第十一話 ゲームスタート
『ではさっそく第二回戦のゲームを紹介しましょう。それは―――
『ディデュースゲーム』
『説明をする前に皆様、今から画面に表示される席に着席してください』
画面が変わった。僕は今の位置と間逆の位置だった。僕から右は、モウリ、ツキシロ、ヨコミゾ、キツカワ、フクヤマ、コバヤカワ、マツモト、ヒガシノだった。
そして全員が席についた。
『では説明をいたします。このゲームは1から10までの赤と黒のカードを使用します。そこから皆様に2枚カードをお配りいたします』
すると後ろの扉から出てきたスーツの人たちはプレーヤーに黒い封筒を配りだした。
『その封筒の中には2枚のカードが入っています。しかしその中にはある数字が一つありません。皆様にはそれを当てていただきます。もちろん今すぐに当ててもらうのではありません。ゲーム開始の1時間後に2枚のうち1枚を左のプレーヤーに渡していただきます。それを繰り返していき、抜けている数字がわかったときはカードを渡す前にディーラーに申告してください。申告をするのでしたら、カードを渡す前に手元にある1から10までの数字のボタンを押してもらいます。そしてその数字があっていればそのプレーヤーは勝者となります。間違っていた場合は敗者となります。ゲームから離脱したプレーヤーの手札は皆様に公開されます。なお、申告した数字は他のプレーヤーには伝えられません。このゲームでは三人の勝者が出たときは、ゲーム終了となります。その場合残っているプレーヤーは敗者となります。最後に注意事項あります。カードの交換、カードに傷や印を付ける行為は禁止となっています。あとこちらが暴力行為だと思われる行動をとったプレーヤーも敗者となります。皆様には部屋を1部屋ずつお貸しします。入り口の扉の横のほうに部屋があります。扉の前にはプレーヤーの皆さんの名前が書いていますのでその部屋をお使いください。このゲームの勝者には3億円を差し上げます。敗者には一億円をお支払いしてもらいます。よろしいですね』
周りからは少しざわついていた。
『ではゲームを始めたいと思います。では・・・・・・スタート』
前の画面はあと59分59秒に変わっていた。
そしてすべてのプレーヤーは一斉に動き出した。
俺はツキシロさんのそばに寄った。
「一つ作戦を思いついた。俺の部屋に来てくれ」
「わかりました」
そして俺たちも動き始めた。
プルプルプルプルッ
斗真の部屋の電話が鳴った。俺はその電話に出た。
「はい」
『もしもし。わしはモウリや。フカミさん、ちょっと協力してほしいことがあるんやけど、時間ええか?』
電話の主は関西弁のモウリさんであった。
「・・・・・・はい。多分チームを作るということでしょう」
『おおっ!さすがやな。こんな人にかけたのは、わしはラッキーやわ』
「でも、もう少し時間をくれますか?」
『何でや?』
「実はツキシロさんと大事な話をしている最中で……」
『・・・・・・・・・』
「安心してください。このゲームのことではありません。このゲームが始まる前にもめてしまいまして・・・・・・」
『なんや、そうなんか』
「でも大丈夫です。すぐに終わりますから」
『そ、そうか』
「では俺の部屋にはツキシロさんがいるので10分後くらいに俺の部屋にきてください。それまでには話をつけるんで」
『あんた、準備ええな。じゃあ10分後に行かしてもらいますわ』
そして電話が切れた。
俺は月城さんの方を見た。
「じゃあ、作戦開始だ」
どうも、黒狐です。
暑い……
さて、一つ愚痴を言ったところで今回の解説といきましょうwww
今回のゲームからこのゲームの真相に近づいていきます。
大学の方も将来に向けて走り出しました!
どっちも頑張っていこうと思います。
昨日、また新たなゲームが生まれたので、四回戦までは更新する事がほぼ確定しました!
では、また明日!
感想、アドバイスなどお待ちしております。
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