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秘密のお勉強?

亞莎ルートです。

「うー…厠、厠…」


深夜、厠に向かっていると…亞莎の部屋の扉の隙間から光が漏れているのに気付く。


「ん?亞莎、まだ起きてるのか?いや、まずは厠だ…」


そうして用を足し、自室へ戻る帰り道、やはり、亞莎の部屋から光が漏れている。


「うーん…亞莎のやつ…まだ起きてるのか?でも、光があるってことは何かしてるってことだよな…?」


ふむ…一声かけてみるか。


「亞莎ー…。おーい。」


ふむ…返事が無い。まさか、寝落ちしてる?そうなると、明かりが付いてることになる。この時代の明かりと言ったら火だ。火事になったら大変だ。寝落ちしている可能性を含め、もしものことがあってはいけないので、亞莎の断りなく部屋に入ることにした。


「お邪魔しまーす…って、なんだ亞莎、起きてるじゃないか。」


「ふぇ?えぇ!?げ、玄助さま!?」


「亞莎…!シーっ!静かに。」


「あ、申し訳ありません…」


「亞莎?こんな夜遅くまで何してるんだ?」


「えっと…その勉強を…」


「勉強?こんな遅くに?」


「はい。昼間はお役目がありますし、これから冥琳様や穏様のお手伝いが出来るようにと、勉強をしていました…」


「はぁ…。勉強熱心なのは良いけど、少しは休むんだよ?無茶してお役目に集中出来なかったとか、目も当てられないよ?」


「うぅ…申し訳ありません。」


「まあ、勉強する分には良いと思うけど…。しかし、1人で勉強してたらやめ時が分からなくなりそうだな…。よし、亞莎、俺も勉強に付き合うよ。」


「えぇ!?げ、玄助さまと一緒にお勉強ですか?」


「ダメだったかな?ちょうど俺も冥琳や雷火さんからそろそろ読み書きが出来るように勉強しろって言われてたし、ちょうど良いかなーと思ったんだけど…」


「わ、私は問題ありませんが…しかし、玄助さまは眠くなったり…」


「あーそれは大丈夫。元々、睡眠時間は短い方だし。夜更かしくらい大丈夫だよ。」


「で、では、あの…よろしくお願いします…」


「おう。んじゃ亞莎は今日は休みな?また明日来るから。」


「は、はい。」


そうして、亞莎の部屋を出る。しかし、深夜まで勉強か…亞莎のことだ、勉強熱心なのは良いが、集中しすぎて寝不足になりそうだ。そうならない為にも俺がブレーキ役として亞莎を止めないとな…。


そして、翌日の深夜。俺は勉強道具を抱えて、亞莎の部屋を訪ねた。


「亞莎ー?来たよー?」


「あ、はい。ど、どうぞ…」


「ありがと、お邪魔しまーす。」


「玄助さま?あのお勉強…するんですよね…?」


「へ?うん。そうだよ?」


「それにしては、荷物が少ないような気がします…。」


「ああ…なるほど、コレが俺の勉強道具だよ。」


そう俺が持って行ったのは、ノートにペン。そしてお手本となる読み書きの基礎の書かれた本。それだけだ。


「やっぱり使い慣れたのが良いからね…。こっちの紙に書いて、こっちが筆みたいなモンかな。どっちも天の国のモノだね」


「竹簡ではなく紙を使って、硯の必要ない筆…げ、玄助さま、それはお高いのでは?」


「ん?案外、安いよ?」


「ふえぇ…」


信じられないといった様子だ。そりゃそうか…紙は貴重だし、墨の要らない筆なんてコッチの世界では夢のような話しだ。


「さて、亞莎。勉強しよう?」


「あ、はい。」


そうして2人して机に向かう…カリカリ、ペラ…。カリカリ…、シュル…カラカラ…、と各々、筆とペンを走らせる音を立てながら勉強に励むこと約2時間…


「ふぅ…。んー…疲れたぁ…」


「そうですね…少し休憩にしましょう。」


「賛成。亞莎、ノド渇いてない?」


「喉ですか?確かに少し…」


「んじゃ、ほい、差し入れ。」


と、言って渡したのは紙パックに入った甘めのカフェオレ。


「えぇ、宜しいんですか?」


「もちろん、亞莎の部屋にお邪魔してるんだし、差し入れくらいあげないと。」


「ですが…」


「遠慮なくどうぞー。茶器に出して飲むと良いかもね。俺はちょっと一服してくるよ。」


そう言って部屋から出て、廊下で一服する。1本吸い終わり、携帯灰皿に吸殻を捨て、部屋に戻る。


「お待たせ。あともう少しだけ勉強して、今日は終わろう。」


「分かりました。では続きをしましょう。」


そうして、また机に向かう2人。


しかし、こうやって見ると亞莎って背が低いんだな…。明命と同じくらいか?雪蓮たちが約170くらいで、蓮華と思春が160くらい、亞莎と明命は155と言ったところか?180cmの俺からすれば小柄だ。コレで元武官なのだから、この世界に体格差は関係無いらしい…。と、ペンを走らせながら亞莎を観察し、そろそろ終わるか…と考える。


「よし、亞莎。ここまでにしよう。次は…3日後でどうかな?」


「は、はい。ではそれで…」


「うん。それじゃお邪魔しました。お休み亞莎。」


「あ、はい、お休みなさい。玄助さま。」


そうして亞莎と次の勉強会の約束をし、自室へ戻る…が、ふむ…眠気は無い…か。日本に居た時もこういう時はあった。眠気が来ない時は…。

チャリン。

トクトク…カラン…


「んく…。ぷは…。眠れない時はウイスキーのロックを1杯。タバコとゆっくり楽しむ。まぁたまの贅沢だ良いよね。」


そうして、お酒とタバコを嗜みながら眠気が来るのを待つのであった。

身長は勝手に予想しました。次はどうしたモンか…

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