第十三話 響く声
休憩時間が終わった。
そしてプレーヤー全員は席についていた。
『では時間になりましたのでゲームを再開したいと思います。その前に抜いた番号がわかった方は1分以内に画面に移っている番号を選択してください』
そして1分が経過した。
『では時間となりましたので終了とさせていただきます。そして番号を選択された方が……いらっしゃいました』
「えっ!」
「うそっ!」
「なんで」
周りからは声が聞こえた。
バンッ
そしてモウリが立ち上がった。
「うははははははははははははははは。お前らって・・・・・・馬鹿じゃないの!はははははは」
「おまえが宣言したのか」
「何でわかったの?」
「俺だけじゃない」
「じゃあ・・・・・・他は?」
「「俺たちだ」」
その人物はキツカワとコバヤカワだった。
「何であんたが」
「どうしてだ」
「なんでっ!」
そして二人はモウリの横に並んだ。
「簡単だよ。俺たち、組んでいたんだよ」
「「「ははははははははははははははは」」」
「そ、それがどうした。お前らは・・・・・・どうやってわかったんだよ」
誰かが叫んだ。
「やっぱりおまえって馬鹿だな。おまえらにわかるように説明してやるよ。俺たちはゲームが始まる前にチームを組んだんだ」
「でもゲームの内容は知らされてなかったはずじゃ」
「はははははは。内容がわからなくてもチームを組めるだろ。こんだけの人数があれば6人くらいは勝者になると思っていた。だがあいにく3人だった。そして、俺たち3人はある作戦を思いついたんだ。俺たちの作戦は、一人で一チーム作ることだ。そうすれば全員の手札が簡単にわかるんだよ。丸分かりなんだよ!集めたデーターに全ての中で一つだけ数字がなかった。そのとき俺たちの勝ちは決まったんだよ!!!そうだ、俺は勝ったんだ!!!あはははははははははははははははは」
その言葉に戦意を無くした人や泣き始めた人がいた。
モウリの笑い声は部屋中に響き渡った。
『モウリ様、もうゲームを再開してもよろしいでしょうか?』
「ええどうぞ、どうせ勝ちは決まっているんですけどね」
『宣言されたのはモウリ様、キツカワ様、コバヤカワ様、』
「やはりその三人」
コバヤワカが割り込んで言った。
「はははっ」
モウリたちは笑みを浮かべていた。
黒狐です。
アニメ『カイジ 破壊編」では遂に一玉4000円のパチンコ台『沼』の攻略が開始されました!
ギャンブルのアニメでパチンコを出す発想力が凄いです。
僕もそんな才能があればなー。
映画も楽しみだなー。
『沼』が超かっこいい!!!
さて今回は、斗真たちがチームを組んだ事が凶と出ました。
これから斗真と希は、果たしてどうなるのか?
お楽しみに!