第十四話 隠れていたもの
『宣言されたのはモウリ様、キツカワ様、コバヤカワ様、』
「やはりその三人」
コバヤワカが割り込んで言った。
「はははっ」
モウリたちは笑みを浮かべていた。
周りには暗かった。重い空気だった。
『フカミ様、ツキシロ様、フクヤマ様の6人です』
「・・・・・・ちょっと待って。今なんて?」
『では、もう一度いいます。宣言されたのはモウリ様、キツカワ様、コバヤカワ様、フカミ様、ツキシロ様、フクヤマ様の6人です』
「な、なぜだ!」
「そう、答えをわかっているのはお前達だけじゃないってことさ」
「ありえない。そんなことありえない!」
「いいや、あり得なくはないだろ。俺はモウリさんがチームを組んでいること、そしてモウリさんの策の事を知っていた」
モウリは他の二人を見た。
「お前達がばらしたのか!」
「違う、俺は何もしていない」
「俺もそんなことはしていない」
二人は慌てて否定をした。
「ああ、二人は何もしていない」
「じゃあ、どうしてだ!」
「同じ事だ。俺たちもチームを組んでいたんだ」
そしてツキシロさんとフクヤマさんは斗真の横に並んだ。
「実はフクヤマさんに誰がどの部屋に入るか探ってもらった。そして俺たちは、お前達がモウリさんの部屋に集まっていることを知って、繋がっている事を確信した。そして、僕たちは違う策に変更した。それがこの状況を作り出したわけだ」
「でもその三人全員が全てのチームに入っているわけじゃない」
「ああ、そういうことだな」
「だとしても俺たちはこの全員のカードを確認したんだ!間違っている訳がない。勝ちは確定しているんだ」
「そうだといいな」
「そうに決まっている!」
「こんなとこで言い争わずに、結果を見たらどうだ?それで全てが分かるだろう」
斗真は笑みを浮かべた。
「強がりやがって………」
『モウリ様、フカミ様。もう続けてもよろしいでしょうか?』
「ちっ!どうせ間違ってる」
「ああ」
『では結果を発表します。六人中三人の方々は見事正解を当てられました。そして、残りの3人は残念ながら不正解です。よって、3名が勝者となったので残りの皆さんは敗者となります』
そのときに周りは泣き叫んでいたり、悔しがっていたりした。
そう、宣言していない人の負けが決定したからである。
「ふっ、あははははははははは!!!やはりそうだ!おまえが間違っていたんだ!!!」
「そうだよな、俺たちは間違ってなんかいない」
キツカワも自分にそう言いかけた。
『ではその正解した3名を発表いたします。その3名は・・・・・・
沈黙がその空間に流れ込んだ。
どうも、黒狐です。
いつも通り12時くらいに更新しました!
タイトルを付けるのが大変になってきました。
これからタイトルはどうなるのか?
タイトルを省いてやろうかwww
いっそこの小説を投げ出してやろうかwww
さて、冗談もここまでにして、今回の話ですが、やっと斗真が動いてきました。
しかし、全員のカードを把握したモウリ達を倒せる事が出来るのか?
勝つのはどちらのチームなのか?
次回、お楽しみに!!!
PS、十二話から第何話の第が抜けてました。
すいません。
感想、アドバイスなどお待ちしております。
誤字・脱字報告も出来ればお願いします。
見つけた方には私の感謝の気持ちを差し上げますwww
言い換えれば何もありませんwww
では、次回で!