戦場での浮気を報道されている夫を信じて待つ妻のお話
「奥様、新聞が届いております」
王都のソルドバーシュ侯爵家のタウンハウス。侯爵家夫人カンパシエラの私室。執事は自らの主へと新聞を渡した。その手にはわずかな迷いがある。
主より先に新聞に目を通したりはしていない。だが紙面の一面に何が書かれているかは予想がついている。その記事が主を傷つけることを恐れているのだ。
カンパシエラは実に落ち着いた態度で新聞を受け取った。しっとりとしたプラチナブロンドの髪は乱れ一つなく滑らかで、美しい紫の瞳は揺らいでいない。カンパシエラが侯爵家に嫁いでからまだ数か月ほどしか経っていない。だがその落着いた物腰は、侯爵夫人と呼ぶに相応しいものだった。
そんな彼女も新聞の一面を目にすると、わずかに眉を寄せ、不快を露わにした。
今、このトゥインソルド王国は戦時下にある。新聞の一面を飾るのはその戦いの趨勢に関わるものだ。だが問題なのは、記事の中心とされている人物だ。
カンパシエラの夫、アーステルド・ソルドバーシュ。王国第三王女アインテレシア・トゥインソルド。この二人が仲良く手を取り合い、戦線を支えていると書かれている。
妻を持つ男が、年若い王女と仲睦まじくしているという記事が一面を飾っているのだ。
かつて、トゥインソルド王国の領内に魔王が現れた。激しい戦いの末、魔王は勇者によって打ち滅ぼされた。
それから50年余りの月日が過ぎた。勇者も天寿を全うしてこの世を去り、魔王との戦いもおとぎ話になりかけた頃。生き延びた魔王軍の幹部が、突如大規模な軍勢を組織し、このトゥインソルド王国に攻めてきた。
勇者は魔王に呼応して現れるものだ。勇者がいないこの時に、トゥインソルド王国は危機にさらされた。だが王国を守るのは勇者だけではない。代々伝わってきた二振りの魔剣がある。
大地の剣『大地の誇り』。その一撃は大地を割ると伝えられている剛剣だ。
大空の剣『大空の輝き』。その一撃は空を裂くと伝えられている細剣だ。
その二振りの魔剣はその強大さゆえに普段は封印されている。有事の際、女神の神託によって選ばれた者のみが扱うことができる。
元魔王軍幹部の侵略に対し、女神の神託がもたらされた。魔剣はその力を解き放つこととなった。
『大地の誇り』の担い手に選ばれたのは、アーステルド・ソルドバーシュ侯爵。燃えるような赤い髪に、情熱的な紅の瞳の精悍な男性だ。
『大空の輝き』の担い手に選ばれたのは、第三王女アインテレシア・トゥインソルド。金色の髪に緑の瞳の可憐な乙女だ。
二人は王国を守るべく、元魔王軍幹部の率いる軍に対して敢然と立ち向かった。
「奥様、どうか気に病まないでください。こうした新聞は大げさに書くものです」
執事はたまらず、侯爵夫人カンパシエラに声をかけた。
カンパシエラとアーステルドの二人が結婚して一か月もたたないうちに、元魔王軍幹部は戦争を仕掛けてきた。『大地の誇り』の担い手に選ばれたアーステルドはすぐに戦地に赴かなければならなかった。
王国に伝わる二振りの魔剣はそろってこそ真の力を発揮すると言われている。アーステルドは必然的に、『大空の輝き』の担い手、第三王女アインテレシアと肩を並べて戦うことになった。
二振りの魔剣の担い手には原則として男女一名ずつが選ばれる。過去の歴史において、担い手同士が結びつくことが多かった。そうした背景もあり、新聞は毎日のようにこの二人が仲睦まじく戦っていると伝えているのだ。
カンパシエラはまだ子宝を授かっていない。夫婦としての確かな関係を築く暇もなく離れ離れとなってしまった。そんな状態で第三王女と親密にしているとなれば、相当に不安になるはずだ。しかもアーステルドは便りをよこさない。予断を許さない状況とは言え、妻を安心させる手紙の一通程度、送ることはできないのだろうか。
開戦から3か月ほど過ぎた。その間、カンパシエラに動揺した様子は見られない。これまで執事はこの件について何か言うことはなかった。だが毎日のように新聞は熱愛報道をしている。さすがにカンパシエラも参ってきているだろうと思い、思わず声を上げたのだ。せめて愚痴ぐらいは聞いてやりたい……そうした心遣いから出た言葉だった。
執事の言葉を受けて、カンパシエラはふっと微笑みを見せた。
「わたしは夫のことを信じています。このような記事で気に病むことなどありません」
カンパシエラの言葉にはわずかな動揺すら感じられなかった。執事にはその落ち着きぶりが不可解だった。カンパシエラとアーステルドが夫婦として過ごしたのはあまりに短く、これほど揺るがない信頼を築けるとは思えなかったからだ。
「それよりも心配なのはあの方の身の安全です。魔剣の力があるとは言っても、戦争では何が起こるかわかりません……」
カンパシエラは不安を見せた。執事はハッとした。国内の戦意高揚を狙ってか、新聞の記事では王国軍が優勢としか伝えていない。だからこそアーステルドとアインテレシア王女の仲の良さを記事の一面に書いているのだ。
しかしこれは戦争だ。相手は元魔王軍幹部であり、敵軍の規模は王国軍と同等と聞く。勝敗の行方はどうなるかわからない。前線に立つアーステルドが無事に帰って来られる保証はないのだ。
色恋の不安を解消しようなどとはあまりに浅はかな考えだった。執事は考えを改めた。
「アーステルド様はきっと大丈夫です。魔剣があります。何より、奥様の送った護符が、きっと旦那様を守ります」
アーステルドが出征が決まるとカンパシエラは手ずから護符を作った。彼女の生家である伯爵家伝来の護符『信頼に基づく多大なる幸運』。三日をかけ寝る間も惜しんで作り上げられた護符は、素人目にも強大な加護の力が宿っていることがうかがえた。あの護符をつけている限り、アーステルドがたやすく命を散らすことはないと確信できるものだった。
「そうですね。あの方はきっと無事に帰ってくる。私たちのすべきことは、夫が安心して帰って来られるよう、この家を守ることです」
カンパシエラは当然のことのようにそう言い切った。
執事は姿勢を正した。侯爵家に嫁入りしてから日が浅く、まだまだ支えが必要だと思っていた。だがこのカンパシエラという女性は、侯爵家に相応しい器を持った女性だった。執事はすっかり感服した。
「心得違いをしておりました。申し訳ありません」
「そうかしこまることはありません。あなたの心遣い、うれしく思います。これからもわたしのことを、支えてくださいね」
それからも日々は過ぎていった。
一切の動揺を見せることもなく、侯爵家を支えるべくその手腕を振るった。執事はそんな女主人を支えるべく尽力するのだった。
元魔王軍幹部との戦争は一年にわたって繰り広げられた。最終的にはトゥインソルド王国の勝利で終わった。元魔王軍幹部は討ち取られ、魔物の軍勢は壊滅した。
しかしそれは痛みを伴う勝利だった。王国軍の騎士たちの犠牲は少ないものではなく、戦場となった国土も荒れた。だが、その中でもっとも大きな痛手と言えるのは、第三王女アインテレシア・トゥインソルドを失ったことだろう。『大空の輝き』の担い手だった彼女は、最後の決戦で命を散らしたのだ。
その悲報は国民を悲しませた。人々はアインテレシア王女のことを救国の乙女だと称えた。
「今、帰ったぞ!」
戦争が終わった二か月後。カンパシエラの夫、アーステルド・ソルドバーシュ侯爵は先触れもなく帰ってきた。
まだ王国軍の凱旋パレードが終わったばかりだ。戦後の処理はまだまだ残っている。当分は帰ってこられないものと見込まれていた。突然の帰還に執事を始めとした使用人たちは大いに慌てた。
「おかえりなさいませ、あなた。よくぞご無事で……」
カンパシエラは落ち着いた態度で迎えた。この一年、侯爵家を支えるべく務めてきた彼女には女主人としての貫禄が備わっていた。だがこの時ばかりは少し違った。その瞳に涙をたたえ出迎える彼女の姿には、触れれば折れてしまいそうな弱々しさがあった。
使用人たちは主人の帰還を祝う準備を大急ぎで進めようとしたが、それはアーステルドに止められた。
「今は一時的に帰ってきただけだ。すぐに軍に戻られねばならん。帰還祝いの宴はまた別の機会に頼む。今は妻と二人きりで話したい」
ただ妻と会うためだけに無理をして時間を作ってきたのだ。その愛情の深さは確かなものだ。やはり第三王女との熱愛報道などまやかしだったのだ。使用人たちは感極まった。応接間をすぐに準備して、二人きりで落ち着いて話せる場所にした。そして二人が心行くまで落ち着いて話せるよう、使用人たちは席を外した。
「まず礼を言わせてくれ! 君の送ってくれた『信頼に基づく多大なる幸運』はすごい効き目だった!」
二人きりになり、テーブルを挟んで席に着いた。話を始められるようになると、まずアーステルドは妻への礼を口にした。
懐から取り出したのは、首からかけた銀製のネックレス。その先には銀色の小さな板がある。そこにはびっしりと魔術文字が刻まれ、ほのかな燐光を放っている。
「矢も魔法も当たることはほとんどなかった! 不意打ちも難なくしのげた! あれほどの戦いを経て、一度も重傷を負うこともなかった! こんなにも幸運に恵まれた戦は初めてだ!」
「これはわたしが手ずから作った護符です。わずかなりともお役に立てたのなら、この上ない喜びです」
カンパシエラははにかむように微笑んだ。
アーステルドも笑顔を浮かべた。二人の間に温かな空気が流れた。
しかしそれも一時のこと。アーステルドは笑顔から一転、顔を引き締めた。
そしていきなり頭を下げた。
「すまなかった!」
「あ、頭を上げてください! いったい何を謝るのですか?」
狼狽するカンパシエラを前に、アーステルドはゆっくりと顔を上げた。その表情は悲しみに満ちていた。
「私とアインテレシア王女について、新聞がどのように報じていたかは把握している。きっと君を不安にさせただろう。そのことを心の底から申し訳なく思っている。だが、信じて欲しい。アインテレシア王女との間で間違いは起きなかった」
「あなたを疑ったことなどありません。でもそれなら、便りの一つもよこしてくだされば……」
「アインテレシア王女との関係を否定する手紙を送ろうとしたが、戦意をくじく恐れがあると判断されて検閲を通らなかった」
「そうだったのですね……」
カンパシエラも手紙が一通も来ないのは妙だと考えていた。新聞で王女との仲が親密と報道することで人々は盛り上がっている。そこに当人が否定する手紙を送っては、国内に混乱を生じさせる。そうした理由から手紙は届かなかったのだ。
「ではあの新聞記事は何もかもがデタラメだったのですね」
カンパシエラは安堵の息を吐いた。しかし、アーステルドは頭を振った。
「いや、そうではない。私の方からアインテレシア王女に手を出すことはなかった。だが、彼女の方は違ったのだ」
「それはどういうことなのでしょう」
「アインテレシア王女は魔剣に選ばれたことで舞い上がっていた。伝説の英雄になれると浮かれていた。そして過去の英雄と同じように、自分もまた魔剣の担い手と結ばれるべきだと思い込み、言い寄ってきたのだ!」
アーステルドは苛立たし気にテーブルを叩いた。
確かに新聞記事はいろいろなことを盛っていた。アーステルド侯爵とアインテレシア王女は熱愛状態にあると書いていた。熱愛というのは半分だけは当たりだったのだ。アインテレシア王女は一方的に片思いを募らせていたのだ。
「婚約期間中、君とはごく普通の付き合いをしていた。結婚してからわずか一か月で戦争に出向かなければならなくなった。だからアインテレシア王女は私たちの中が浅いものだと思い込んだのだ。彼女は自分こそが私の伴侶に相応しいなどと言ってきたのだ……!」
「そんなことが……」
「相手は仮にも王族だ。それに、魔剣の担い手があまり不仲にしていては前線の士気に関わる。だから強く拒むことはできなかった。ある程度は調子を合わせるしかなかった。それで記者どもにあんな記事を書く口実を与えてしまった。そのことが悔やまれてならないのだ……!」
そう言ってアーステルドは目頭を押さえた。思い悩む夫に対し、カンパシエラは優しく声をかけた。
「アインテレシア王女は、お若くお美しい方でした。その可憐さは国内のみならず周辺諸国で評判となるほどでした。そんな女性から言い寄られ、断れない状況にありながら、それでもあなたは浮気をすることはなかったのでしょう?」
「ああ、もちろんだ! 自分から手を触れたことなど一度もない!」
「それなら何の不満もありません。どうかお気になさらないでください」
カンパシエラの言葉を受けて、アーステルドはどこか寂し気に微笑んだ。
「君は優しい人だな。だがそれでも、私は自分が許せない。あの女はもっと早く始末すべきだった」
「始末、ですって……?」
不穏当な言葉が出てきてカンパシエラは息を呑んだ。
「ああそうだ。アインテレシア王女の死は戦争による偶発的なものではない。私が意図的に仕組んだのだ」
アーステルドは断言した。カンパシエラがあまりのことに絶句する中、彼は言葉を続けた。
「戦場において、常にアインテレシア王女をサポートするようにしてきた。彼女は魔剣の担い手だったが、剣の腕は未熟な上に、魔剣の力に酔っていた。補ってやらなければ危ない状態だったのだ。それを逆手に取った。最終決戦の混乱に乗じて彼女を孤立させた。いかに魔剣が強くても隙だらけの王女のことだ。そうすれば戦死はするのは当然のことだったのだ」
戦場という状況を利用した、意図的な第三王女の謀殺。それが本当のことなら、貴族としてやるべきことは決まっている。その罪を王家に伝え、然るべき裁判を経た後、罪を償うことだ。
だがこの時、カンパシエラはその真偽を問うより先に別のことについて問いかけた。
「なぜそこまでのことをしたのですか? あなたは誘惑に屈しなかったと言いました。命を奪う必要はなかったはずです」
アーステルドはテーブルを強く叩いた。頑丈なテーブルにひびが入ると思わせるほど怒りのこもった拳だった。
「アインテレシア王女は、王家の立場を盾として、あの状況を利用して、私を篭絡しようとした! それはカンパシエラ、私たちの間にある愛を踏みにじるということだ! 許せるはずがない、生かしておけるはずがない! だから謀殺したのだ!」
アーステルドの赤い瞳が燃えていた。第三王女を謀殺しながら、彼には後ろめたさというものがない。怒りだ。燃え滾る怒りだけがあった。
その熱い瞳に見つめられ、カンパシエラは顔を覆いわっと泣き出した。
「どうして泣くのだ? 私たちの間に立ちふさがる障害を排除しただけのことだ。戦場は混乱していた。あれが謀殺などと疑う者はいない。泣く必要などないのだ」
カンパシエラは夫の犯した罪の重さに泣いているに違いない。そう察したアーステルドだったが、カンパシエラは首を左右に振った。
「違います……違うんです……わたしは、そこまでの愛を受け取る資格などないのです!」
「何を言っているんだ? この世で私が愛するのは君一人。資格など関係ない」
カンパシエラは涙をぬぐい夫を見つめると、物憂げに語り始めた。
「貴方に渡した護符『信頼に基づく多大なる幸運』には、強力な加護と引き換えに凶悪な呪いが仕込まれていたのです」
「あれほどの幸運、ただの護符ではないと思っていたが……いったいどんな呪いがあるというのだ?」
「あなたが不義を働いたとき、むごたらしい死を迎えるという呪いです。あなたが戦死しても、浮気しても、わたしは生きていけません。その時は自分の命を断つ……その覚悟でお渡しした護符だったんです」
驚き、アーステルドは護符を見た。淡く輝いていた護符は光を失い、中央に亀裂が入った。
「これはいったい……」
「呪いは秘密にしておかねばならないものでした。知られた時点で、護符は力を失います」
愛する者に強力な加護をもたらす。だがその愛を裏切ったとき、着用者にむごたらしい死をもたらす。護符の着用者にそのことは決して知らせない。それはそういう護符だったのだ。
「貴方のことを信じていました。でも戦場という極限の状況では、男性は過ちを犯すとも聞いていました。わたしは怖かった。あなたの愛を失うのが恐ろしくてたまらなかった! だから『信頼に基づく多大なる幸運』を作り、あなたの元へ送ったのです!」
カンパシエラはアーステルドのことを信じていた。だが戦場で必ず生き残るという保証はない。それに戦場において男女の間違いを犯す可能性はある。それらの不安に耐えきれず、カンパシエラは『信頼に基づく多大なる幸運』を作り、夫に送ったのだ。
アーステルドが生きていることが浮気をしていないことの証明だった。だから新聞記事がいくら熱愛記事を書こうとも心乱されることはなかった。そしてもし、アーステルドが死ねば、自分もまた後を追うことを決めていた。その覚悟が、侯爵夫人にふさわしい品格をカンパシエラに与えていたのだ。
「貴方は美しい王女の誘惑を断ち切り、愛を示してくださった! それなのにわたしときたら、嫉妬深くあさましい思いを抱えてあんな護符を作って……あなたの愛を受け取る資格などありません!」
アーステルドは妻を裏切らなかった。言い寄ってきた女を亡き者にするほどに深い愛を有していた。そんな彼を前に、カンパシエラは自らの行いを恥じたのだ。これほどまでの苛烈な愛を前に、自分はふさわしくないと思ったのだ。
そんなカンパシエラの告白を受け、しかし、アーステルドは微笑んだ。
「いいや、君には愛を受け取る資格がある。愛する夫を誰にも渡さないと決め、もし裏切られることがあるなら自らの死を選ぶ……そこまでの覚悟をした君を、愛さずにいられるものか」
アーステルドはまっすぐにカンパシエラのことを見つめていた。その瞳にはひとかけらの嘘もごまかしもない。真摯なまなざしだった。
「こんな嫉妬深い女のことを、愛してくださるというのですか?」
カンパシエラは信じられないと言ったように問いかけた。
「君の方こそ、第三王女を謀殺した男を愛してくれるのかい?」
アーステルドはいたずらっぽくほほ笑みながら、そんな問いを返した。
二人は席を立った。そして引き寄せられるようにお互いを抱きしめあった。
「愛しています。世界の誰よりも」
「愛している。他の何を犠牲にしても、君のことは手放さない」
二人は唇を重ねあわせた。お互いを確かめるように、熱く深いキスを交わした。
この夫婦は異常である。
夫は浮気を持ち掛けてきた第三王女を謀殺した。妻は夫を殺しかねない呪いをかけた。お互いが何をしたかを明かしたというのにその罪を問わず、否定すらしなかった。その愛は揺らぐことなく、むしろより強く結びついた。
婚約期間中の関係は普通であり、結婚してから日が浅かった。それでも、愛の深さは時間で決まるものではないし、外から見てわかることでもない。深く愛し合う二人を引き離そうとすれば、不幸に見舞われるのは当然のことだ。アインテレシア王女は二人の仲を見誤った。それが彼女の死因だったのだ。
終わり
戦場で浮気をして帰ってくる夫という作品をいくつか見かけて自分でも書いてみようと思いました。
いろいろ話を練るうちに浮気しないことになってしまいました。
相変わらずお話づくりはままなりません。
前の投稿から時間が空いてしまいました。
ネタ切れと仕事によるものです。
こちらもどうにもままなりません。




