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歓迎会?と言う名の飲み会

今回は飲み会です。ちゃんと飲み会出来たら良いなぁ…

さて、今日の俺はご機嫌である。何故なら給金が入ったから!しかし、ここは豪遊なんかせずに節約しながら使おう…しかし、腹が減ったな食堂に行くか外に行くか悩むな…よし、厨房を覗いて何も無ければ外に行こう。そうやって食堂へ向かって居ると…


「あ、玄助みーっけ!」


「うお!全く…後ろから突然声をかけるなよ…ビックリするだろ。」


「じゃあどうすれば良いのよ?」


「う、それは…まぁとにかくもうちょい声の音量は落としてくれ…」


「分かったわよー」


「それで何か俺に用事か?」


「あ、そうだったわ。今日の夜、玄助の歓迎会するから覚えててね?」


「歓迎会?いやいや、俺は歓迎会なんて…」


「まぁみんな何かにこじつけて飲みたいだけよ。まぁ私もだけどねー」


カラカラと笑う雪蓮…原作通りの飲んべえだ…


「分かったけど…何か持っていったりした方が良いか?酒とか」


「そうねー…みんな各々でお酒を持って来るから玄助も持ってきて貰えると嬉しいわね」


「分かった。場所はどこでやるんだ?」


「城下に大きな酒家があるの。すぐ分かるわよ?分からなければ人に聞けば良いし。」


「大きな酒家だな?分かった」


「それじゃ伝えたからね?遅刻は厳禁よー?」


「ああ、分かった」


さて、飲み会か…しかも酒を持ち寄っての飲み会。コレは俺のセンスが試されるが…如何せんこの世界の酒なんて知らんし、他のメンバーもとっておきの酒を持って来るだろう…うぅむ…何を持って行こう…珍しくて美味い酒…。あ、そうだ、KAMIZONがあるじゃないか。日本で手に入る酒ならみんな喜んでくれそうだ。いくつか出して見るか…


「んじゃ、部屋でKAMIZON使って酒の用意でもしますかねー…」


そうして、自室に戻ってきてKAMIZONで酒を漁ること数十分…


「えーと…キツイのが好きな人も居るだろうし…まずはウイスキー、ラム、あとは…ビールもあった方が良いか?あー、でもウイスキーとか飲むならストレートやロックが苦手な人も居そうだし…割り材でコーラも用意しとこう。ロック用の氷は酒家に到着してから出すか…」


かくして、いざ行かん、飲み会という名の飲み会へ


「えーっと大きな酒家…は…お、アレかな?ごめんくださいー」


「はい、いらっしゃいませ!」


おお、威勢のいい店主さんだろうか。説明すると…


「ああ、皆さんなら到着されておりますよ。ご案内しますね。」


合ってたみたいだな。良かった…しかし、もうみんな集まってるのか、まだ夜と言うか夕方だぞ?


「あら、玄助、遅かったわねー」


「遅刻はしてないだろー。夜って約束だ。今は夕方、充分間に合ってるぞ?」


「もう、みんなが集まってるんだから遅刻よー?」


「なんじゃその理論は!」


「それで?玄助は何か良いお酒、準備出来た?」


「ああ、もちろん。ふふ、驚くなよ?天の酒だ」


「「天のお酒!(じゃと!)」」


おお、雪蓮と祭さんが食いついたな。確かこの2人、原作でも酒好きだったよな…


「アレ?そう言えば炎蓮さんは?」


「ああ、母様ならアッチの卓でもう飲んでるわよ?」


「気が早いな…まぁ炎蓮さんらしくていいけど…」


「それで?天の国のお酒ってどんなの?飲みたいー」


やっぱり興味津々か…


「分かった分かった…ホレ。」


いくつかの酒瓶をカバンから取り出しテーブルに置く


「見た事無い色のお酒ねー…茶色のが多いわねー」


「コレは少しアルコール…酒精が強いヤツだな。お酒が強く無い人の為に割り材も持ってきた。」


「お酒を割るの?変わった飲み方をするのねぇ…」


「雪蓮と祭さんには…このウイスキーのストレートか、ロックだなぁ…」


「ストレート?ロック?」


「ああ、ストレートは何も入れない飲み方でロックは氷を入れて飲む飲み方だな」


「氷ってこの時期氷なんて無いわよ?どうするの?」


「ちゃんと準備してるさ」


「え?玄助、氷も持ってるの?」


「ああ、もちろん。酒を飲むなら色々な飲み方をして欲しいからな。」


「楽しみねー!それじゃみんな、乾杯しましょ!」


各々、酒を盃に注ぎ、乾杯する。俺はグラスだ。


「ングング…ぷはぁ…ビールが沁みるぅ…美味ぁ…」


「なぁ三船、その酒はなんて名前の酒なんだ?黄金色に似ているが…」


「ああ、コレはビールって言ってね、麦芽から作られる俺の国では最もポピュラー…えーっと有名なお酒かな。酒精もそんなに強く無いし、飲みごたえもあるし、人気のお酒だね」


珍しい、冥琳が酒の話しをするなんて…しかし、なんか嬉しいな…


「ふむ…私も少し貰っても良いか?」


「もちろん。ほら。あ、でも飲んだ時に違和感があるかも、炭酸だし…口の中がシュワシュワ、パチパチするよ」


「ふむ…試してみるか。ん、ごく…」


「どう?」


1口ビールを飲んだ冥琳に感想を聞く


「コレは…清涼感があるな。それに苦味、しかしその中に旨味もある。コレは美味いな…」


「おお、良かった…。ところで他の人たちは…うわぁめっちゃ飲んでる…」


「ふふ、炎蓮様がお飲みになるからな。それに続けと皆飲むのさ。まぁ炎蓮様と合わせて飲むと潰れるがな。」


「そんなにか…。しかし…酒を飲んでると俺はタバコが欲しくなるな…」


「タバコとはいつもお前が吸ってるモノか?」


「そそ、タバコとお酒って合うんだよねー…どれ、一服。」


そう言ってポケットからタバコを取り出し一服する。肺腑の奥までタバコの煙が染み込む感覚を楽しむ。


「ふむ…そんなにタバコというモノは美味いのか?」


「俺的には美味いよ?まぁ周りの人は煙たいと思うけど…」


「少し匂いはあるが、煙たい感じはしないな。」


「そう?でも出来るだけそっちに煙が行かないようにするよ。」


「そうか、なぁ三船、そのタバコを売ると言うのは本当か?」


「うん。考えてはいるけど…まだ炎蓮さんに言えて無いし…売るにしても何処で売れば良いのか分からないし…」


「ふむ…なるほどな…ならば私の方からも炎蓮様に口添えしておこう。」


「おお、それは助かる!」


コレでタバコが売れれば…小遣い稼ぎ…いや本業に出来るかもな…


「しかし、みんな飲みすぎじゃないか?」


「確かにそうだな…炎蓮様、そろそろお開きにした方が宜しいかと…」


「ンだぁ?こんなモン飲んだウチに入らねぇよ。」


「でも炎蓮さん、俺が来る前から飲んでるんでしょ?明日に差し支えるよ?仕事もあるし…」


「ったく、オレは飲み足りねぇが…おいテメェらこここら辺でお開きだ。帰るぞ。」


炎蓮さんがそう言うとみんながぶつくさ言いながら帰り支度をする


「炎蓮さん、歓迎会を開いて頂きありがとうございます。孫呉発展の為に努力することを違います。」


「おいおい、酒の席で何堅苦しいこと言ってんだ。お前はお前の出来る範囲で頑張れば良いんだよ。あと、天の国の酒、美味かったゼ。それじゃ、精進しろよ玄助。」


肩をポンポンと叩かれ、そのまま飲み会はお開きとなった。しかし、この後から度々、飲んべえ達から天の酒を所望されるのであった。





炎蓮さんが難し過ぎる!口調の書き分けとか、もっと炎蓮さんの味を出したいんですが…もっと精進しなくては…

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