 教会の中は普通の教会と全く違った。とても広く、中は第二回戦の時と似ていた。前には大きなテレビ画面。しかし、今回は大きなテーブルなどなかった。

 そしてそこには、第三回戦の参加者達がいた。

 金髪でサングラスをかけている。トダ ケンタ

 ヘッドホンを首から下げている。コニシ タケ

 化粧をしているギャル。サタケ レイカ

 本を読んでいるとてもまじめそうな。イシダ カツヤ

 カチューシャをしている女性。タマル シホ

 そして奥のソファーに座っている人物が一人いた。

「なっ!」

 その人物は……

「賢吾っ!!!」

 俺の兄である深見賢吾だった。

 姉さんはすぐに賢吾の元に駆け寄った。

「久しぶりだね姉さん。そして斗真も」

「賢吾。何もなかった?」

「別に何もないよ」

「なんで賢吾はこの大会に参加したの?」

 姉さんは賢吾のことがとても心配だったらしい。

『皆様、大変お待たせいたしました。これよりKRONOS第3回戦をはじめたいと思います』

 姉さんの話に割り込んできた。

 参加者の全員は前にあるテレビに注目をした。

 今回もKRONOSと書かれた画面から機械でいじっているような声が聞こえた。

『では第1回戦のゲームを発表しましょう。それは―――


『天国と地獄ゲーム』


『まず始めに3つのボックスがこの会場にあります。その3つのボックスは色は違いますが、中身は全く同じものになっております。そのボックスは右手に見える投票室に設置されています。では皆様、投票室にお入りください』

 全てのプレーヤーは投票室へと入った。その投票室には教会においてありそうな本がたくさん詰まっている本棚や木箱などのものが置かれていた。奥の真ん中には3つのボックスがあった。赤色。黄色。青色。その三色の大きなボックスが置いてあった。

『この投票室はゲーム中では一人ずつしか入る事が出来ません。そして一人がこの投票室に入れる時間は5分となります。ちなみに一回の投票時間は45分です。では皆様にはこのゲームのリハーサルを行っていただきます。目の前に置いてある自分の名前が書かれた玉をお持ちください』

 全員は自分の名前が書かれた玉を持った。

『では好きなボックスに玉をお入れください』

「ちょっと待って。壁の近くにある黒い箱って何?」

『それはダストボックスとなります。しかし、今は関係ないので後から説明させていただきます。では皆様、投票の方をお願いします』

 そうして俺たちは投票を終え、先ほどまでいた所に戻っていった。

『では結果を見てみましょう』


赤 4個

黄 3個

青 2個


『この時、一番玉が入った赤のボックスに入れたかたの負けになります。そして黄と青に入れたプレーヤーの勝利となります。しかし、今回はあくまでもリハーサルです。本番ではこの後に8回の投票を皆さんに行っていただきます。そして、その箱に入っているを皆様にお教えするのは最後の結果だけです。他は玉が多く入った順だけをお教えします。8回の投票は先ほどの投票やり方が少し変わります。二回目からの投票は投票する玉は二つとなります。その二つの玉はどう入れてもらっても変わりません。二つのボックスに入れる事や一つだけ入れる事、投票を拒否することも可能である。しかし、投票室には必ず入ってください。入らなかったプレーヤーは即失格となります。他にも投票の玉を持って外に出る事はできません。ちなみに先ほどありましたダストボックスは使わない玉を入れるものです。お分かりかとは思いますが、二回目からの投票は自分が最初に入れた玉のボックスより、他のボックスを投票する玉を多くするためのものとなります。そして最終的に投票された玉が一番多いボックスに投票されたかたは敗者となります。全員の一回の投票が終わりますとどのボックスがいちばん投票された玉が多いのかを発表させていただきます。ボックスの中身の玉の数は今回と違い発表いたしません。そして一番多くの玉が入ったボックスには次の投票で、そのボックスに投票する事が出来ません。もし、二つのボックスに同じ数の玉が入っていた場合は、二つとも次の投票でそのボックスに投票する事が出来ません。また、三つのボックスに同じ数が投票された場合、次からの投票では全てに投票する事が出来ます。投票された玉が一番多く入っていないボックスに最初に投票したプレーヤーは勝者となります。勝者には敗者がお支払いいただいた一億円の山分けという事になります。例えば、一人だけがこのゲームに勝てば八億円を手に入れる事ができます。もちろん敗者は一億円をお支払いいただきます。』

 会場は先ほどより緊張感が増した。

『ではこれよりゲームを開始いたします』

 そして、画面は45:00と書かれている画面に変わった。

 こうして第三回戦の幕は降りたのだった。






遅くなってすいません。

ストーリーの方がやっと完成いたしました。(ストーリーだけ!!!)

書く方も頑張っていきたいと思います。

これからもよろしくお願いします。

本当に忙しい事をご理解くださいwww

詳しい事はツイッターでつぶやきます!mixiでもつぶやきます!

ではまた一週間以内にっ!


感想、アドバイスなどお待ちしております。

誤字・脱字報告も出来ればお願いします。

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