4話 名付けて!Big・Donut(ビッグ・ドーナツ)
「いい考えって何?」
ブルバドはポケットからスマホを取りだした。
「これ、使い方がイマイチよく分からんが、これで地球人は連絡を取りあうようだな。携帯ショップの店員を洗脳させて手に入れたものだが…まあいい、これで連絡を取り合おう。離れた場所でも連携が取れるだろう。」
「いいねえ〜めぐみちゃん〜俺とも連絡先交換しようよ〜。」
「御琉土、あんた…私の能力で身体を全て輪っかにしてやろうか??」
「ち、ちょっとめぐみちゃん!そんな怖いこと言わないで!それによォ。もう悪さしないからさ。暴走状態だって解除されてるしさ。それにさ…」
「何さ。」
「こんなに可愛い女の子が危険な目に会うかもしれないんだよ〜!俺、放って置けない!めぐみちゃんを守…」
「キモイ!守ろうとしてくれてるのはありがたいけど、可愛い女の子が〜のくだりはさすがに要らない!本当に輪っかにしてやろうか?」
「わかった、わかったよォ。めぐみちゃん」
そうこうしているうちに一通り連絡先を交換し合った3人。ブルバドが口を開く。
「能力…そういや羽羅ちゃん。能力の名前なんだが、決めてあるか?決めておくと、念じる時に便利だぞ。能力を発動しやすくなる。」
「名前?そういえば決めてなかったな…何にしよう?」
「はいはい!俺考えた!ちょーカッケェ名前!!とっておきの!!!えーっと、アルティメットスーp…」
「御琉土、あんたは黙って。どうせろくでもない厨二病な名前にしてあるんでしょ。私そんなの嫌だから。」
勝手にダサい厨二病な能力名を決められそうになった私は御琉土の意見を一蹴。
「まあ、今日の夜のうちに考えておくよ。じゃあね。」
「ああ。」
「またねー!めぐみちゃん!俺、君のこと守るからさ。」
「キモ。」
そして帰宅後…
「はあ…今日は色々あったな。」
思い返してみると今日は散々どころではないくらい酷い1日だった。
受験勉強をしに図書館へ行くと、怪しい本を発見、その本を読んだら謎の能力を得る、それからチャラ男に襲われて、そして異星人だの戦争だの…あー。もうよく分からないよ。受験勉強どころじゃない。
宇宙スケールのヤバい出来事に巻き込まれちゃったよ。
「あの能力。確かに強力だった。御琉土のあのなんでも消し炭にする能力もヤバいけどアイツを圧倒できるほどの力だった。上手いこと応用したらそこそこ戦えるのでは?邪悪な魔術師とやらが怖いけど。」
まあ良い。考えても仕方がない。疲れたから今日は寝よう。そう思った私は布団に入る。
「あ、そういえば名前、名前はどうしようか。」
図書館で輪っかにしたシャーペンを思い浮かべる。
「あのシャーペン、ドーナツみたいに……Big・Donutふふ、案外良いかも」
私は、その晩、ぐっすりと熟睡したのであった。
続く。
キャラ紹介その3
御琉土 乱朱
大学生。誕生日3月12日 血液型B型。
金髪のチャラ男。意外とイケメン。パチンコが趣味でよく金関係で大学の同級生とトラブルを起こしている。女好きで色んな女性にナンパをしているも、ことごとく振られる。未だに厨二病を拗らせている。




