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短編集

アサシン少女と敵国兵士

掲載日:2026/01/25

「はぁ、はぁ……助けてください兵士さん!!」

「子供? 隊長この子を保護してもよろしいでしょうか?」

「聞くまでもない、保護するんだ。子供を一人にさせるわけにはいかないだろ」

「ありがとうございます兵士さん」

僕は兵士さんたちの国で保護してもらうことになった。


ここまでは作戦通りです先生

「助けてくれた兵士さんはどうして戦争なんてしてるの?」

「大切な人守りたい、それと……この戦争の先に平和が訪れると信じているから……かな?」

僕の問いに対しての答えは僕には到底理解できないものだった。

「そうなんだ、兵士さん教えてくれてありがとう」

兵士さんの馬に一緒に乗ってもらい僕たちは、帝都に向かって駆けている。

「へえ、ここが帝都……戦時中なのを感じさせないくらい凄い綺麗」

圧倒され目を輝かせてしまった僕は自らの使命を思い出す


回想

「今回の任務も当然死人が出るだろうが、成功すれば終戦に近づく死を恐れず心してかかれ!!」

一同「お任せください先生!!」

「ラフィーネには特別な任務を任せたい」

「僕に任せてよ先生」

「ラフィーネ、君には皇帝の暗殺任務を任せたい。先生が一番信頼してるラフィーネにしか任せられない任務なんだ」

「僕が先生の一番……必ず成功させてみせます先生!!」

回想終わり


僕には皇帝を暗殺する任務がある。

だから楽しんだらダメなのに

「兵士さん、兵士さんあの食べ物何!?」

「これか? これはたこ焼きって言うんだよ」

「たこ焼き……食べてみたい」

「店主、たこ焼き二つください」

この兵士が私を楽しませてくる。


こんな温かい気持ち知らない。なにこれ、なにこれ……これじゃあ剣が鈍っちゃう。

だったら鈍る前に、殺しに行くしかない!!

先生の信頼を失ったら僕たちの命はないのだから。

「兵士さんありがと、バイバイ」

「ちょっと、どこに行くんだい!?」

「あの身のこなしは……まさか!!」


追手が来たってことはバレちゃったのかな?

だけど僕がやることは変わらない!!

僕は城に乗り込むために速度を上げた。


スタタタ

パリン!!

「貴様、我をだ……」

スパッ

バタン

「任務完了。あとは先生に報告するだけ」

このモヤモヤが晴れない。

マズい、人が来た。

「皇帝陛下を君が殺したのか?」

「見れば分かるでしょ兵士さん」

兵士さんを見た僕のモヤモヤは余計に強くなった。

「無理なことは分かってるけど、お願いだから来ないで兵士さん」

「君がしたことは国家を崩壊させること、だけど聞いてもいいかい、どうして君がこんなことをしたのかを」

先生にバレたら殺されるのを知っていたのに、僕は話してしまった。

「そうか……だったらその剣を渡してくれる? 君を逃すためだから、お願い」

「ダメ、渡さない。渡した結果兵士さんが僕を逃がしてくれる保証がない」

「……そうだよね。君とは出会ったばっかりだし、これでも信じてくれないかな?」

兵士さんは自らの右手と右足を切断した。

「なにしてんの!?」

「これなら俺は君には勝てないし追いつけない。だから渡して……君の罪は俺が……被るか……ら」

兵士さんが倒れたのを見た時の僕の行動は今までに想像も出来ないようなものだった。

なぜなら兵士さんを止血して背負って逃げていたからだ。


帝都の門を越えたころ、兵士さんが目を覚ました。

「早く俺をあの場所へ戻してくれ、じゃないと君が殺されてしまう」

「戻さない……というか戻したくない!!」

「どうして?」

「分からないけど、僕が死ぬより兵士さんが死ぬほうが嫌なんだ!!」

「そういえば君の名前聞いてなかったね。俺はアデル、君は?」

「僕はシャラ、さっき見た通り殺し屋」

「今更だけど変な質問していいかい、シャラちゃん」

「いいよアデルさん」

「四年前に会わなかった? トキヤス村で」

「四年前まで住んでたことはあるけど、あまり記憶がないんだよね」

「トキヤス村でよく遊んだ子に似てたから」

「……もしかして、アー兄? いやでもそんな偶然あるわけないよね」

「懐かしい」

だからなのかな、死んでほしくないって思ったのも温かい気持ちになったのも……だったらなおさら死なせるわけにはいかない!!

「速度上げるよ、アー兄!!」


僕が向かったのは先生のところではなく、僕たちの故郷だった場所トキヤス村跡地だ。

人がいなくなった結果、誰もいなくなっちゃった。

「ここならあまり人が来ないはず」

「シャラちゃん、あそこ誰かいる」

僕の家だった場所には馬車と怪我をした人がいた。


「傷薬なら馬車にあります。男の人に使ってください」

「お気遣い感謝いたします」

「お互い少しでも治せるようにいたしましょう」

「僕は二人を護るね」


この物語は戦争の黒幕である先生を倒し、何の因果か怪我人が集まるトキヤス村跡地を復興させる物語である。



おしまい


見つけて読んでいただきありがとうございます!!

突然降ってきた話です

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